入門書すら難しそうに感じるとき
新しい分野について学ぶ時、まずはその分野の入門書から始めよう、と思いますよね。
でもどの本も難しそうでとっつきにくいな…。そんな風に感じることがあるかもしれません。
そもそもその分野にそれほど明るくないから入門書を探すわけで、どんな入門書があるのか、どんな本が自分に向いているのかわからない。
学びの出だしでつまずいて、入門する前から挫折することも。そんな時は本の探し方を変えてみてはいかがでしょうか。
児童書に目を向けてみる
そんな時は児童書コーナーで、学びたい分野の入門書を探してみてはいかがでしょうか。
地球科学者で京大の教授である鎌田浩毅先生は自著「一生モノの勉強法」で、「勉強法のとっかかりに児童書を選ぶことは恥ずべきことでもなんでもない」と述べておられます(第4章「すべての基本『読む力』をつける方法」より)。
むしろ児童書は「入門書の宝庫」。
鎌田先生自身、中高生向けの自著「地球は火山がつくった(岩波ジュニア新書)」を執筆される際、将来研究を担うかもしれない若者にわかりやすく伝えるため相当の熱意を持って臨まれたそうです。
そしてそのような本であれば、大人が読んでもためにならないはずがない、と。
入門書はわかりやすい本から
鎌田先生によると、「入門書はわかりやすい本から取り組むのが鉄則」だそうです。
確かに見栄をはって難解な本に挑戦し、結果早々と挫折してしまうことがありますよね。私もあります(笑)。
まずは子どもでも読める本から読書を進め、効果的に内容を理解していく方が、後々の結果につながりやすいでしょう。
そして児童向けの書籍からその分野に詳しくなってくると、次のステップの入門書、そしてその先の専門的な書籍が選びやすくなります。
自分が学びたい分野の入門書がもう一つハードルが高い、そんな風に感じられた時は、本を探す対象をちょっと変えてみると、良い出会いがあるではないでしょうか。
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