漫画「頂き!成り上がり飯」―ヤンキーの胃袋をつかんで頂点を取れ!

ヤンキー漫画を読んだのは何時ぶりだろうか…。あれ、でもこれ、何か違うな…?

というわけでうまそうなシャケ弁を持っているの主人公のヤンキー・ケニー。漫画「頂き!成り上がり飯」です。作者は奥嶋ひろまささんで月刊COMICリュウ連載。単行本は現在3巻まで出ていますが、本記事では1巻の感想を。

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あらすじ

誰もがその頂点を狙うヤンキーの巣窟・王森高校。1年B組のケニーは頂点を取ろうと第35代頭である三年生・メリケンに挑むも、あえなく返り討ちに。

しかし偶然ケニーの手作り弁当を食べ、そのウマさに衝撃を受けたメリケンに存在をアピールすることに成功。実はケニーは家庭事情から料理の腕前にかなりの自信が。

成り上がるための武器として料理が使えることを悟ったケニーは決意する。

「俺は全生徒の胃袋を掴んで成り上がるっ!!」

「頂き!成り上がり飯」感想

「海賊王に、俺はなる!」と言った少年はかつていたが、「1年B組のママになる!」と言ったヤンキーはいただだろうか。いや、ない。

めっちゃおもろいです(笑)。マジメに馬鹿やってる感が半端なくていいですね。絵もストーリーも安定感あるので、普段ヤンキー漫画を読まない人も一度読めば必ずハマるはず。

で、いちいちケンカに「飯」を絡めてくるのが「頂き!成り上がり飯」の深いところ。

「お前も朝食食べてないだろ。腹減った奴のパンチなんて全く効かないねぇ」

「うん…すぐいらつくのは片寄った食生活のせいだな」

「どうだ!これがバランスの取れた食事による力だ」

セリフだけ見るとなんの漫画だ(笑)、と思うんですが、言ってることは確かに説得力がある、うん。ご飯大事。

ヤンキーの中には家庭環境に問題がある子もいて、実はケニー自身も決して恵まれた環境ではない。夜な夜な働く母と食卓を囲んだことはほとんどなく、お金を渡されるだけ。

しかしそのお金で食材を買って料理を始め、母へお弁当を作ることで感謝の気持ちを伝えたのがケニー。そんな前向きなヤンキーであるケニー、まぶし過ぎる…!

一年生たちの胃袋を掴み始めたケニーと仲間たちが挑むは王森高校四天王、そしてメリケン。しかしその前には二年生が立ちはだかって…というのが序盤のストーリー。これは笑って熱くなれる漫画だ!

笑いと、飯と、何より男、いや漢たちのカッコよさに惹きつけられる「頂き!成り上がり飯」。また一つおもしろい漫画を読んでしまいました。

ところで偶然この「頂き!成り上がり飯」を読んだ妻が一言。

「この漫画に出てくるヤンキーってみんな食レポうまいね」

確かに…!

漫画データ
タイトル:頂き!成り上がり飯 1 (リュウコミックス)著者:奥嶋ひろまさ出版社:徳間書店発行日:2016-06-13