漫画「メガロポリス・ノックダウン」2巻―鋭美に迫るゲームオーバーの足音

オンライン・クライムアクションゲーム(Z指定)の世界に足を踏み入れた小学生を描く漫画「メガロポリス・ノックダウン」。2017年8月23日発売の第二巻で完結となりました。

オンラインゲーム「メガロポリス・ノックダウン」、通称メガノクでパートナー・守(マモル)とコンビを組み、着実にスキルを上げていく鋭美。1巻ラストで有名ゲーム実況者・トラウト鈴木の挑発を受けた二人は果たして―?

いまやオンラインで対人プレイができるゲームも当たり前になりましたね。私はゲームは好きなのですが、オンラインゲームのプレイ体験は「スプラトゥー...

第1巻を未読の方はこちらから先にお読みいただければ。

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「メガロポリス・ノックダウン」2巻レビュー

2巻の前半は、欧米型ストロングスタイルにして煽り型ゲーム実況者であるトラウト鈴木との対決。トラウトの提案により行われる、10人対10人のサドンデス方式であるチームデスマッチが描かれます。

私、オンラインの対戦ゲームはスプラトゥーンぐらいしかやったことがないヌルゲーマーなんですが、ホントにこんなに殺伐としてるんですかね?メガノクを「ヌルい」と言い切るトラウト軍団が大暴れ。

仲間が次々と倒れる中、孤軍奮闘する守の秘策。そして鋭美はトラウトを倒せるのか?緊迫の駆け引きが展開され、「これはゲームだ(というか漫画なんだけどw)」とわかっていても手に汗握ってしまいます。いや、ゲームの世界だからこそ、のおもしろさなのか。

トラウト戦のあとはいよいよ本作のクライマックス。鋭美と守に物語最大の修羅場が…?未成年でありながらメガノクをプレイしていた鋭美。そして未成年とうすうす感づきながらも鋭美をプレイを続けた守。二人の自己欺瞞にも決着の時が迫ります。

そして1巻からの小道具も効いて、なかなかニヤリとするラスト。「メガロポリス・ノックダウン」、楽しませてもらった全2巻でした。おもしろかったです。

私も現在思春期真っ只中の子どもがいますが、過激なコンテンツがあふれる世の中。それらを子どもにどこまでふれさせるか、ふれさせないのか、そもそも干渉するべきなのか否か、というのはとても難しい問題です。そんな中、本作で守が出した結論はとても興味深いもの。うーん、そういう考え方もアリ…なのかな?

2巻あとがきによると、作者の田澤類さんは過去、実際にクライムアクションゲームで未成年とフレンドになったことがあり、その時の経験・気持ちがこの「メガロポリス・ノックダウン」に繋がっているとのこと。そんな背景を思いながら本書を見返すと、また本作の違う顔も見えてくるのでは。

惜しむらくはメイドカフェの店員・目田さんが鋭美と守に絡まずに終わったこと。この辺はいろいろな事情があるのかな、などと類推しますが、兎にも角にも楽しませてもらった全2巻でした。田澤類さんの次回作に期待です。

そして良い子はスプラではじけようぜ!

漫画データ
タイトル:メガロポリス・ノックダウン 2 (MFC)著者:田澤 類出版社:KADOKAWA / メディアファクトリー発行日:2017-08-23
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