漫画感想まとめ(2017年2月)「笑うあげは」「将棋めし」など

2017年の2月中に読んだ主な漫画の感想まとめです。

今月は読みすぎた…。

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2017年2月に読んだ主な漫画一覧

「笑うあげは」田中ユタカ(1巻)

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タイトル:笑うあげは(1) (近代麻雀コミックス)著者:田中ユタカ出版社:竹書房発行日:2017-02-01

盲目の美女雀士・あげは。「奇跡の手」を持つ特別な治療師(ヒーラー)でもある彼女との対局ルールは、捨て牌を発声すること。目が見えぬことをいいことに、対局者は時に彼女をあざむき、おとしめようともするが、しかしあげはは不敵に笑う―。

不敵に笑う主人公・あげはが魅力的な麻雀漫画。作者の田中ユタカ氏は「視覚障害の主人公の活躍を娯楽として描く」ことに葛藤があったそうですが、自身の病気や視覚障害に関する勉強・理解を経てこの漫画を描き上げるに至ったとのこと。それゆえか麻雀漫画を超えた奥深さを感じます。

こちらでも「笑うあげは」を紹介していますのでご覧ください。

麻雀(まーじゃん)。数字を表す記号や漢字が描かれた牌(パイ)を揃えて、出来上がった「役」によって点数を競うゲームです。 当然、引いた牌...

「ダンジョン飯」九井諒子(4巻)

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タイトル:ダンジョン飯 4巻 (HARTA COMIX)著者:九井 諒子出版社:KADOKAWA / エンターブレイン発行日:2017-02-15

大人気ファンタジー・ダンジョン・自給自足グルメ漫画も第4巻。いよいよライオスの妹・ファリンを飲み込んだレッド・ドラゴンと対峙する一行。ライオス達はレッド・ドラゴンを倒してファリンを取り戻すことができるのか!そして気になるレッド・ドラゴンの味は!

4巻に至っても全然おとろえないおもしろさ。九井諒子ってスゴイね。この巻でとりあえず一段落ではあるのですが、終盤気になる展開が。まだまだ冒険の続きを楽しめるのでしょうか。「ダンジョン飯」をリアルタイムで読めるこの歓びよ。

「将棋めし」松本渚(1巻)

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タイトル:将棋めし 1 (コミックフラッパー)著者:松本 渚出版社:KADOKAWA / メディアファクトリー発行日:2017-01-23

将棋+ご飯を描いたこちらも異食、じゃなかった異色のグルメ漫画。作者は「盤上の罪と罰」の松本渚氏。主人公は女性プロ棋士・峠なゆた(六段)。あだ名は「なゆたろう」。ちなみに現在、女性で「プロ棋士」になった方はいないそうで(「女流棋士」とは異なる)、なゆたの設定はフィクションならでは。

そんな彼女を通して描かれる「将棋+めし」のエピソードがおもしろい。第一話、対局途中の食事注文時。なゆたは相手の棋士とかぶらぬよう、かつ丼と天丼の2択を脳内で構築するが、相手はその二つを同時注文。「丼の両取り」に対してなゆたの「桂馬かお前は!」のツッコミw。結局頼んだのは5局連続のカレー。

別の対局ではなゆたがうな重の「梅」を頼んだのに対し、同室で対局している全員が「竹」を注文。敗北感を感じた彼女があわてて等級を「松」に変更するなど、食の部分で盤外戦術。食べ物での駆け引きを描きながら、「注文は上座から」「会計はその場で」のような将棋めしトリビアが随所に挟まれているのが興味深い。

ちなみに「将棋めし」の将棋監修担当・広瀬章人八段によると、ニコニコ生放送などのメディア中継の増加に伴って棋士が対局中に注文した食事・おやつが話題に上がるのだとか。漫画内で描かれていることも実際に起こっていると言っても過言ではないそうです。ご飯から見る将棋の世界を描く「将棋めし」。主人公・なゆたの活躍(と「めし」)が楽しみです。

「さよなら私のクラマー」新川直司(1・2巻)

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タイトル:さよなら私のクラマー(1) (月刊少年マガジンコミックス)著者:新川直司出版社:講談社発行日:2016-08-17

恩田希が高校生になって帰ってきた!全2巻完結の「さよならフットボール」の続編。「さよなら~」では男子に混じってのサッカーでしたが、この「さよなら私のクラマー」では女子サッカーの世界に足を踏み入れた恩田希、そして新たな仲間たちが描かれます。

リアルではオリンピック出場を逃し元気のない「なでしこ」ですが、この漫画が次世代のなでしこを産む原動力となるか。一癖も二癖もあるが「足に覚えのある」チームメイト、元女子A代表のコーチ、そして魅力的なライバルたち。躍動感あふれる、今後も期待のサッカー漫画です。

「鬼を飼う」吉川景都(2巻)

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タイトル:鬼を飼う(2) (ヤングキングコミックス)著者:吉川景都出版社:少年画報社発行日:2017-01-30

約1年を経ての第二巻。舞台は昭和初期の東京。奇妙な生物「奇獣」を取り扱う奇獣商・四天王と謎の少女アリス、そして彼らに惹かれる帝大生・鷹名。1巻では割りとほのぼの展開の話も多めでしたが、ちょっと怖い話も増えてきた印象。油断してるとビビります。

四王天を追う特高隊「夜叉」、奇獣に興味を持つ新聞記者、そして四王天と何やら因縁の深そうな謎の人物の登場で、役者が揃ってきた感があります。学生・鷹名にも謎がありそうで、いよいよ盛り上がって来た今後も期待のあやかし漫画です。

「ソフトメタルヴァンパイア」遠藤浩輝(1巻)

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タイトル:ソフトメタルヴァンパイア(1) (アフタヌーンコミックス)著者:遠藤浩輝出版社:講談社発行日:2016-11-30

「EDEN」「オールラウンダー廻」の遠藤浩輝最新作。突如、世界がその理を変えてから数年。16歳になった高校生・美井香は学校で治安を守るはずの「ポッド」に同級生もろとも襲撃される。彼女を救ったのは元素を操る吸血族(ヴァンピール)だった。

…という「いかにも」な設定のSF漫画(ほめてます)。リアルさあり、ヒーローっぽさあり、それでいて遠藤浩輝作品らしい容赦のない描写もあり、狙ってるなぁという印象。これはあまり深く考えずに、素直に雰囲気にのっかった方が楽しめるとみた。「寄生獣」っぽい描写が好きな方ははまるんじゃないでしょうか。

「メガロポリス・ノックダウン」田澤類(1巻)

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タイトル:メガロポリス・ノックダウン 1 (MFC)著者:田澤 類出版社:KADOKAWA / メディアファクトリー発行日:2017-01-23

未成年お断りのオンラインゲーム「メガロポリス・ノックダウン(通称「メガノク」「MKD」)」。その世界に魅せられた小学5年生の鋭美は、親に隠れてメガノクのプレイを開始。初心者が生きていくには辛すぎるその世界で、鋭美は理想のパートナーを見つけて―。

商業漫画としては扱いにくい題材がゆえ、Webでの自主発表となっていた作品の単行本。これは続きが気になるおもしろい漫画でした。詳しくは別記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。

「メガロポリス・ノックダウン」―小学生がクライムアクションにはまったら?

「兄の嫁と暮らしています。」くずしろ(2巻)

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タイトル:兄の嫁と暮らしています。 2巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)著者:くずしろ出版社:スクウェア・エニックス発行日:2017-02-25

義姉と妹の、ほっこりしつつもどこか寂しさ漂う共同生活を描いた「兄の嫁と暮らしています。」第二巻。兄の葬式後、二人で暮らすことを決めたエピソードや、1巻終盤で飼いはじめた猫の名前を決める話、三者面談のお願いをなかなか希に言い出せない志乃のモヤモヤなど。

1巻から落ちないクオリティで満足。鎹(かすがい)だった人間を喪った「あね」と「いもうと」。仲はいいんだけどもう一歩踏み出せない距離感、そしてそれが少しずつ縮まっていく感じが丁寧に描かれています。美麗なカラーも多数収録されているのが嬉しい。ところで本作が百合漫画として紹介されていることがあるけど、そういうんじゃないよね?多分。

「地底旅行」倉薗紀彦(3巻)

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タイトル:地底旅行 3 (ビームコミックス)著者:倉薗 紀彦出版社:KADOKAWA / エンターブレイン発行日:2017-02-25

ジュール・ベルヌの同名作をコミカライズした「地底旅行」も第三巻。前巻で「地底の海」に筏で漕ぎ出したアクセル・リーデンブロック教授・ハンスの三名。目印となるものもない海原に浮かぶ彼らに迫りくるのは巨大な生き物だった。

「地底旅行」2巻の表紙で登場したそれが、3巻前半で大活躍するわけですが。もうね、私、「海の巨大な生物」とかスゴイ苦手なんですよ。怖すぎる。しかしそれこそが空想冒険の醍醐味なわけで、身をキュッと縮めながら楽しませてもらいました(笑)。

そして再び陸地を踏みしめた彼らが見つけたものとは?予告で「第4巻、旅の終わり」とありますが、次巻で完結なんでしょうか。楽しみに待ちます。

「ジョジョリオン」荒木飛呂彦(14巻)

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タイトル:ジョジョの奇妙な冒険 第8部 モノクロ版 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)著者:荒木飛呂彦出版社:集英社発行日:2016-12-19

累計一億冊を突破したジョジョシリーズ第8作・ジョジョリオンの14巻。絵のごちゃつき加減・話の分かりにくさに拍車がかかって、最近は買ってもあんまり読み返してないな…。もう半分以上惰性で読んでますが、そろそろ切り時なのかも。おもしろくないわけではないんだけど、次巻を読むかは要検討。

「それでも町は廻っている」石黒正数(16巻)

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タイトル:それでも町は廻っている(16) (ヤングキングコミックス)著者:石黒正数出版社:少年画報社発行日:2017-02-14

嵐山歩鳥とその仲間たちの愉快な生活を描いた「それ町」もこの第16巻をもって完結。さびしいっすね。流行り廃りに関係なく楽しめる漫画なので、これからも愛読していきたい。そして同時発売の「公式ガイドブック廻覧板」はまさかの電子版発売。私は紙書籍を買いましたが、スマホやタブレットの可読性ってどうなんだろ?詳しい感想は下記よりご覧ください。

遂に完結。「それでも町は廻っている」最終16巻と公式ガイドブック廻覧板

「機動戦士ガンダム サンダーボルト」太田垣康男(9巻)

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タイトル:機動戦士ガンダム サンダーボルト(9) (ビッグコミックススペシャル)著者:太田垣康男出版社:小学館発行日:2017-01-30

水上都市リグを臨検する連邦艦スパルタン。サイコ・ザクのパイロット候補生たちを都市外へ逃がそうとする南陽同盟と、それを追尾するイオ・ビアンカ達。そして巻き込まれたジオンのフィッシャーが取った選択は?

ここからガンダム漫画三連発。まずはおなじみサンダーボルトの第9巻。南洋同盟のザク・マリンタイプ(だよね?)、ゾゴック、ブローバー級潜水艇と、連邦のガンキャノン・アクア、ボール、そして水中装備のアトラス・ガンダムの緊迫した水中戦闘。この巻だけ読んでもサンダーボルトのおもしろさ、すごく伝わるんじゃないかな。

そしてア・バオア・クーのホワイトベースクルーを彷彿とさせるレヴァン・フウの導き。ちゃんと「ガンダム」してるのがいいですね。今回はどちらかと言えば南洋同盟側の視点中心で、ダリルの出番は少なめ。連邦・ジオン・南洋同盟という構図がいよいよはっきりしてきて今後の期待も高まりますが、完結までは長引きそうですね(笑)。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」Ark Performance(1~13巻)

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タイトル:機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(1) (角川コミックス・エース)著者:Ark Performance出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2013-10-28

舞台はZ・ZZ~逆シャア間のUC0090年。MSVでおなじみ、赤い稲妻ジョニー・ライデンをメインに据えたガンダム漫画。といっても主人公レッド・ウェイラインがジョニーかどうかは今のところ謎。

「ザビ家の財宝」をめぐるミステリアスなストーリー、MSV中心の渋いモビルスーツ群が繰り広げる高クオリティな戦闘シーン、レッド・ミリア・イングリッド0をはじめとする魅力的な新キャラクター、ヤザン・ホルスト・ミリィといったファンならニヤリとするキャラチョイスなど、特に宇宙世紀ガンダムが好きな方にオススメ。おもしろいです。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」が面白い!7つのおすすめポイント

「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」おおの じゅんじ(1~4巻)

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タイトル:機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク(1) (角川コミックス・エース)著者:おおの じゅんじ出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2015-07-25

旧ガンダムゲームをまとめたPS3ゲーム「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」から新作「ミッシングリンク」をコミカライズしたガンダム漫画。新MS「スレイヴ・レイス」とEXAM由来のHADESを搭載した「ペイルライダー」を主軸に、イフリート、ガンダム・ピクシーといった一年戦争の局地で活躍したMSたちの躍動が楽しめます。

おおのじゅんじ氏の作画は安彦良和風でクオリティも高く、ORIGIN好きなら違和感なし。全4巻でコンパクトにまとまっているので読みやすいですよ。

最近のガンダム漫画ってレベル高いよね。宇宙世紀ものおすすめガンダム漫画

「めしにしましょう」小林銅蟲(1・2巻)

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タイトル:めしにしましょう(1) (イブニングコミックス)著者:小林銅蟲出版社:講談社発行日:2016-11-22

女性漫画家とそのアシスタントによる、豪快めし漫画。料理はまともなのですが、その作り方がぶっ飛んでいて他のグルメ漫画とは一線を画します。1・2巻の詳しい感想は下記リンクよりどうぞ。

漫画「めしにしましょう」でダイナミック過ぎる料理を脳内で楽しむ

まとめ

以上、2017年2月に読んだ漫画でした。

おかげさまで財布がたいへん軽くなりました。でもアタリが多かったので満足。

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