「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」―漫画でおかたづけ再チャレンジ

近藤麻理恵、通称「こんまり」さん。2010年に出版された著書「人生がときめく片づけの魔法」が一躍ベストセラーとなり、今や知らぬ人はいないほどの「片づけコンサルタント」。2015年にはTIME誌の「最も影響力のある100人」にも選ばれました。

その「人生がときめく片づけの魔法」のマンガ版がこちら、「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」です。

作画はウラモトユウコさん。私はオリジナル「人生がときめく片づけの魔法」は未読なのですが、「彼女のカーブ」などウラモトユウコさんの漫画・イラストが好きなので、本書を手に取ってみました。

スポンサーリンク

概要

片づけたいけど、片づかない。

でも、大丈夫。

あなたも、このマンガの主人公のようになれます。

(P3より)

惚れっぽくて飽きやすい性格の29歳OL・鈴木千秋(すずきちあき)。いつの間にか部屋が汚部屋になってしまい、お隣のイケメンカフェ店員にも迷惑をかけることに。

そんな彼女が勢いで申し込んだ片付けレッスンのインストラクターが「こんまり」こと近藤麻理恵さん。リバウンドゼロという「片づけの魔法」で千秋は汚部屋から脱出できるのか?というストーリー。

  1. 片づけることを決意する
  2. 理想の暮らしを考える
  3. まずは「捨てる」を終わらせる
  4. 正しい順番で「モノ別」に片づける
  5. とにかくたたむ、とにかく立てる
  6. 「本類」は読まずにさわるだけで選ぶ
  7. 書類は「全捨て」を基本に考える
  8. 「思い出品」は最後に片づける
  9. 「あるべき場所」にモノを収める
  10. 本当の人生は、片づけたあとに始まる

以上が全10話の内容。登場人物は基本、千秋・こんまり・お隣さんの三人のみ、というシンプルな構成です。

マンガ版のスゴイところ

感想の前にこの「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」のスゴイところを二つだけ。

一つは「全編がほぼマンガである」ということ。「『マンガで読む』なんだから当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、「マンガで読む◯◯」って意外と漫画パートが少なかったりするんですよ。漫画はチョロっと、あとは文章でカバー、みたいな。

その点このマンガ版「人生がときめく片づけの魔法」は95%以上、全て漫画で描かれています。これは実用コミックとしてはかなりの労力をかけていると推察されます。

もう一つはウラモトユウコさんという、現役バリバリのプロ漫画家さんがコミカライズを担当しているということ。実用コミックでは漫画パートに物足りなさを感じたりすることもあるのですが、ウラモト氏は自著も出版されている漫画家さん。絵・ストーリーとも実にスムーズでさすがの読みやすさ。もちろんおもしろさも兼ね備えています。

感想

以上を踏まえての感想ですが、これはレベルの高い実用コミック!お片づけの指南書としても、一冊の漫画としても、とても楽しく読めました。

私は原著は未読なので比較はできないのですが、「なぜ片づけられないのか、部屋が汚れていくのか」「どうやって片づけるのか」ということがビジュアル+ストーリーですんなり理解できます。

こんまりさんと言えば「ときめき」が物を捨てる・残すの基準、ということは何となく知っていましたが、それだけではないお片づけのポイントが満載。原著「人生がときめく片づけの魔法」で挫折した方も、この漫画なら絶対読了できるはず。

細かいお片づけポイントは本書を読んでいただくとして、本好きの私は第6話『「本類」は読まずにさわるだけで選ぶ』がとくに参考になりました。「いつか」読もうと思っている未読の本。その「いつか」は永遠い来ない!こんまりさんの言葉が胸にグサリと刺さりました。その通りですね…。ちなみに第5話「とにかくたたむ、とにかく立てる」では衣類の整理整頓方法が詳しく紹介されていて、女性必見です。

この「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」、先述の通りプロ漫画家さんによるコミック化なので漫画としてもレベルが高いのですが、ウラモトユウコさんの絵柄とこんまりさんの外見、親和性が高すぎ(笑)。こんまりさんの写真と見比べれば一目瞭然。漫画家にあたってウラモト氏を起用したのは大成功なのではないでしょうか。

というわけで「マンガで読む人生がときめく片づけの魔法」、漫画としても実用コミックとしても楽しく読める一冊。部屋が片づけられなくて困っている方はもちろん、本を読むのは苦手という方や、こんまりさんのお片づけアドバイスをおさらいしてみようかな、という方にもオススメですよ。

漫画データ
タイトル:マンガで読む人生がときめく片づけの魔法著者:近藤 麻理恵出版社:サンマーク出版発行日:2017-02-15