だいたい1分でサクッと読める!漫画『悪魔二世』レビュー。
真面目で正義感の強い高校生・河城くんと、不思議な力を持つ同級生女子・源間菊光さん。二人を軸に描かれる、オカルト・ストーリー。
実は源間さんは人間の姿をしているが、悪魔の父と人間の母から生まれた「悪魔二世」。
第一話で、河城くんのバイト先の店長に取り付いた「悪魔」が出現。それに額を包丁で刺される!も、一滴も血を流すことなく「刃物をすり抜ける」、という不可思議な力を見せつける。
この奇妙にしてシュールなシーンが、得も言われぬ雰囲気で、一度見ると忘れられないインパクト!
以降、二人の周囲に現れ、人間に「契約」を持ちかける悪魔を、源間さんがその力を持って退治(?)していくのだが、その際に彼女が見せる「悪魔の姿」が、これまた印象的。
ユーモラスともシリアスとも取れる独特のテンポ、昭和のサブカル感あふれる絵柄、その中で「悪魔二世の真の姿」へと変貌していく源間さん。「令和のデビルマン」とでも言うべき趣きは、何度も読み返したくなる面白さ。
さて彼女の目的は、現在は姿を見せない父親に会うことなのだが、そこへたどり着くまでにどのような出来事が起こるのか?続きが非常に楽しみな一作。
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