ホラー

オカルト・ホラー漫画

漫画『死人の声をきくがよい』感想:幽霊少女と不幸体質少年のコメディ・ホラー

ひよどり祥子さんのオカルト・ホラー漫画「死人の声をきくがよい」感想。都市伝説・宇宙人・UMA・妖怪・パラレルワールドほか、オカルト系の恐怖要素が詰まりまくったホラー・コメディです。
オカルト・ホラー漫画

ホラー短編集『顔ビル/真夜中のバスラーメン』ー妖艶にして美麗なその世界

呪みちるさんのホラー短編集『顔ビル/真夜中のバスラーメン』。美麗なキャラクターと妖艶な筆致、そして巧みなストーリー展開でファンを唸らせるホラー漫画家・呪みちるさんの魅力が詰まった単行本です。 一風変わったタイトルですが、『顔ビル』『真夜中の...
オカルト・ホラー漫画

「悪い夢のそのさき…」―読後に想像がモヤモヤ膨らむホラー短編集

かわいい絵柄で恐怖の展開、しかしシュールな笑いで独特の読後感を与えてくれる、「死人の声をきくがよい」でおなじみのうぐいす祥子さん。 その2冊めの短編集となるホラー漫画集「悪い夢のそのさき…」を読みました。 カバーでリコーダーを吹く男の子を怪...
オカルト・ホラー漫画

漫画『寄生獣リバーシ』―『寄生獣』本編の裏側を描くスピンオフ

あの『寄生獣』が20年以上の時を経て、公式スピンオフ『寄生獣リバーシ』として復活! これまでもオマージュ的な短編は発表されていましたが、長編としては初登場です。 作者は女子格闘技漫画『鉄風』の太田モアレさんで、オリジナルの作者・岩明均さんは...
アクション・格闘技漫画

漫画『からくりサーカス』―自動人形から人類を救え!魂震える熱き戦い

その迫力が、ドラマティックなストーリーが、ページをめくる手を止めさせない!藤田和日郎さんのアクション漫画『からくりサーカス』。 ボリュームのある大長編漫画ですが、読み始めると止まらないおもしろさのある、激アツな作品。連載は小学館の漫画雑誌「...
オカルト・ホラー漫画

「諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから」レビュー

小学館「ビッグコミック増刊号」に連載中の「諸星大二郎劇場」掲載作品を中心に、諸星大二郎先生が2006年から2017年にかけて発表した短編が、一冊の単行本になりました。 「諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから」です。さてその中身は...
オカルト・ホラー漫画

ホラー漫画『私のともだち』―「少女向け恐怖マンガ」の世界

ホラー漫画で「ともだち」って、怖いイメージしかないよね(笑)。 楽しみにしていた、那州雪絵さんのホラー短編集「私のともだち」を読みました。 那州雪絵さんはホラー専門の漫画家さんではありませんが、「魔法使いの娘」「魔法使いの娘二非ズ」で、恐ろ...
オカルト・ホラー漫画

漫画『報いは報い、罰は罰』―山奥の洋館で起こる恐怖の惨劇

六年は長い 目も開けられなかった赤ん坊が 報いを求めるほどに (森泉岳土「報いは報い、罰は罰」上巻P39より) 森泉岳土(もりいずみ・たけひと)さんの待望の新刊、「報いは報い、罰は罰」上下巻を読みました。 2016年刊行の2冊「うと そうそ...
オカルト・ホラー漫画

昭和感あふれる美麗な都市伝説ホラー『口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~』

呪みちる(のろい・みちる)さんのホラー漫画『口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~』。昭和感あふれる都市伝説がモチーフの、ホラー漫画短編集です。 『スケスケメガネ伝説』『黒い清涼飲料水』『3本足の人形』など、昔ながらの「怪奇漫画」を彷彿とさせる...
SF漫画

漫画『七夕の国』―小さな超能力の秘密とは?岩明均の傑作SFホラー

役に立たない小さな超能力を持つ青年は、やがて自身のルーツにまつわる大きな渦に飲み込まれて…。 岩明均さんの『七夕の国』。超能力を発端とする怪事件を、歴史ロマンを織り込みながら描いたSFホラー漫画です。 連載は小学館の漫画雑誌「ビッグコミック...
SF漫画

「アーサー・ピューティーは夜の魔女」―終末世界を旅する魔女の物語

安息の地を求めて夜の魔女は、今日も世紀末を漂う―。 「ヘレンesp」に続いて木々津克久さんの漫画をご紹介。「アーサー・ピューティーは夜の魔女」という一風変わったタイトルです。 カバーでは、赤毛の女性が路上で何やら追い詰められているようで…?...
アクション・格闘技漫画

「邪眼は月輪に飛ぶ」―藤田和日郎描く迫真のノンストップ・アクション・ホラー

死をもたらす、悪魔の眼を持つ鳥。その前に人々は為す術もなく倒れ、滅亡へと近づく世界。そんな人類の脅威に立ち向かうは、仮面の老マタギ―。 藤田和日郎さんと言えば「うしおととら」「からくりサーカス」など、少年誌での長期連載が多い漫画家さん。 そ...
オカルト・ホラー漫画

ホラー漫画「魔犬 ラヴクラフト傑作集」―異世界の扉を開く闇の門

魔界の入り口。それは傍らに立つ人間を引き寄せずにはいられないもの―。 田辺剛さん描くホラー短編集「魔犬」。ホラー小説の雄・ラブクラフトの描いた小説を、漫画化したものです。 私はホラー小説もホラー漫画も好きですが、ラブクラフト作品についてはあ...
オカルト・ホラー漫画

漫画『魔法使いの娘』―読ませるストーリー!那州雪絵の長編オカルト・ホラー

那州雪絵さんの漫画『魔法使いの娘』。 魅力的なキャラクターと深みのあるストーリー、そして恐さを併せ持つ、隠れた名作オカルト・ホラーです。 連載は新書館の漫画雑誌「ウィングス」で、全8巻完結済み。続編に『魔法使いの娘二非ズ』全7巻があります。
オカルト・ホラー漫画

「モンキーピーク」―自然の密室で猿に襲われるパニックホラー

最近は「生き残りをかけたサバイバル」とか「限定空間からの脱出」的な漫画が多いですね。いわゆる「ソリッドシチュエーション」もの。やはり世界観を絞れるというのは話を作りやすいのでしょうか。 本記事でご紹介する「モンキーピーク」は、そんなソリッド...
ドラマ・恋愛

「EVIL~光と影のタペストリー~」全3巻―スポーツ漫画の巨匠が描くサスペンス

「塀内夏子」という名前を聞けば、古くは「オフサイド」「Jドリーム」、近年は「イカロスの山」や「コラソン」といったスポーツ漫画のタイトルを、多くの方はを想起されるでしょう。 私も塀内氏の描く漫画は、「Jドリーム(無印・飛翔編・完全燃焼編)」「...
オカルト・ホラー漫画

高橋留美子『人魚の森』―人魚の肉を喰らい不老不死となった男女の旅

「人魚」「人魚伝説」と言えば、美しい歌声で船を難破させるセイレーンや、人魚の肉を食べて800歳まで生きた、と言われる八百比丘尼などが有名です。 そんな「人魚」にまつわる怪異と、「人魚の肉」を食べて不老不死となった男女の旅を描いた漫画が、高橋...
オカルト・ホラー漫画

「BOX~箱の中に何かいる~」全3巻―諸星大二郎描く状況限定ホラー

謎の「箱」の中に閉じ込められた8人の男女。彼らは箱から脱出できるのか。そして箱の目的は…? 諸星大二郎先生描くソリッド・シチュエーション・ホラー「BOX~箱の中に何かいる~」。全3巻で完結です。 連載は「月刊モーニング・ツー」。上記ページか...
オカルト・ホラー漫画

「ネオ寄生獣」―萩尾望都・遠藤浩輝ら11人の漫画家が描く新たな寄生獣

講談社「ネオ寄生獣」。11名の作家が銘々の「寄生獣」を描いたアンソロジーです。 本書は言わずとしれたホラー漫画の大傑作、「寄生獣」をテーマに、 萩尾望都 太田モアレ 竹谷隆之 韮沢靖 真島ヒロ PEACH-PIT 熊倉隆敏 皆川亮二 植芝理...
オカルト・ホラー漫画

「さんかく窓の外側は夜」―激烈に怖いオカルト・ホラー漫画(BL風味あり)

「この世ならざるもの」が視えてしまう青年は、除霊のたびにエクスタシーを感じて…?ヤマシタトモコさん描くオカルト・ホラー漫画、「さんかく窓の外側は夜」を読みました。 ヤマシタさんは「BUTTER!!!」のような一般向けの漫画以外に、BL系の漫...