「レディ&オールドマン」1-3巻―ロスの街をサイドカーで駆け巡る運び屋コンビの冒険

アメリカンな魅力あふれる、

もとい。

アメェィリケェーーン!な魅力が全編からあふれるポップでスタイリッシュな漫画、オノ・ナツメさんの「レディ&オールドマン」を読みました。

集英社ウルトラジャンプ連載の「レディ&オールドマン」。単行本は現在3巻まで発売中で、以下続刊。

舞台は1963年のアメリカ。運び屋稼業に足を踏み入れたダイナーの一人娘と、ムショ帰りの謎の老人(?)の冒険を描きます。

あらすじ

1963年のロス郊外。ダイナー(レストランの一種)の娘・シェリーは、ある日「刑務所に100年入っていた」という老人を店に連れ帰る。

その男・ロブのボウボウに伸びた髪とヒゲを整えると、その下からはシワ一つない素顔が。

1863年から刑務所にいたというロブは、体の傷が付いてもすぐに治ってしまう、不老不死の男だった。

ロブの存在に混乱するシェリーと、100年後の世の中で勝手のわからないロブ。

二人は成り行きから、かつて運び屋稼業をしていた父の仕事を引き受けることに。

かくしてレディ=シェリーオールドマン=ロブの運び屋コンビ「レディ&オールドマン」が誕生する―。

「レディ&オールドマン」レビュー

サイドカーの駆け出し運び屋コンビ

以上が漫画「レディ&オールドマン」の出だし。

以降、サイドカーにまたがり、本格的に運び屋としての活動をはじめるシェリーとロブ。

稼業の傍ら、ロブが刑務所に入る原因となり、また不老不死のカギを握るロブの双子の弟を探す二人。

ちょっと危険な冒険が、50年と少し前のアメリカを舞台に繰り広げられます。

1~3巻では物語はまだまだ謎の中。

2巻後半から二人の仲間になるナット元ロス市警の「掃除屋」ジョニーとクレイグ、ゲストキャラかと思いきや意外な活躍をする女性・リアなどを交え、「レディ&オールドマン」を巡る渦が回り始める、といった様相。

ポップな作画とアメリカンな空気の魅力

この漫画で惹きつけられるのは、やはりオノ・ナツメさんの作画と、そこから生まれるアメリケンな雰囲気

シンプルかつセンスあふれるイラストチックな絵柄が、一昔前のアメリカという設定にマッチ。

読者もその時代で一緒に冒険を楽しんでいるような気持ちになります。

その中でいきいきと動く「レディ&オールドマン」のキャラクター。

オノ・ナツメさんは印象的な影の使い方をされますね。

豊かな表情と影を効果的に使った表現が融合して、一コマ一コマに何度眺めても飽きない魅力があります。読んでいて楽しい!

「不老不死」オールドマンの謎

そして物語の中核を成すのはやはりオールドマン・ロブの謎

彼自身もわからない不老不死である理由と、ちらつく「双子の弟」の影。

推定121歳、しかしその大半を刑務所で過ごし、浦島太郎状態のロブ。

好奇心旺盛、彼が気になって運び屋稼業に足を踏み入れるシェリー。

そんな二人が結成した運び屋「レディ&オールドマン」は真実にたどりつくのか?

運び屋として少しずつその名を広めてゆく二人も、次第に怪しい動きの渦中に

3巻ラストでは続きが気になる終わり方。次巻も楽しみです。

レディ&オールドマン 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)著者:オノ・ナツメ出版社:集英社発行日:2016-06-17

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