適当マンガ日記(2019/12)

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12/30

ジャンプ+からマンガを2本紹介。1本目は遠田おとさんの読切「にくをはぐ」

にくをはぐ - 遠田おと | 少年ジャンプ+
肉捌き系ユーチューバー・小川千秋は、父に言えない、深い悩みを抱えながら生きていた——…。圧巻のトランスジェンダー人間ドラマ読切85P!!

タイトルと「切り分けたいカラダと心」というキャッチコピーから、ちょっと怖い話を想像していたら全然違った。自分の性別に悩む主人公を、家族との関係性を通じて描くリアルなドラマ。「性を変える」ことの難しさの一端が垣間見える。絵・ストーリーとも読切マンガとして非常に秀逸。

もう1本は「ROUTE END」の中川海二さん新連載「環の影(わのかげ)」。天に「環」がある世界、環を追いかけて暮らす移動国家を舞台に描かれる、アジアンバトルファンタジー。前作とは180度違う雰囲気で素直に驚き。戦闘用?の特殊スーツ的な「白鎧(ハクカイ)」の設定がおもしろい。続きが楽しみ。

12/24

フリースタイル44 特集 THE BEST MANGA 2020 このマンガを読め!」が手元に届く。毎号楽しみにしている「マンガ時事放談」、今年は呉智英さんが病欠だが、いしかわじゅんさん・中野晴行さん・代打のM坂さん(電子書店勤務)のマンガ業界トークは例年通り大変興味深いもの。

その中の一つ、電子業界では今アプリが活況だそうで。やはりスマホ+アプリは雑誌・コミックを買うよりもお手軽なんでしょうね。この状況が進むとそのうち、「あのマンガの○巻のどこそこが最高だった」なんて会話が成り立たなくなるのかも。

12/21

Youtubeのガンダムチャンネルで、機動戦士Zガンダムの第12話「ジャブローの風」が公開された。エゥーゴが地球連邦軍の一大拠点・ジャブローへの降下作戦を行う話。「ジョニー・ライデンの帰還」の読者でジャブローをあまり知らないという方は、見ておくと作中の描写がよりイメージしやすくなるかも。宇宙育ちのカミーユと地球育ちのジェリド、という対比が随所に描かれているのがおもしろい。

12/18

「このマンガがすごい!2020」回収の話。インタビューページに不備があったとのことだが、ちょっとしたことなら今日びWebサイトやSNSで訂正すれば良いところを、「回収」という対応をしているのはよっぽどの事があったんやろなぁ…。出してはアカンもんを出してしもたとか(※勝手な想像です)。漫画ファンの年末のお楽しみがこのような形になってしまったのは一人のファンとして残念だけど、それ以上に一年の集大成であるこの企画を担当していた人の気苦労を想像すると何ともやるせない。

12/17

近年は漫画雑誌の売上が芳しく無く、一時は廃刊ラッシュも見かけたが、果たして「おもしろい漫画」を生み出すために漫画雑誌は必要なのか?個人的にはデメリットもあるけど、漫画雑誌の連載形式がまだまだおもしろい漫画を生み出す土壌になっているのではと考える。例えば同じ分量の漫画を「どこにも発表せずに数年間かけて完結まで描き上げる」のと「数年間、雑誌連載で描き上げる」のでは、読者の反応を見て変化を付けられる分、後者の方がおもしろい漫画になる可能性が高いのではないだろうか。(※雑な極論です。)


「このマンガがすごい!2020」は回収だそうで…。

12/14

空木哲生さんの「山を渡る -三多摩大岳部録- 2巻」読む。1年越しの待望の2巻。登山部の新人三人が先輩に導かれて山に親しんでいく様子、そしてそれと対比的に本格的に登山をする先輩たち、どちらも見応えあり。女ゴリラ・黒木の魅力的な躍動感も健在。内容もタイトル「山を渡る」に触れてきて、いよいよ本格的におもしろい。オススメ。


オジロマコトさんの「君は放課後インソムニア(2))」読む。眠れない少年少女による天文部の活動がいよいよ本格始動。ちょっと変わり者の先輩も加わって、より物語に彩りが。オジロマコト漫画の特徴である、セリフ無しシーンの「迫力」は今巻でも健在。キャラクターが喋らなくてもその場の雰囲気をページいっぱいに伝える表現力。流石やなぁ。


田島列島短編集 ごあいさつ」読む。SNS見ると絶賛の声が多いが、自分はもう一つピンとこなかった。各話、短編としてもう一つパンチに欠けるというか。作者の作風を知っている人向け。ただ「おっぱいありがとう」の宮本さんは良かった。こういうユニークなキャラクターを創造できるのが、田島列島さんの強みだと思う。


漫画単行本って一冊、何ページあれば満足できるか、という話(※上で紹介した漫画とは関係ありません)。個人的には600円程度の単行本なら、200ページあれば大満足。190ページあれば嬉しい、という感じ。

逆に160ページ以下だと、ちょっと寂しいかな…。電書だとわかりにくいけど、紙書籍だと薄さがより目立つ。なおこれは「こうあるべき」という話ではなく、「これぐらいだったら嬉しいよね」って話です。

12/12

「このマンガがすごい!2020」のランキングに特に不満は無いんだけど、個人的に今シーズンの「すごいマンガ」を選ぶとしたら、「クマ撃ちの女」かなぁ。


12/20発売の「フリースタイル44 特集 THE BEST MANGA 2020 このマンガを読め!」を予約。「このマン」と並ぶ年末のお楽しみ。「マンガ時事放談2020」が”いしかわじゅん+中野晴行+M坂”ってなってるけど、今年は呉智英さんは参加されてないのかな?

12/11

このマンガがすごい! 2020」購入。まだザックリとしかチェックしてないけど、ランキングはバラエティーに富んでいて良いんじゃないでしょうか。オトコ編の2位は渋いなぁ。

山田芳裕さんの「望郷太郎」1巻出る!年末のお楽しみ。

2019/12/23~12/25(月・火・水)配信の電子書籍マンガ おもな新刊まとめ
波よ聞いてくれ(7) 望郷太郎(1) コウノドリ(29) 狭い世界のアイデンティティー(4) Landreaall: 34【イラスト特典付】 兄の嫁と暮らしています。 7巻 笑顔のたえない職場...

12/9

今までツイッターで断片的に見ていたが、「僕の心のヤバイやつ」を2巻まで初めて通して読んだ。ルックス良し・性格(まあまあ)良し・中身結構不思議な山田という魅力的なキャラクター…を囮に、市川のカワイサを愛でる漫画だった。大変良い。

12/7

違国日記5巻読んだ。これまでに無く感情を顕にする朝と、自分なりの言葉・態度でそれに正面から向き合う慎生。二人の関係性に変化を起こしそうな展開、読み応えがあった。ところで冒頭、えみり母と慎生の会話を読んで「あ、これ握手しそう」と思ってたらホントにした。うん、あそこは握手だよね。


空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集読んだ。1992年生まれの作者による初作品集。「木村先生」「銃声を削り出す」ほかWebで発表済みの漫画も、単行本で読むとまた一味違う味わい。どの話もいい意味でストレート、素直さを感じて心地よい。それにしても「銃声を削り出す」というタイトルの秀逸さよ。「銃を削る」でも「銃声を聞く」でもないその独特なタイトルが、話により深みを与えているような。

12/6

自分はマンガは単行本派なので、連載中の最新話というのは極力見ないようにしている。でもWeb連載のマンガって、PVが連載の継続に直結してそうで、見ないと連載が続かないかもしれない、でも楽しみは単行本まで取っておきたい…。ジレンマだわ。

12/4

電子書籍ストアに実装して欲しいマンガ関連の検索機能。

  • 完結済み
  • 全○巻
  • 短編集/作品集/読切集
  • 複数ジャンルの選択(少年マンガ+少女マンガ、とか)

とか。あと○mazonは同一タイトルでまとめる/まとめないの指定ができると嬉しい。

12/3

講談社コミックDAYSサイトに読切コーナーがあるのを今更気づいた。

コミックDAYS|復刻読切
ヤングマガジンやモーニング、アフタヌーンなで掲載された読切が復刻掲載

ジャンプ+もやってた。

無料で読める読切一覧|Webマンガ誌「少年ジャンプ+」
少年ジャンプの漫画が無料で読める本格的マンガ雑誌、少年ジャンプ+。人気作家の新作から人気作品の番外編、歴代ヒット作品まで、漫画ファンも納得の充実のラインナップを、毎日無料で読むことができます。

雑誌掲載分とかWeb発表分とかいろいろあるんだろうけど、読切マンガが埋もれずに公開されているのは嬉しい。願わくばここから単行本収録へ繋がると尚良(作家さんにお金が入るしね)。

12月2日

漫画家・西島大介さんのツイートより。『ディエンビエンフー 完全版』はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスにより、画像引用がOKとのこと。

画像に記載の注釈より要約すると、作品のクレジット表記かつ非営利であれば、改変・再配布改変・再配布・レビューへの引用を、SNSなどで自由にして良い、とのこと。

これはスゴイ。特に漫画の感想や紹介で画像を利用できることを明示しているのは、非常に大きい。SNSやブログで漫画のスクショを多々見かけますが、あれってグレーなんですよね。

でもこうやって明確に許可を出してもらえると、書籍の紹介もしやすいし、それがまた作品の売上につながって、Win-Winなんじゃないでしょうか。これを全ての作品に採用、というのは難しいかもしれないけど、広まるといいなぁ。

12月1日

唐突に始まったマンガ日記。ブログ記事として書くほどじゃないけど、マンガ関連で備忘録的に残しておきたいことを、不定期に綴ります(の予定)。

早速ですが、年末は「このマンガがすごい!」の季節。というわけで自分が勝手に選んだ「このマンガがすごい!」10作を。なお本家と同じく10月~今年の9月末に単行本が発売されたマンガから。オトコ編・オンナ編の区別は付けず。

  • ダンジョン飯
  • ザ・ファブル
  • 将棋指す獣
  • クマ撃ちの女
  • 花と頬
  • グッド・バイ・プロミネンス
  • 山を渡る -三多摩大岳部録-
  • 寄生獣リバーシ
  • チェンソーマン
  • 1518! イチゴーイチハチ!

「ダンジョン飯」「ザ・ファブル」は長期連載ながら安定のおもしろさ。「将棋指す獣」「クマ撃ちの女」はドラマ感が半端ないバンチ系期待の星。

「花と頬」はこれぞ全1巻完結漫画!連作短編集「グッド・バイ・プロミネンス」は各話・全体それぞれで満足の読み心地。「山を渡る -三多摩大岳部録-」は女ゴリラ・黒木の躍動感に釘付け。

「寄生獣リバーシ」は素材を活かしつつ魅力あるアナザー・ストーリーを展開。「チェンソーマン」はとにかく勢い(笑)。「1518! イチゴーイチハチ!」は不本意な終了ながらそれを感じさせない完結。

といった感じの個人的ベスト10作。本家の一位は…「鬼滅の刃」かな?

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