電子書籍で読める諸星大二郎漫画。妖怪ハンターなどおすすめ6作

AmazonのKindleカテゴリを眺めていたら、私の大好きな諸星大二郎「妖怪ハンター」シリーズの発売予定が掲載されていました。

やっほい!

私は諸星大二郎先生の作品は全般的に好きなのですが、この「妖怪ハンター」シリーズは特にお気に入り。既刊を繰り返し読みつつ、新作の発売をいつも心待ちにしています。

妖怪ハンターとは?

考古学者・稗田礼二郎を狂言回しとして、日本各地の伝奇・超自然的な現象を描くのが「妖怪ハンター」シリーズ。稗田は主人公ですが、積極的に事象を解決する役回りではないのが本作の特徴。

基本、短編~中編ぐらいの作品が多め。稗田礼二郎以外にも「稗田の生徒たち」として潮(うしお)・渚の学生コンビが主役となる話もいくつかあります。

初出は1974年の少年ジャンプなので足かけ40年ほど続いていることになりますね。ジャンプ以後、ヤングジャンプ・ベアーズクラブ(ヤンジャン系雑誌)・ウルトラジャンプなど集英社系雑誌に掲載。

講談社メフィストでの「稗田のモノ語り 魔障ヶ岳」を経て、再び集英社ウルトラジャンプに「夢見村にて」が掲載された、というのがざっくりした経歴です。

妖怪ハンター他2017年1月発売のコミック

さて話を戻して、2017年1月発売の妖怪ハンターはじめ、諸星大二郎作品の電子書籍。発売日はAmazonではいずれも1月1日となっています。

まずは妖怪ハンター「地の巻」「天の巻」「水の巻」。

これは集英社から出た過去に出た妖怪ハンター作品(主に大判コミックス)を再分類して文庫化したもの。大判コミックスは一般書店では手に入らないものも多いので、とてもありがたい本。

まずはこの3冊を抑えておけば「妖怪ハンター」の醍醐味を存分に味わえます。特に「地の巻」には初期ジャンプコミックスのみに収録されていた「死人帰り」も収録されています。

続いて「稗田の生徒たち1 夢見村にて」。過去作に登場した天木薫・末加の兄妹が稗田とともに活躍する表題作「夢見村にて」と、潮・渚がが主人公の「悪魚の海」を収録。2016年12月時点の妖怪ハンター・最新刊です。

そして同日発売の「孔子暗黒伝」と「バイオの黙示録」。

「孔子暗黒伝」は諸星氏の初期代表作の一つ「暗黒神話」の姉妹本。これはこれでおもしろいんですが、やはり「暗黒神話」を先に読んだ方がいいかと。なんで「暗黒神話」は電子書籍化しないんでしょうかね???

もう一作「バイオの黙示録」は遺伝子の変化が起きたバイオ戦争後のヒトを描いたSFオムニバスです。

おすすめのエピソード

僭越ながら、妖怪ハンターシリーズのおすすめエピソードをいくつかご紹介。

「黒い探求者」

九州にある小さな村「比留子の里」を訪れた稗田が出会ったものは?異空間やショッキングなヒルコの描写など、稗田礼二郎初登場にしてシリーズのおもしろさ・醍醐味が詰まった一作。

「生命の木」

東北の隠れキリシタンを題材にした、映画化もされた名作。「いんへるの」は一度見たら忘れられません。

「闇の客人(まろうど)」

現代に復元された祭りがもたらす惨劇。異形と異世界のインパクト、そして物悲しいラストが余韻を残します。

「天神さま」

神隠しに会い、十年ぶりに姿を現した少女。彼女が連れて来たものは。多くの人が子どもの頃に遊んだ「通りゃんせ」をテーマにした一作。まさにモダン・ホラー。

「蟻地獄」

洞窟に開く無数の「穴」。「良い穴」に入れば望みが叶うが、「悪い穴」に入った者は…?これも空間の描き方が見事。うまい話には裏がある。

「産女の来る夜」

村に里帰りした女子大生が旧家の儀式で出会う恐怖。雪に埋もれる寒村の巫女、というシチュエーションが静かな恐怖を演出。異形の描写が好きな作品。

まとめ

以上、2017年1月発売の妖怪ハンター他、諸星大二郎作品の紹介と、妖怪ハンターシリーズからおすすめ作品のご紹介でした。

和製の恐怖漂う妖怪ハンター、読み始めると止まらない、オススメの漫画です。私は単行本を手に入れるのに結構苦労したほうなので、いま電子書籍でサクッと読める人がうらやましいです(笑)。

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