「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」16巻―シャア無双

ついにネオ・ジオン総帥シャア・アズナブルが参戦したザンジバル級「サングレ・アスル」争奪戦。サングレ・アスルに搭載された「ザビ家の復讐装置」を手にするのは誰だ?

緊迫した宇宙での戦闘が続く、Ark Performanceさんの「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」。16巻が刊行されました。

カバーはキマイラ隊の紅一点にして実力者・エメ姐さん。搭乗する機体はFSSのアイザック。渋い…!ガンダムの女性パイロットってキツイ感じの人が多いけど、エメのようなお姉さんキャラって意外とめずらしい?

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無双すぎるシャア専用ディジェ

クリストバルのジムIIと激戦を展開したシャア専用ディジェ。続いてイングリッド0の駆るヘビーガンダムとの交戦に突入


[Ark Performance 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」16巻より引用]

元ジオンの強化人間であるイングリッド0がガンダムに搭乗し、シャアがかつてアムロの搭乗したディジェのアップデート機に乗って繰り広げる戦い。

もうワケがわからない(笑)。

ですが、この「ごった煮」感が「ジョニー・ライデンの帰還」やMSV(モビルスーツ・バリエーション)の魅力。アニメが築き上げてきた資産をミックスさせ、新たなおもしろさを創り上げています

強すぎるシャアに対し、ジャコビアス・エメ・クリストバルのFSS陣営と連邦陣営に属するイングリッド0が一時的に共闘。謀らずも「キマイラ隊」の復活という形に。

無双すぎるシャア専用ディジェ

そこに割り込むのはレッド≒ジョニー…ではなく、Zガンダムで異様なほどの輝きを放った最強のオールドタイプ、ヴァースキ=ヤザン。ジム・ナイトシーカーをアップデートさせた複合機、ジェガンもどきでシャアに迫ります。

遠距離からその戦いに加わるのは、FSS陣営となったジャコビアスのゲルググキャノン。そして突入するユーマのギャン・エーオース

構図としてはシャア VS イングリッド0+ヴァースキ+ユーマ+ジャコビアス。単機で歴戦の勇者を相手にする赤い彗星。

それなんていうシャア無双?

っていうぐらい、シャア専用ディジェが宇宙空間を駆けまくります。

サングレ・アスルの行方は?

そんな激しい戦いの傍らで時折描かれる(笑)、リミアの乗るサングレ・アスル。ジムIIでサングレ・アスルに取り付いたクリストバルは、リミアとご対面。


[Ark Performance 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」16巻より引用]

クリストバル自身はリミアと初対面の様子ですが、リミアはかつての上官の娘。その容姿を見て、思うところがあるようで。一年戦争時を思い出す様子も描かれ、こういうのが「ジョニー・ライデンの帰還」の良いところ。要所要所で描かれるガンダムの歴史、ファンならばニヤリとします。

しかし「ザビ家の復讐装置」を狙うネオ・ジオン=シャアがサングレ・アスルに迫り…。果たしてレッドのゲルググは、リミアを救うことができるのか?そしてサングレ・アスルは誰の手に?今後の展開での決着が気になるところです。

連続する迫力の戦闘

「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」16巻、途切れるところのない戦闘シーンの連続で迫力満点。特にシャア専用ディジェの強さは圧巻でした。

そんな中で注目なのは、やはりヴァースキ VS シャアの戦い。これはZのヤザン VS クワトロを彷彿とさせるもの。当時はハンブラビと百式でのMS戦でしたが、ヴァースキがジム系、シャアがゲルググ系のMSに乗っているという構図もおもしろい。

そしてビームサーベルによる切りあいを経てヴァースキが発したセリフ。


[Ark Performance 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」16巻より引用]

「こいつ本当に あの金ピカを操っていた男なのか?」

にはシビレました。

ガンダムのスターたちが活躍する「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」。物語もいよいよ盛り上がってきて、次巻も期待大です。

機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(16) (角川コミックス・エース)著者:Ark Performance出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2018-03-24

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