漫画「響~小説家になる方法~」第6巻―響の見せる新たな顔

「響~小説家になる方法~」第6巻を読みました。

柳本光晴氏描く「響」、第6巻はマンガ大賞2017の大賞受賞後、初の単行本。前巻ラストは気になる終わり方でしたが、その内容や如何に。

なお続きものの感想ということで若干内容に触れています。ご了承を。

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感想

第5巻ラスト、授賞式でのトラブルその後から響の父が初登場。「お伽の庭」が出版されて4月、響たちは2年生に―。という流れ。

響の父親はいたって普通の人という描かれ方。しかしそこは響のルーツだけあってやはり―?響家が三人揃うという貴重な構図。でも子を思う親の姿がちゃんと描かれていて割りと共感。

そして後半、響、先輩になる編。ここからが「響~」の新機軸。響や涼太郎が2年生(!)になり、文芸部にも新入生が入ってきます。そこでまたお約束のトラブルもあるのですが、その少し前に響が下級生に言ったセリフに大爆笑。

「上級生には敬語を使いなさい」

ツッコミどころと分かってても笑ってしまいました。これが笑いになるのが「響~」ならではのおもしろさですね。

表情の変化

そして変化は単に響たちが1学年上がった、ということだけではなく、響の表情にも見られます。

文芸部の同級生・花代子絡みで新たなトラブルが起こるのですが(勘の良い人は「あれか」と分かるやつ)、その内容を聞いた時の響の顔が…。

驚き・呆れ・怒り・笑い、その他もろもろが混ざった「は?」という表情。

これは今まで彼女が見せたことのないもの。歳を重ねて丸くなった、というのとはまた少し違うんでしょうね。強いて言えば人間味がほんの少し加味された感じ。

これ以外にもその表情や態度から「あ、今までとちょっと違うな…」というギャップを感じるシーンが多々あり、満足の読後感。文句なくおもしろかったです。と同時に、響のこれからがますます楽しみになりました。

まとめ

以上、「響~小説家になる方法~」第6巻の感想でした。この漫画、新刊を読むたびにハラハラドキドキがありましたが、今巻ではそこに新しい風が吹いた感じ。多分暴風なんだろうけど(笑)。

後半の展開から響のキャラクターに変化が付き、今後の展開がますます楽しみになりました。

また「第51.5話」としてオマケ漫画?があります。かつて「響~」に登場した人物と響との交流が描かれるのですが、こういう話、物語の奥行きを感じさせていいですね。次巻にもあるといいな。

漫画データ
タイトル:響~小説家になる方法~(6) (ビッグコミックス)著者:柳本光晴出版社:小学館発行日:2017-04-12
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