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漫画『スキップとローファー』感想:地方女子の真っ直ぐハイスクール・ライフ!

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バラ色の未来を描き、地方から東京の進学校へ!前向き女子高生のスクールライフに待ち受けるものは、果たして?

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ちょっと個性的な主人公と友人たちの、繊細にして爽やかな学園ライフを描く漫画『スキップとローファー』。作者は高松美咲さんで、2024年3月現在、単行本1~10巻が刊行中。

以下『スキップとローファー』の主なあらすじ・面白さ・見どころを、これから楽しむ方のために極力ネタバレ無しでご紹介します。

『スキップとローファー』感想・レビュー

あらすじ・概要

順風満帆な人生設計を描き、石川県の田舎町から、レベルの高い東京の進学校へ首席入学した15歳・岩倉美津未(いわくら・みつみ)

「私はこの高校生活 ただの一度だって失敗しない」と自信満々だったけれど、入学初日にいきなり失敗。さらにこれまでとは違う「都会の人間関係」に戸惑ったりも。

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そんな美津未が、持ち前の前向きさを発揮。ちょっと訳ありなイケメン男子・志摩聡介や新たな友人たちと、明るいスクールライフを送っていく様子が綴られていきます。

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理想と違う人間関係に苦戦?

「同級生の数が一桁」という田舎の中学出身ながら、東京の進学校に首席入学できる成績の美津未。志し高く高校生活に臨みますが、入学初日から「電車通学」でいきなりトラブル!

そこを偶然居合わせた志摩くんに助けられ事なきを得るも、新入生代表のスピーチ後に胃の中身をリバース(笑)。一躍「吐いた人」として周囲に認識され、理想の高校デビューにつまずくことに。

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また地方出身ゆえか「都会育ちの同級生」との距離の取り方が、もう一つピンとこない彼女。これまでにない人間関係の難しさを感じ、同級生の何気ない一言に疑心暗鬼になったりも…。

しかし田舎の旧友の助言や、志摩くんら新しい友人の温かい眼差し、何より持ち前の素直さと前向きな心から、やがて自分のペースを取り戻していく美津未。

異郷の地で奮闘しながら、徐々に人間関係を広げ成長していく彼女の姿が、何とも微笑ましい!読みながら思わず「ガンバレ!」と応援してしまいます。

イケメン志摩くんの気になる過去とは?

そんな美津未とともに描かれる「もうひとりの主人公」とも言える存在が、ふんわりイケメン・志摩くん

イケてる外見だけでなく、繊細な心配りも出来る男子。クラスメートたちの心を掴んでいくのですが、人の内面には深く立ち入らないスタンスも。

実は過去、子役タレントとして芸能方面に関わりがあった志摩くん。仲間の美少女が絡んだトラブルによる苦い思い出があり、人間関係に非常に慎重。そのため同級生たちとは一線を引くような素振りが…。

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若くして老成しているような、ともすればちょっと痛々しい雰囲気もある彼。しかし美津未の「真っ直ぐさ」に触れることで、少しずつその内面が解きほぐされていく。その過程がものすごく!心に染みます。

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15歳の交流と変化

また美津未と志摩くんだけではなく、友人たちの「青春群像劇」的なストーリーも、『スキップとローファー』の見どころ。

  • 意中の志摩くんと親しい美津未と打算的に友人になるミカ
  • 美人で性格も良いが「美しいがゆえ」の悩みを持つ結月
  • やや引っ込み思案で人付き合いが苦手な陰キャ・誠(まこと)

など、美津未と「仲良しグループ」となる彼女たちにもスポットがあたり、そこで十人十色な「悩みと成長」が描かれていきます。

その思春期ならではの複雑な心情が、重くなり過ぎない感じで綴られ、ついつい感情移入。各キャラクターが見せる「ハッとするような繊細な表情」にも、思わず感情を揺さぶられます。

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もちろんその中心となるのは美津未。彼女が不器用ながらも純朴な心を見せていくことで、同級生たちに少しずつ変化が。

さらにそれが連鎖し、誰かが誰かに少しずつ良い影響を与えていく。微妙にして純朴な少年少女たちの関係性に、不思議な心地よさを感じます。

そんな多感な時期にある少年少女の成長が、ゆるやかな笑いを混じえながら描かれていく『スキップとローファー』。読むときっと、さわやかな感情が心に残るでしょう。

『スキップとローファー』まとめ

以上、高松美咲さんの漫画『スキップとローファー』感想・レビューでした。

やや特徴的な地方出身女子高生と友人たちとの交流。丁寧に描かれるストーリーが、心地よい読後感を残す青春漫画

美津未と志摩くん、そして仲間たちが過ごすかけがえの無い時間。読み始めるとその輪の中に入りたい!と思わずにはいられない。不思議なトリップ感を味あわせてくれます。

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