漫画「スキップとローファー」6巻ショート・レビュー

高松美咲さんの漫画「スキップとローファー」6巻ショート・レビュー。アニメ化決定おめでとうございます。

年末年始が過ぎ、美津未たちが一年生として過ごす最後のシーズンが描かれる第6巻。前半のハイライトであるバレンタインデーは、人間関係に若干の変化を及ぼすことに。その過程で描かれる、繊細な心情表現が心に残る。

続いて迎える美津未の誕生日では、意外にも同居する叔母(叔父)・ナオちゃんにスポットが。すくすくと真っ直ぐ成長していく愛する姪の姿に喜びを感じつつも、その心の片隅に湧き上がるのは…?

作中で詳細は描かれていないが、おそらく性同一性障害のために辛く苦しい思春期を過ごしてきたであろうナオちゃん。その胸の内を美津未と対比的に、しかし嫌な感じを残さずに描いてしまうのが凄い。他にも収録の全6話それぞれで綴られる、青春群像劇的な人間模様がますます面白い。

あっさりとした絵柄なのに、登場人物の微細な表情の変化でその心情をあらわす表現力に、何度も読み返したくなる魅力がある「スキップとローファー」。次巻では二年生となる主人公たちが進んでいくであろう、新たな青春の日々を読むのが待ち遠しい。

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