講談社「コミックDAYS」を使ってみた。マンガ雑誌6誌読み放題サービスの感想

講談社の漫画雑誌6誌が月額定額で読み放題となる新サービス「コミックDAYS」。2/15のWEB版プレオープンを経て、3/1にアプリ版も含めて正式にサービスが開始されました。

コミックDAYS
コミックDAYS公式WEB!ヤンマガ・モーニング・アフタ・イブニング・Kiss・ビーラブ6誌の格安定期購読に加え、無料で読める毎日更新の名作やオリジナル連載も多数!

登録後、初月1ヶ月は無料で利用できるので、本リリースを機にコミックDAYSの利用を開始してみました。以下、その感想など。

なお、あくまでも個人の感想であることを前提にお読みください。またサービス内容は本記事作成以降、変更されている場合があります。

※2018年3月16日に一部内容を修正しました。

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コミックDAYSとは?

コミックDAYSの概要については、公式ブログに掲載されている岡田有希さんの漫画がわかりやすいです。

【6誌定期購読720円】コミックDAYSとは何なのか?【無料オリジナル連載多数】 - コミックDAYS-編集部ブログ-
いよいよ本日3月1日 マンガアプリ&WEB「コミックDAYS」が リリースしました! いや〜大変だったな〜・・・ ああ違うわ、ここからスタートか。 がんばります! というわけで、 「コミックDAYS」の楽しみ方をお伝えするべく そのサービス内容をわかりやすく擬人化してみました。 どうぞ!↓ ・・・・いかがでしたでしょう...

コミックDAYSのサービスを知らない方のためにかいつまんで説明すると、

  • プレミアム会員になると、講談社のマンガ雑誌6誌が月額料金で一部バックナンバー含め読み放題
  • プレミアムの月額料金は税込720円。また毎月最初にアクセスした時に200ポイントが付与される
  • パソコン(ブラウザ)とAndroidアプリ・iOSアプリで読める
  • ダウンロードではなくストリーミング
  • その他、マンガの単話もポイントで購入できる

というのが主な特徴。大きな軸としては、

  • 月額720円で雑誌6誌が読み放題
  • プレミアム登録しなくても単話購入が可能(雑誌とは別)

というものです。

プレミアム会員になると読める漫画雑誌は以下の通り。

  • ヤングマガジン(週刊・370円)
  • モーニング(週刊・350円)
  • アフタヌーン(月刊・700円)
  • イブニング(隔週刊・380円)
  • EKiss(月刊・550円)
  • BE・LOVE(隔週刊・460円)

価格は直近の紙書籍の価格を参考用に記載しました。また月刊誌は最新号含めて2誌、週刊誌は最新号含めて4誌まで、バックナンバーを読むことができます。

※隔週刊であるイブニングとBE・LOVEは記事作成時、読めるのは3誌まで、でした。

注意点

コミックDAYSの注意点、というか参考情報。

まず各雑誌の別冊・増刊的な雑誌は読み放題の対象外です。例えば「月刊ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」「モーニングツー」など。

また、電子書籍化を許可していない作家さんの漫画や、一部のグラビア記事・袋とじなども配信対象に含まれていません。漫画については現在は井上雄彦さんの「バガボンド」、山岸凉子さんの「レベレーション(啓示)」がそれにあたります。

コミックDAYSの使用感

それでは以下、コミックDAYSを実際に使用した感想です。使用した環境は以下の通りです。

  • パソコン(Windows10+Chromeブラウザ)
  • Android(Nexus7 2013+ASUS Zenfone 2 Laser)
  • iOS(iPod Touch 第6世代)

回線は光回線+Wifiです。なおAndroid端末及びiOS端末は決して最新のものではありませんが、他のマンガアプリの利用にはまったく問題が無いことを確認しているので、その前提で。

パソコン(PC)

パソコンでのコミックDAYS利用は、専用アプリではなくブラウザで行います。今回はChromeブラウザで閲覧しました。

漫画の閲覧は「株式会社はてな」が開発したビューワー「GigaViewer」で行います。このビューワーはコミックDAYS専用ではなく、これまでにも集英社「少年ジャンプ+」で導入実績のあるものです。

なので既におなじみ方もいるかもしれませんが、読み心地はいたってスムーズ。ページ送りの反応も良好です。また右下の「目次」ボタンをクリックすることで、読みたい漫画にダイレクトに遷移できるのは便利。

ただ不満点もいくつか。

一つは漫画の拡大ができないこと。一般的な漫画アプリでは拡大したい部分をダブルクリックやタップすることにより、ピンポイントで拡大できるのですが、「GigaViewer」ではそれは不可。小さい文字や細かいディテールなどを確認することができません。

またマウスホイールによるページ送りには非対応。マウスホイール対応のビューワーよりも、操作性が一段落ちます。

さらに全体の進捗状況をあらわすバー(プログレスバー?)を表示するためには、右下「移動」をクリックする必要があります。これも一般の漫画アプリとはやや操作感の異なるもの。

とはいえ、これらは画面の都合上(下の方にバックナンバーへのリンクなどが続いている)、仕方のない部分もあるのでしょう。ですがせめて「全画面」表示にした時のみ対応するなど、読み心地を追求して欲しかったところです。

Androidアプリ

次にAndroidアプリ。まずマイナスなのは、アプリ起動直後に「ログイン」が見当たらないところ。すでにPCでプレミアム会員に登録済みの状態でアプリを起動。その後にアプリのトップ画面でログインを探しましたが見当たらず。どこからログインしたら良いかわかりませんでした。

ログインするためには、画面の一番下にある「DAYS」「見つかる」「本棚」の3つから「本棚」をまず選びます。そこから、

  • 右上の人物アイコンをタップ
  • マイページの「アカウント」をタップ
  • アカウント情報の「ログインする」をタップ

でようやくログインすることができました。長いわ。どうしてトップ画面にログインボタンを表示していないのか、理解に苦しみます。

次に漫画の読み心地ですが、これが難あり。スワイプの反応がめちゃくちゃ悪く、ページ送りができません。

タブレット(Nexus7)の方は何とか読むことができますが、画面右下4分の1の反応が悪い時があり、スムーズに読めないことが。またスマホ(Zenfone)に至ってはスワイプがまるで反応せず、読むことを諦めました。

念のため書いておくと、他の漫画アプリはスムーズに動作するので、端末の問題ではないでしょう。

※3/16追記。スワイプによるページ送りについては、アップデートで改善されたようです。現在はタブレット・スマホとも問題なく読めます。

その他、タップ・ピンチアウトでピンポイントに拡大できるのは、他の漫画アプリ並でOK。ただし全体の進捗をあらわすバーが表示されず、移動は「目次」または「次の連載へ」「前の連載へ」といった漫画単位で行われます。これは慣れれば問題ないのかもしれませんが、やはり一般的な漫画アプリと挙動が異なるのは気になるところ。

iOSアプリ

続いてiOSアプリ。こちらもログインに関しては同様。今後の改善が待たれます。

漫画の読み心地については問題なし。Android版のような問題はありませんでした。ただし全体移動など漫画アプリとしての操作感は、Android版で書いたことと同様の点が気になります。

その他

そのほかにコミックDAYSで気になったこと。まずは単話買いの料金(ポイント)基準が不明瞭なこと。

例えば「冒険エレキテ島」ページ。有料の第2話は305ptですが、第3話は80pt、第4話は65ptと、閲覧に必要なポイント数にバラツキがあります。

これはおそらくページ数の違いによるものだと思われますが、一覧画面にページ数の表記が無いために必要ポイントの根拠を知ることができません。

漫画の価値は決してページ数で決まるものではありませんが、ユーザーが漫画購入を決める情報の一つでもあるので、ページ数の表記は実装して欲しいものです。

あとはヘルプページに決済方法と、ポイントの有効期限に関する内容を追記してくれると、これからコミックDAYSを利用したいという方の役に立つのでは、と思います。

ちなみにポイントの有効期限について、コミックDAYSのWebサイト『「特定商取引に関する法律」及び「資金決済に関する法律」に基づく表示』では

9.前払式支払手段の有効期間・有効期限
有料ポイントの有効期限は、本サイトでは発行から6カ月後までとなります。本アプリでは有効期限はありません。 但し「コミックDAYS」利用規約第10条に該当する場合には失効します。

と記載がありましたが、「本サイト」と「本アプリ」の違いが不明で、良くわかりませんでした。

まとめ

以上、3/1にリリースされた講談社の漫画サービス「コミックDAYS」を実際に使ってみた感想でした。なんか不満点が多くなってしまった。

誤解の無いように書いておきますが、私はコミックDAYSのサービスを評価しています。やはり講談社のマンガはおもしろいですし、バックナンバーも含めた大量の漫画雑誌が月額720円で読めて、なおかつポイントも付与される、というのはお得感があります。

また漫画界にとって、たいへん意義のあるサービスだと思うので、サービスリリースまでこぎつけたことを褒め称えたい。サービスの利用も当面、継続していくつもりです。

ただし先述の通り、難があるのも確か。昨日今日リリースしたサービスにやいやい難癖を付けるのは本意ではないのですが、実際気になった部分が多かったので文章にしました。特にAndroid版は早急に操作感を改善してほしいところ。コミックDAYSのよりよい発展を期待しています。

あと、電子書籍に真っ向から対抗するような柴田ヨクサル先生のレイアウトが素敵だな、と思いました(笑)。

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追記(3月29日)

約1ヶ月、コミックDAYSのサービスを使ってみましたが、無料期間が終了する前に解約しました。

理由はいくつかあるのですが、最大の理由は雑誌を思ったより楽しめなかったこと。長らく漫画雑誌を読んで来なかった(単行本派になった)のと、電子という媒体のせいか、飛ばし読みが捗ってしまい、各漫画の内容が思ったより頭に残りませんでした。

これはサービス内容とは関係ありませんし、私個人の問題ではあるのですが、各誌を読んだ上で「これなら単行本買いでもいいかな」と判断しました。

他の理由としては、単話販売が全面に押し出されたことに違和感があったこと。「定額雑誌読み放題!」がウリのサービスなのに、アプリ等のインターフェースが単話販売中心であることに馴染めませんでした。

商業的に仕方ないんだろうな…というのは理解できるのですが、個人的にサービスに求めていたものとのギャップを感じました。

というわけで一端、コミックDAYSの利用は終了しました。また気が向けば再契約するかもしれません。

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