Kindle Unlimitedで読み放題できる、おすすめインディーズ漫画まとめ

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AmazonのKindle電子書籍の対象作品が、月額定額で読み放題になる「Kindle Unlimited」。商業の漫画作品も読めますが、注目したいのはインディーズ漫画

一般書籍としては流通していない作品や、Kindleでしか読めない漫画もあるインディーズ作品。商業作品とはまた違う、独特の風味・おもしろさがあります。

本記事では、Kindle Unlimitedで読める、おすすめのインディーズ漫画をご紹介します。

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Kindle Unlimitedとは?

漫画紹介の前に、Kindle Unlimitedについて簡単に。

Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)は、Amazonの電子書籍サービス「Kindle」の月額定額読み放題サービス。小説・ビジネス書・雑誌・コミック・写真集など多彩なジャンルから、読み放題対象の電子書籍が、月額980円で読み放題となります。

Kindle端末だけでなく、スマホ・タブレットや、パソコンのブラウザ・Kindleアプリでも利用可能。一度に読める(端末に登録できる)書籍は10冊まで、という制限はありますが、書籍は都度入れ替え可能です。

特に初めて利用する場合は「30日間の無料体験」が適用されるので、その使い心地をじっくりと試すことができます。無料体験は「登録した日から30日間」なので、月のどの日から始めても、30日間の無料体験が適用されます。

Amazon公式:Kindle Unlimited

おすすめ漫画

以下、Kindle Unlimitedで読める、おすすめのインディーズ漫画です。

なおご紹介する漫画は、記事作成時にKindle Unlimited対象作品だったものです。対象書籍は都度変更されますので、ご利用の際はAmazonサイトで詳細をご確認ください。

第三惑星用心棒

「ベントラーベントラー」など、一般紙でも漫画を発表されている野村亮馬さんの、フルカラーSF漫画「第三惑星用心棒」。1巻が刊行中。

西暦2882年、無政府・無国境時代となった地球が舞台。そこではコントロール不能になった過去の兵器が、「迷走兵器(ロストボーイ)」として闊歩する。

それらを駆除するのは、ロボット「用心棒」たち。その用心棒の一人である、女性型アンドロイド・エルシーの活躍を描くSF作品です。

これはおもしろかった!エルシーの陽気な性格と風貌、そして素朴なタッチの絵柄・色使い。読んでいると、思わずその世界に引き込まれるような、没入感があります。

また牧歌的な雰囲気とは一転、意外にもスピーディで迫力のあるバトルが展開。徐々に明らかになってくる世界観など、SF好きの心をくすぐられます。強くオススメしたい一作。

インコンニウスの城砦

同じく野村亮馬さんの「インコンニウスの城砦」。氷期を迎えようとしている星で、北半球と南半球の人々が赤道地帯を巡って争う世界を描いた、ちょっと暗めのファンタジー

南球軍の密偵として、北球軍の工廠に潜入した孤児の少年・カロ。工作員たちの手ほどきを受けながら、不死身の将軍インコンニウスが製造する城砦兵器の秘密を探るが…?という話。

寡黙なカロの行動を通して、淡々と進む物語。この雰囲気の作り上げ方がスゴイ。説明は最低限にして、ストーリーの中で世界観を読者に認知させていく。作者・野村亮馬さんのストーリー運びが光る漫画。

2^999

2018年に初の商業単行本「無限大の日々」を発売した、八木ナガハルさんの同人作品集「2^999」。表題作「2^999」ほか、「無限登山」「地球貫通トンネル」「ウォーバイター」「夏休み」といった、5つのSF漫画を収録

「2^999」は、じゃんけんで999連勝するには、果たして何人必要か、というお話。他にも無限を絡めた登山や、惑星を貫いたトンネルが起こした出来事を描く、これぞSF!な話が満載。

身近な題材ながら、中身は宇宙規模で展開されるSFストーリー。朴訥な絵柄と、豊富な知識を絡めた物語展開が、クセになるおもしろさを持つ作品群です。

作中には数学的知識が散りばめられており、ちょっと小難しさを感じるかもしれませんが、それを「絵」で読めるのが漫画のいいところ。八木ナガハルさんの漫画は、そのほかにも数多くの作品がKindle Unlimitedの対象となっています。じっくりその世界観を楽しめるのが嬉しい。

ライオン 園田ゆり短編集

「あしあと探偵」全2巻ほか、Twitterで公開中の「きつねくんと先生」が大人気の園田ゆりさん。これまでに発表した短編を、KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)でまとめられたのが「ライオン 園田ゆり短編集」。

表題作ほか、放送部を舞台にした連作など、7つの短編を収録。青春時代の、ストレートだけどちょっと歪な感情。それを真正面から描いた作品群です。

読むと、「ああ、自分もこんな感情を抱いたことがあったかも」と思う人も多いのでは。自分より優れた人間を間近で見続ける、その葛藤を描いた「かがやける日々」「朝が来るたび」の2編は、特に素晴らしい。

たけのこ姉妹 魔性のしたたり

「死人の声をきくがよい」などのホラー作品でおなじみ、ひよどり祥子さんの自主制作作品集「たけのこ姉妹 魔性のしたたり」(本作の名義は「うぐいす祥子」)。

黒髪のお姉ちゃんと、鼻を垂らした妹、二人姉妹が主人公のオムニバス・ストーリー。時には死んじゃったりしますが、次の話では何事もなく登場したり、といった形式。

ホラー風味ではありますが、基本的には笑えるブラック・コメディー。バカバカしさの中に恐怖と笑いが入り混じった、ひよどり祥子さんらしさ満開の漫画。何も考えずに読みましょう。

FLIP-FLAP

元々は講談社から出版されていた「FLIP-FLAP」。厳密にはインディーズではないのですが、現在は作者・とよ田みのるさんの自主レーベルから、電子版が刊行されています。

普通の青年が、ピンボールが趣味の女の子に惚れてしまったために、その世界に情熱を傾けていくという、熱血ピンボール青春恋愛マンガ

ピンボールとは、ちょっとマニアックなゲーセンなどに置いているアレ。地味な題材と思いきや、侮るなかれ。読んでいると、あれよあれよという間にピンボールの世界に引き込まれていきます。名作。

calm(完全版)

元々はKindle Unlimitedでのみ公開されていたインディーズ漫画、斉所さんの「calm(完全版)」。現在は電子書籍レーベル・ナンバーナインから刊行、引き続きKindle Unlimitedで読むことができます。

書道教室を営む姉・凪と、高校生の妹・樒(しきみ)。二人を中心とした日常が、やや不思議でブラックな妄想風味も交えながら、淡々と描かれる物語。

現実的なストーリーと観念的な世界がねじれ合い、キャラクターたちの心情を表現する、独特な世界観を構築。でも読み終わったあとに、なぜか物語に納得してしまう不思議。

なお同じくナンバーナインから刊行されている斉所さんの単行本「witch connection魔女渡世(合本版)」「少女残嬌伝(全)」「メートル(完全版) メートル」「斉所 初期短編集」「かっぱとせ(合本)」も、読み放題対象。お得です。

マイナス 完全版

これも正確にはインディーズじゃないんだけど、まあいいや。山崎紗也夏さんの「マイナス 完全版」全5巻。

かつて小学館ヤングサンデー(現在は休刊)に連載されていた「マイナス」(沖さやか名義)が、初期単行本未収録のエピソードを加え、完全版としてナンバーナインより復刻。

「人に嫌われたくない」という強い強迫観念を持つ美人教師・恩田さゆりが、そのマイナス思考から常人では考えられない行動を取り、校内に混乱を巻き起こしていく、というサイコ・スリラー

今だったら一般誌では連載できないであろう、結構ヤバイ内容の漫画。いわくつきの単行本未収録エピソードもなかなかのエグさで閲覧注意。決して万人向けではありませんが、Kindle Unlimitedだったら気楽に読めるんじゃないでしょうか。

二鳥翠 黒谷知也作品集

文学感あふれる短編を生み出す、黒谷知也さんの短編集「二鳥翠 黒谷知也作品集」。「二鳥翠」は「にとりみどり」と読みます。作者が徳間書店COMICリュウに2009~2011年にかけて発表した作品や、個人サイトに掲載していた短編、全11編を収録。

黒谷知也さんは「幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい」「書店員 波山個間子」といった単行本を刊行されていますが、本作がそれらと決定的に異なるのは、作画に「筆」を用いていること。それが独特の迫力と叙情を演出しています。

高身長でボーイッシュな女子高生の、自分に似た雰囲気を持つ喫茶店のお姉さんへの思いを綴る表題作「二鳥翠」ほか、余韻の残る現代劇から、ちょっとファンタジックな不思議系の話まで、短編小説を読んだかのような読後感を持つ漫画群です。

なお電子書籍レーベル「電書バト」の漫画は、同人作品からプロのメジャー作品まで、多数が「Kindle Unlimited」対象になっています。

そして人間になる

「眼鏡橋華子の見立て」など、メガネ美女を書かせたら天下一。松本救助さんの同人作品「そして人間になる」。

「私はこの時を待っていた」というモノローグから始まる本編。定年を迎えた小学校教師が、教師としての在り方に思いを馳せる。そこに現れたのは謎のメガネ美女で…というお話。

「そして人間になる」「私はこの時を待っていた」という言葉が徐々に繋がっていくストーリーとラスト。良い短編小説を読み終えた時のような、さわやかな読後感があります。もちろん松本救助さんならではのメガネ美女も、しっかり堪能できる作品。

怪奇探偵・写楽炎 1 蛇人間

根本尚さんの「怪奇探偵・写楽炎」から、シリーズの1作目である「蛇人間」。中学生探偵・写楽炎と、その助手(?)である少年・空手くんが、数々の怪奇事件に巻き込まれる推理モノ。「炎」は「ほむら」と読みます。

1巻には「一つ目ピエロ」「血吸い村」「踊る亡者」「蛇人間」の4作を収録。タイトルからもわかるように、昔なつかし明智小五郎・少年探偵団シリーズを彷彿とさせる、怪奇風ミステリー。

物語の要所要所で、読者の推理力を試すような仕掛けが施されており、また主人公たちの溌剌さとも相まって、「昭和時代の少年少女向けミステリー」風味を感じられるのがユニーク。2・3巻もKindle Unlimitedの読み放題対象です。

落とし穴: 尾籠憲一 異色短篇漫画集(4)

尾籠憲一さんの異色短篇漫画集から、第4巻「落とし穴」。フルカラーで描かれるホラー漫画です。

とある山の小屋でキャンプする二組のカップル。突如訪れた山の神を邪険に扱ってしまったために呪いをかけられ、恐怖の日々が始まる、というストーリー。

山で不用意な行いをしたために災いが降りかかる、というのはよくあるパターンですが、その「災いの形」が秀逸。主人公たちにじわじわと迫りくる恐怖に、手に汗握ります。

地下鉄境界線

クロイベエスバンドさんの「地下鉄境界線」。

ある朝、定期の行き先が、全然知らない場所になっていることに気づく女子高生。そのまま電車に乗ると、それは不思議な世界へ繋がっていて―という、全編フルカラーで描かれるSFファンタジー

大きめのドットを駆使したトーン模様で描かれる、サイケデリック風な絵柄が特徴的。漫画として、イラストとして、読んでいてシンプルな楽しさを感じます。

そして不思議な地下鉄に乗った少女が行き着く先。ちょっと複雑なSF設定を交えながら、テンポよく展開される物語が心地良い。なんだか懐かしさを感じさせる絵柄もグッド。

まとめ

以上、Kindle Unlimitedで読める、オススメのインディーズ漫画まとめでした。

一般の書店では読めない漫画が手軽に読めるのが、電子書籍のいいところ。Kindle Unlimitedでは他にも有名漫画が多数読めるので、定額で漫画を読みたい方や、試し読みをしたい方には便利なサービスです。

Amazon公式:Kindle Unlimited

初回登録30日間は無料。対象作品の中には、「解体屋ゲン」のようなボリュームのある漫画もあるので、ぜひおもしろい漫画を探してみてください。

※Kindle Unlimitedの対象作品は変更となる場合がありますので、ご利用の前に読みたい本が対象になっているかどうか、ご確認ください。

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