全4巻で完結するオススメのおもしろい漫画【随時更新】

全4巻という程よい巻数で読み切れる、完結済みのおもしろい漫画リストです。

ご紹介する漫画は、コメディ・SF・ホラーなど、多彩なジャンルから選りすぐっています。随時更新予定。

ハルロック

主人公・向阪晴(さきさか・はる)は電子工作大好きな女子大生。アキバで知り合った天才小学生・うに先輩や、ハルをやんわりストーキングする幼馴染み・真下六祐(ましも・ろくすけ)とともに、今日も日常のそこまで重要でない困りごとを電子工作で解決する。

ちょっとズレた感覚の持ち主・ハルとその仲間たちが作り出す電子工作がおもしろい、西餅さんの「ハルロック」。工作といっても「ラズベリーパイ」のような電子基板を利用したり、インターネットを駆使することも。本格的です。

西餅「ハルロック」
[西餅 著 講談社「ハルロック」2巻より引用]

ほんわか笑える漫画なのですが、「ハルロック」の魅力はそれだけにあらず。誰かの役に立つことに喜びを感じ、やがてものづくりで起業を目指すハルと仲間たち。彼女たちが成長する様に、「自分も頑張ろう!」という気持ちになってきます。

ハルロック(1) (モーニングコミックス)著者:西餅出版社:講談社発行日:2014-07-23

のぼる小寺さん

小柄で金髪な高校生・小寺(こてら)さん。ボルダリングに情熱を傾ける彼女は、今日もただひたすら登ります。上へ、上へと。

珈琲さんの漫画「のぼる小寺さん」。かわいい女子高生がスポーツに励む姿を愛でる漫画、と思ったら大間違い。寡黙にボルダリングに打ち込む主人公・小寺さんの姿。彼女に惹きつけられる登場人物たちと同化し、読者は次第に小寺さんから目が離せなくなります。

珈琲「のぼる小寺さん」
[珈琲 著 講談社「のぼる小寺さん」1巻より引用]

小さい体からにじみ出る、圧倒的な情熱…!決して自分から何かを語るわけではない、しかし周囲の人間を自然と引きつける。小寺さんはそんな魅力を持った主人公。チャレンジしている人特有の、独特な輝きを感じます。

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンコミックス)著者:珈琲出版社:講談社発行日:2015-07-07

ヴイナス戦記

金星(ヴイナス)に植民した人類は、「アフロディア」と「イシュタル」の二国に分かれて覇権争いをしていた。バイクゲームチームに所属するアフロディアの少年・ヒロは軍のバイク部隊「HOUND」にスカウトされ、戦いに身を投じていく。

作者・安彦良和氏自身によって映画化もされたSF漫画「ヴイナス戦記」。上記あらすじは第一部(2巻まで)のもので、第二部はまた別の主人公が登場します。

バイクアクションを始めとしたSF描写、若者の気概など歯牙にもかけない無慈悲な戦争展開が魅力の本作。読んでみると「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の(マンガとしての)ベースがここにある、と感じます。

第一部・第二部はそれぞれ完結。ですが「ヴイナス戦記」全体としては残念ながら未完。しかし、今でも輝きを放つSF作品。いつか続きを読んでみたいものです。

ヴイナス戦記 (1) (中公文庫―コミック版)著者:安彦 良和出版社:中央公論新社発行日:1999-04

七夕の国

役に立たない超能力が使える青年・南丸。進路に悩む彼だが、きな臭い事件に巻き込まれていく。大学教授の失踪、謎の穴あけを繰り返す「えぐり魔」、そして殺人事件。謎の鍵はどうやら南丸のルーツである「丸神の里」にあるようなのだが…。

岩明均「七夕の国」
[岩明均 著 小学館「七夕の国」3巻より引用]

「寄生獣」の岩明均さんが描く、伝奇ホラー「七夕の国」。この漫画も全4巻完結、もしくは5巻以内完結のマンガとしては外せません。雑誌連載時にリアルタイムで読んでましたが、超能力と全ての謎がつながった瞬間は感動したなぁ…。超能力、事件、歴史、そして宇宙への想い。全4巻という巻数の短さを感じさせない、充実の読み応えがあります。

七夕の国(1) (ビッグコミックス)著者:岩明均出版社:小学館発行日:1997-06-30

70億の針

生命体・テンガイは、宿敵・メイルシュトロームを追う最中、女子高生・ヒカルの命を奪ってしまう。ヒカルの体に同居することで彼女を蘇生させたテンガイは、嫌がるヒカルと共に殺戮を繰り返すメイルシュトロームを追う。

多田乃伸明「70億の針」
[多田乃伸明 著 KADOKAWA/メディアファクトリー「70億の針」2巻より引用]

このあらすじを読んで、ウルトラマンとハヤタ隊員のそれを思い出したあなた。そんな方にオススメなのが、この漫画「70億の針」。ヘッドホンを付けて殻に閉じこもる少女が、不思議な生命体との共生を経て成長していくという作品です。小粒ながら読者の心に残る、良質なSF漫画。おもしろいです。

70億の針 1 (コミックフラッパー)著者:多田乃伸明出版社:KADOKAWA / メディアファクトリー発行日:2012-06-23

紅のメリーポピンズ

風変わりな装いをした上品なメガネの女性・吏糸双葉(りいと・ふたば)。その正体は、世界でも10人しかいないと言われる「スーパーナニー」。しかし彼女はよんどころない事情で追われる身だった―。

高口里純「紅のメリーポピンズ」
[高口里純 著 双葉社「紅のメリーポピンズ」1巻より引用]

高口里純さんの「紅のメリーポピンズ」。「ナニー」とは母親に変わって子育てをする女性のことで、主にイギリスで活躍しています。

基本、スーパーナニーである主人公・双葉さんが訪れる各家庭で子育ての悩みを解決する育児マンガなのですが、逃亡中ということで「育児漫画+水戸黄門+逃亡者」といったおもしろさがあります。特に幼いお子さんが身近にいる方に読んでいただきたい作品。

紅のメリーポピンズ : 1 (ジュールコミックス)著者:高口里純出版社:双葉社発行日:2013-10-17

海月と私

亡き父の残した小さい旅館を継いだ元板前。廃業までの短い期間、宿を手伝う仲居さんを募集したところ、やってきたのは美人で人当たりのいい、そして素性のしれない「海月」のような女性だった。いぶかりながらも彼女のいいように転がされ、なんとか店を切り盛りする主人公だったが…。

麻生みこと「海月と私」
[麻生みこと 著 講談社「海月と私」1巻より引用]

麻生みことさんの「海月と私」。まじめ一本の中年主人公が、ほがらか美人の若き仲居に翻弄される楽しいコメディ漫画。

…と思いきや、随所にはさまれるややミステリアスな彼女の謎。やがて訪れるのは、破綻か大団円か。怒涛の展開を見せる4巻は必見。人を食ったようなタイトルですが、隠れた名作マンガです。

海月と私(1) (アフタヌーンコミックス)著者:麻生みこと出版社:講談社発行日:2013-08-07

アマイタマシイ

少し天然気味な商工会職員・柴田羽衣(しばたうい)と、イケメン東大生・川島賀句(かわしまがく)は、スイーツでさびれた商店街の復興を目指す。活性化のために白羽の矢を立てたのは、伝説のシェフかつ「無冠の帝王」である熊谷周作(くまがやしゅうさく)。

シェフ就任を依頼された熊谷の条件は「辞めたい時にいつでも辞める!」。彼らのパティスリー「プチ セヴェイユ」は商店街を再び盛り上げることができるのか?

杉本亜未「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」
[杉本亜未 著 白泉社「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」1巻より引用]

「ファンタジウム」の杉本亜未氏によるスイーツ漫画「アマイタマシイ」。自他共認める「天才」であり、偏屈な武闘派である熊谷のキャラクターが際立っていて、実に魅力的。スイーツの描写も適度なうんちくを織り交ぜながら手抜きなし。時折心に残る名言もぶっこんでくるのは、さすがの杉本亜未作品です。

アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 1著者:杉本亜未出版社:白泉社発行日:2016-03-02

プラネテス

スペースデブリ(宇宙のゴミ)回収業のハチ(ハチマキ)・フィー・ユーリ。新たなクルー・田名部愛を迎えた彼らは、今日も宇宙のゴミ拾いに精を出す。やがてハチは憧れの木星往還船にて、新天地を目指す―。

幸村誠「プラネテス」
[幸村誠 著 講談社「プラネテス」2巻より引用]

「ヴィンランド・サガ」の幸村誠氏による本格SFマンガ「プラネテス」。全4巻というコンパクトさながら、今も漫画好きの注目を浴び続ける名作です。リアルな宇宙生活の描写がSFファンにはたまりません。本格でありながら万人におすすめできる、全4巻完結漫画ではずせない作品。

プラネテス(1) (モーニングコミックス)著者:幸村誠出版社:講談社発行日:2001-01-23

まとめ

以上、「全4巻で完結するオススメのおもしろい漫画」でした。関連記事で別の漫画もまとめていますので、ぜひご覧ください。

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