「めしにしましょう」―ダイナミック過ぎる、圧巻の調理法

講談社イブニングコミックスより、グルメ(?)漫画「めしにしましょう」を読みました。

作者の小林銅蟲(こばやしどうむ)氏は、同じくイブニングで連載中「累 -かさね-」の作者である、松浦だるま氏のチーフアシスタント。

またブログ「パル」で、ダイナミックな料理の数々を公開されているブロガーさんでもあります。

※ブログは写真多めなのでスマホの方は注意。

パル
はい

そんな小林銅蟲氏の漫画「めしにしましょう」。

以前から気になっていた漫画の一つですが、2月23日の2巻発売を機に一気読みしてみました。

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「めしにしましょう」概要

基本的に1話完結の構成。

女性漫画家・广大脳子(まだれ・だいのうこ)と、アシスタント・青梅川おめが(おうめがわ・おめが)の二人がメインキャラクター。

このネーミング好き。(※後に男性アシスタントとロボット掃除機追加。)

机に向かって漫画を描く二人ですが、仕事が煮詰まってくると現実逃避でめしをつくり始める。

しかし調理担当のおめがが作る料理がダイナミック過ぎて…。

めしにしましょう/小林銅蟲 一の膳
めしにしましょう/小林銅蟲 一の膳 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ

第一話「一の膳」が講談社モアイで公開されています。

この回で作るめしはローストビーフなんですが、牛のモモ肉が調理されていたのは風呂場。

パックに入れた肉を、63℃くらいのお湯に3時間入れることで火を通す、という豪快さ。

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感想

調理過程がおもしろすぎる

異色のグルメ漫画「めしにしましょう」。おもしろい!

何がおもしろいかって、話のメインが「料理を作る過程」なところ(笑)。

料理の感想パートが最後の1~2Pぐらいしかない。

しかも「おいしい!」「うまい!」で済ますことがほとんど。

いや、グルメ漫画とか料理漫画って、もちろん調理過程の描写や説得力も大事なんだけど、登場人物の悩みとかあって、それをおいしそうな料理を作って「ほわーっ❤」みたいな感じで包んじゃって、最後いい感じで締めくくる、っていうのがパターンじゃないですか。

そういうのも嫌いじゃないけど、「めしにしましょう」ではそんなもんどうでもいい。

調理過程が命!

いかにダイナミックに、人が真似しようと思わない作り方をするか、というところに力が入っていてステキです。

ローストビーフ作ろう!→風呂場へ直行!する漫画が他にあるだろうか。否、ない。

それも荒唐無稽な脳内料理じゃなくって、作者自らが実際に作っているからツッコミようもない(※ブログ参照)。

そしてそれが実にうまそうで、でも簡単に作れないようなもので、実にうらやま悔しいことこの上ない。

あー食いてぇ…。

テンポの良いシュールな会話

またこの漫画の魅力の一つに、キャラクター同士のテンポのいい会話があります。

「なんでこんなもの(ハンドミキサー)持ち歩いてるんですか?」

「使うからです」

(1巻P11より)

とか、

「切り口のほうがでかいカツは初めてだわ…。スマホみたい」

「スマホですよ」

「適当に言うな」

(1巻P36より)

とか。

シュールというか、軽妙で適当過ぎるノリがたまらない。

一応常識人の广先生と、言動が予想できないおめがさん。二人の掛け合いがクセになります。

低温調理器が欲しくなる

と、そんな感じの漫画「めしにしましょう」。

試し読みするとその雰囲気がよく分かるので、まずはそちらをどうぞ。

漫画データ
タイトル:めしにしましょう(1) (イブニングコミックス)著者:小林銅蟲出版社:講談社発行日:2016-11-22

今回、1・2巻をまとめて購入しましたが、次はどんな料理が出てくるか気になって気になって、あっという間に読了してしまいました。満足。

そしてこの漫画を読んでいると肉!肉を低温でじっくり温めて食いたくなってくる!

しかし私の家では風呂場でお肉を茹でるのはちょっと無理なんで…。低温調理器が欲しくなってきます。

漫画には登場しませんが、作者の小林銅蟲さんも実際に使っていらっしゃるようで。

うーん、これでローストビーフ作りたい!

漫画に登場する料理では、ほかにパタン的な「ウ゜ドン」(1巻十の膳参照)がお手軽そうで作りたい…。

と思ったのですが、これもチャーシューを風呂で12時間泳がせるやつだった。

作中のめしはどれもうまそうなんですが、当面は脳内で楽しむことにしておきます。

漫画データ
タイトル:めしにしましょう(2) 【電子限定カラーレシピ付き】 (イブニングコミックス)著者:小林銅蟲出版社:講談社発行日:2017-02-23
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まとめ

以上、ダイナミック過ぎるグルメ漫画、「めしにしましょう」の感想でした。

2巻ではさらにパワーアップしたやり過ぎ飯の数々、そしておめがに引きずられる广先生の壊れっぷりが楽しめます!(2巻表紙、广先生の表情に注目)

そして广先生とおめがの意外な関係も…。それは読んでのお楽しみ。

ちなみにこの2巻には、電子限定カラーレシピとして、作中に登場した料理4品の作り方がカラーで紹介されています。

実際に作れるかどうかは…また別の問題。。