漫画「踊る千年家族」1巻ショート・レビュー

春日井晶さんの漫画「踊る千年家族」1巻のショート・レビュー。

体がバラバラにされても再生し、1000年の時を生きる不老不死の兄弟たち。他者に利用されないために離れて暮らしていたが、妹のピンチを契機に日本で共同生活を始める、というアクション・コメディ。

マジメで平穏に暮らしたい主人公のテオ(三男)以外は、個性が豊か過ぎる兄弟たち。彼・彼女らが不老不死に絡んで起こす騒動に毎度毎度巻き込まれて…という構図が面白い。絵も標準以上の上手さで安定して読める。特に兄弟が集結して大暴れ&敵対組織の匂わせが展開される第一話がとても良い出来。

しかし日本での日常生活で起こるトラブルが描かれる二話以降は、ストーリーがややスケールダウン。コメディ的にも少し半端な印象。いや、面白いのよ?標準以上の面白さがある漫画なんだけど、もう一つ煮え切らない感じというか。

その理由は多分、物語の向かうべきところの情報開示が足りていないからではないか。1巻全体でもう少し、兄弟たちの生きる目的とか、不老不死の理由とか、敵対組織からのアクションとかを出してくれると、物語に入り込めたのかも。一応ラストでは物語が動き出しそうな展開があったので、次巻に期待といったところ。

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