「キリカC.A.T.s」1・2巻―悪の秘密結社に立ち向かう黒猫の爪!

悪の秘密結社が送り込む怪人たち。立ち向かうは猫型仮面ヒーロー「C.A.T.s」!

多くのヒーローファンが心踊るシチュエーションを独特の作風で描く、伊藤伸平さんの漫画「キリカC.A.T.s」1・2巻を読みました。

こちらは単行本1巻の表紙。「キリカC.A.T.s」は、1話を収録した分冊版と、数話をまとめた単行本の2種類があります。

分冊版は記事作成現在15話まで発売。単行本1巻には第1~5話まで、2巻には第6~11話までが掲載されています。

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あらすじ

ある雨の日、G県O群の駐在所に現れた黒髪の少女(ネコ耳)。

居合わせた巡査に彼女は告げる。

「君たちに(保護が)必要なのだ―」

それから1年後、東京の湾岸にある倉庫。

突入した公安部隊は、突如現れた象型怪人のパワーに為す術も無い。

戦いのなか負傷した公安所属の姫野霧香(ひめの・きりか)は、現場に突入した謎の部隊により回収される。

そこには謎の少女の姿も。

延命のために、特殊スーツ「C.A.T.s」のスーツアクターとして登録されるキリカ。

無意識のまま怪人との戦いに挑むことに。

かくしてここに「キリカC.A.T.s」が誕生する―。

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「キリカC.A.T.s」レビュー

猫の仮面を身につけた女性ヒーロー

伊藤伸平さんの漫画にふれるのは復刻された「はるかリフレイン」以来。

今度の「キリカC.A.T.s」はアクションヒーロー(ヒロイン)もの。

書籍紹介にも「女仮面○○ダー」とあるように、多分に仮面ライダーなどの等身大ヒーローを意識したつくりです(※ちなみに前作「まりかセヴン」はウルトラマン風)。

不慮の出来事によりC.A.T.sアクターとなった女性警察官が、悪の秘密結社「箱舟」の送り出す怪人たちと戦う、というのがその基本ストーリー。

加えてネコ耳少女の正体や、箱舟の目的とするところの謎などが主な見どころ。

ちなみに「C.A.T.s」は「Critical Advanced Tactical suits」の略で、決してキャットと言いたいがためのネーミングではない(1巻P60より)。

私も子どもの頃は仮面ライダー、特に村上弘明さん演じる「スカイライダー」を特に好んで見ていた記憶があります。

そこまで特撮ヒーローには明るくないのですが、ああ、昔見た特撮ヒーローものってこんな感じだったな、なんだか懐かしくなりました。

迫力の「ネコ型」アクション

「キリカC.A.T.s」でまず目を引くのはC.A.T.s=キリカのアクション。

中の人が女性であること、加えてネコ型ということで、そのしなやかさ・躍動感に目が釘付け。

地面に低くひれ伏して「フーッ!」と威嚇する様はまさにネコのそれ。新感覚のヒーローです。

また主人公が女性だからといって、過度に性的でないスーツのデザインも良い。

本作はわりとダークな雰囲気も持っているので、露出を控えているのは正解。素直にアクションに集中、ヒーローの活躍を楽しむことができます。

そしてユニークなのはキリカが警察官(公務員)であるという設定。

ヒーローには「戦う理由」があるものですが、彼女の場合は公僕である、というのがそれ。

C.A.T.sになったのは成り行きですが、あくまでも「警察官として」怪人たちと対峙するキリカ。

その立場が今後の展開にどのような影響を与えるかが気になるところ。

素直に感じるカッコよさ

…まあ堅苦しいのは抜きにして漫画「キリカC.A.T.s」、素直な感想は、カッコイイ!おもしろい!です。

バイクに乗ってハンドガンを撃ったり、跳躍力を活かして一気にビルの高層階にジャンプしたり。

細身の黒猫が躍動する姿から、目が離せません。

特に2巻ラスト。スピード感あふれる戦闘シーンは、これぞアクションヒーロー!な魅力満載。

そして最後のシーンで脱力(笑)。

適度にコメディ要素を入れ込んでくるのが伊藤伸平さんらしさ、でしょうか。

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まとめ

というわけで漫画「キリカC.A.T.s」。

ヒーロー誕生から徐々に盛り上がりを見せる1巻、そのおもしろさにますます拍車がかかり、かつ多くの謎をはらんだ2巻、といった感じ。

引き続き3巻にも期待したいところです。

漫画データ
タイトル:キリカC.A.T.s : 1 (アクションコミックス)著者:伊藤伸平出版社:双葉社発行日:2016-10-28

ちなみに先述のように分冊版が単行本に先行して発表されています。少しでも早く続きが読みたい!という方はこちらもチェックどうぞ。

漫画データ
タイトル:キリカC.A.T.s 分冊版 : 1 (アクションコミックス)著者:伊藤伸平出版社:双葉社発行日:2016-04-28