漫画『GROUNDLESS』10巻ショート・レビュー

影待蛍太さんの漫画『GROUNDLESS(グランドレス)』10巻のショート・レビュー。

前巻あたりから「架空の戦場群像劇」の風合いを強めてきた『GROUNDLESS』。9巻の騎兵・シュバーハンに続き、10巻ではダシア自警団の衛生兵・ユズハにスポットが当たる。

アイアンクラウン島民系自治区(現実で言うと「日本風」な国)から、最新の医療を求めてダシアに来たユズハ。そこで味わった挫折と葛藤、そしてモンドとの出会いが描かれる序盤。

これまでにも彼女とモンドの間には「何かがあったんだろうな」と思わせる描写が多々あったが、今巻でその詳細が明らかに。ソフィアとの三角関係、とは言い過ぎだが、その微妙な心理が窺える。

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そしてユズハやカツヤの出身地・アイアンクラウンに教導名目で招かれた、ダシア自警団。そこで起こった立てこもり事件に、否応もなく関わってしまうことに…。

練度は高いが実戦経験の無い地元防衛隊と、寄せ集めではあるが数多の実践をくぐり抜けてきたダシア自警団。その差が如実に現れてしまう制圧作戦の様子に、「ダシア自警団のこれまで」が反映されているのが興味深いところ。

また開けた場所での戦闘が多い『GROUNDLESS』だが、今巻では室内戦闘が中心になっているのも新鮮。と同時に戦いのリアルさ・過酷さは、読み終わるとグッタリするほど。疲れた…。

しかし8巻あたりで終局への道筋が出来たのかな?と思ってたけど(次巻予告で「クライマックスへ向けて」って書いてたし)、9・10巻の内容だとまだまだ続きそう?

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