漫画「ダーウィン事変」3巻ショート・レビュー

うめざわしゅんさんの漫画「ダーウィン事変」3巻のショート・レビュー。

過激な動物愛護に端を発するハイスクール襲撃事件後、自宅待機中のヒューマンジー(人間とチンパンジーのハイブリッド)・チャーリー。友人ルーシーとのオンライン通話で

「ALA(動物解放同盟)を壊滅してこようと思ってるんだけどどう思う?」

しかしそんな会話をよそに、チャーリーを取り巻く状況は悪化。町の住民たちはチャーリーと家族に立ち退きを迫る。さらにALAが新たな動きを…?

息つく間もなく物事が進行(どちらかと言えば悪い方に)。殺伐とした空気が流れる中、交流を深めていくチャーリーとルーシーの関係が、なんとも微笑ましい。

しかし後半で、「ダーウィン事変」の物語構造を大きく変える出来事が。迫力のアクションシーン、からのサスペンス感あふれる展開が面白すぎる!3巻にしてこのテンポの良さ。物語も非常に濃厚で素晴らしい。

またストーリーの中に、様々な立場の様々な意見が飛び交うのも、本作の面白み。単純な「正義」ではなく、さて、あなたはどう考える?と問いかけられるようなセリフの数々に、脳みそを揺らされるような。

そんな物語の中で、オンリーワンな「個」であるチャーリーがどのような道を進むのか。ますます目が離せない。今「読んでない人は損してるなぁ」と思う漫画の一つ。

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