さよなら魔法使いたち―「魔法使いの娘ニ非ズ」最終7巻

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ようやく、那州雪絵さん描く漫画「魔法使いの娘二非ズ」の最終巻(7巻)を読むことができました!

紙書籍は4月の発売だったのですが、電子版は本日(7月7日)だったんですよね…。どんなにこの日を待ちわびたことか!電子書籍派には辛い日々でした。日付が変わると同時に速攻ポチっとな。

思えば、掲載誌Wingsで最終回が発表されたのが2016年末。それから4月に紙の単行本が発売され、電書はそこから遅れること三ヶ月。単行本派+電子書籍派だったので生殺しの半年でした…。

「魔法使いの娘ニ非ズ」7巻レビュー

「魔法使いの娘ニ非ズ」とは?

「魔法使いの娘」「魔法使いの娘ニ非ズ」は、那州雪絵さん作のホラー・オカルト漫画。「魔法使いの娘」は全8巻、「魔法使いの娘ニ非ズ」は全7巻にて完結です。

「最強の陰陽師」である義父・無山を持つ初音が、日常に絡んでくる無山絡みのオカルト案件に巻き込まれつつ、やがて自身の成長の秘密に向き合っていく、という「魔法使いの娘」。

その続編である本作「魔法使いの娘ニ非ズ」では、成長した初音自身が陰陽師となり、無山の元弟子・兵吾をパートナーとして、各種オカルト案件に絡んでいく、というストーリーが描かれます。

前作と異なり、ゲストキャラのオカルト問題に二人が陰陽師として介入していく、という形式が特徴的。単発のオカルト・ホラー漫画的な怖さと、長編ストーリー漫画のおもしろさが融合した、読み応えのある作品です。

「魔法使いの娘」シリーズのより詳しい内容については、下記記事をご覧ください。個人的に大好きな作品です。

魔法使いの娘ニ非ズ(7) (ウィングス・コミックス)那州雪絵:新書館

気になる7巻の表紙

それでは「魔法使いの娘ニ非ズ」7巻の感想、…の前に、最終巻の表紙をチェック。発表されてからずっと気になっていたことが。

なんと初音以外、誰も笑ってない…!しかもみんな見る方向がてんでバラバラ。これはあんまりいい予感がしないのですが…。

杞憂でした(笑)。

このブログは基本ネタバレを極力避ける形式。これから読まれる方のために詳細は書きませんが、個人的な感想では心から「面白かった!」の一言。

前作「魔法使いの娘」と合わせて約15年、単行本計15巻のラストの締めくくりとして最高の満足感をいただきました。

「魔法使いの娘二非ズ」ふりかえり

「魔法使いの娘」全8巻を振り返ると、序盤~中盤で伏線をばらまきながら、終盤にかけてそれを回収。盛り上がりがグッとピークになった、という印象。

一方「魔法使いの娘二非ズ」では、「無山の力をどうするか」という目的が当初から設定されていましたが、なかなか本筋にはつながらずに、基本1~2話完結の話が続くという体裁。

物語全体の締めをどうするのかな?と思っていたところに、この第7巻で怒濤の展開。一気に決着をつけました。

初音や兵吾はもちろん、無畏・操名・Jr.など準レギュラーの活躍。そして懐かしのキャラクターも再登場、意外な役割を果たしたりして、これぞシリーズものの醍醐味。全15巻という、歴史ある漫画としての楽しさが凝縮されていました。

その中でやはり外せないのは、主人公である初音と兵吾。おそらくこれまでは意図的に避けていたと思われる、二人の関係性にも一歩踏み込んだ描写があって、スッキリ(笑)。胸のモヤモヤがスーッと消えていきました。

そしてラストはホラー・オカルト漫画の締めくくりとしてバツグンの一コマ。物語の終わりを告げるとともに、その先を想像する楽しさを含んでいて、満足の読後感。この物語を読んできて良かったな、と素直に思える最後でした。

それにしても初音たちのネーミングは壊滅的にセンスが無いですねw。

Wingsを開封

と、ようやく最終巻を読めたところで、2016年末に買ったWingsを開封してみます。実に半年以上寝かせていたことに(笑)。

この2017年2月号には「魔法使いの娘二非ズ」最終回掲載とともに、特別付録の小冊子「魔法使いの娘の本」が同梱されています。単行本で最終回を読むまでは見るまい…!と決めていたのですが、ようやく見ることができました。

こちらがその小冊子。主な内容は那州雪絵先生へのインタビュー、仕事場拝見、そして描き下ろし漫画「いろいろの話。」インタビューでは「魔法使いの娘」「魔法使いの娘二非ズ」の連載秘話や各キャラクターの成り立ちに加え、那州雪絵さんの漫画家デビュー時のお話などなど。

私はこの「魔法使い」シリーズから那州雪絵さんの世界に触れたので、実に興味深い内容でした。そして描き下ろし漫画「いろいろの話。」。本編では描かれなかった部分を補完するちょっとコミカルな内容で、ファンならばぜひとも読んでおきたいところ。ニヤリとします。

なお単行本7巻には那須先生のインタビューは含まれていませんが、この「いろいろの話。」は収録されているのでご安心を。7巻のあとがきでは「作者本人による二次創作」とのこと。ちょっとうれしいファンサービスですね。

まとめ

以上、那州雪絵さんの漫画「魔法使いの娘ニ非ズ」、最終7巻の感想でした。電子版の発売を待っていた、という方は今すぐストアへGO!

しかしダウンロードしてからページを開くのが本当にイヤでした。だって読みきっちゃうと物語が本当に終わってしまうから(自分の中で)!もう初音や兵吾たちの活躍が見れないなんて…。

面白いから早くページをめくりたい、でも読みたくない、でもやっぱり…!そんな気持ちで漫画を読んだのは久しぶりです。寂しいけれど、楽しい時間を過ごすことができました。那州雪絵先生、ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。

大変満足の全15巻「魔法使いの娘」「魔法使いの娘二非ズ」、心残りと言えば、作中で朋絵ちゃんに彼氏ができなかったことでしょうか(笑。会社の同僚とはどうなった?)。またそんなエピソードがどこかで描かれることを期待しつつ、那須先生の次回作を楽しみにしたいと思います。

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