オススメのサブカル漫画。ひと味ちがう漫画を読みたいあなたへ

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他の人が知らない、一味ちがう漫画を読んでみたい!そんなあなたに送る、オススメのサブカル漫画選です。

サブカル(サブカルチャー)の定義はあいまいな部分もありますが、比較的マイナーかつおもしろい作品、という視点から漫画を選んでみました。

サブカル漫画まとめ

動物たち

日常的な世界を歩いていたと思ったら、いつの間にかねじれた不思議空間に迷い込んでいた。そんな読み心地を味あわせてくれる、panpanya(パンパンヤ)さんの「動物たち」。女の子「わたし」が、変な頭の男や妙な形の動物たちと、ゆるい世界のゆるい冒険を繰り広げるオムニバスです。

気の抜けたキャラクターと、それに反比例するかのような異様にリアルな背景。それらが日常の延長線上にある不思議なストーリーと相まって、妙な空気を形成するpanpanya作品。一度読むと、その作風の虜に。

panpanyaさんの単行本は、「動物たち」以外にも「足摺り水族館」「蟹に誘われて」「枕魚」「二匹目の金魚」が刊行(「足摺り水族館」のみ紙書籍オンリー)。そのどれもが、一度読み始めると抜け出せなくなるような魅力を持つものばかり。どの本から読み始めてもOKなので、ぜひその世界観を味わってみてください。激烈にオススメ。

シンプルノットローファー

衿沢世衣子さんの「シンプルノットローファー」全1巻。とある女子校を舞台に、女子高生たちのゆるやかな日常を描き出すオムニバス・ストーリー。どこにでもいそうな彼女たちの、日常に起こるささいな出来事が、ふわりとしたユーモアに包まれて描かれます。

衿沢世衣子さんの漫画の魅力は、その柔らかな線から紡がれる独特の空気感にあり、この「シンプルノットローファー」は特にその雰囲気を堪能できる漫画。登場人物の95%以上が女性でありながら、衿沢世衣子さんのサラリとしたタッチで不思議といやらしさが無く、男女を問わずにオススメできる一作。

麻衣の虫ぐらし

雨がっぱ少女群さんの「麻衣の虫ぐらし」全2巻。職探し中の20歳女性と、祖父と共に農業を営む少女。二人が農業の世界で、キャッキャウフフとほがらかに掛け合う様子を楽しむ、美麗な漫画。

…と思いきや、1巻後半で意外な展開を見せる本作。余命いくばくもない祖父の農業にかける思いが描かれ、いろいろと考えさせられる展開に。

ガチな虫知識を交えながらガチな美少女たちがガチの農業に勤しむ姿を描く、いい意味で読者の期待を裏切る深い作品。少し妖しさも漂わせる美麗な作風と、本格的な虫知識という、ミスマッチな要素が絡み合って生み出される独特の雰囲気が魅力です。ホラー作品も手がける雨がっぱ少女群さんの、狂気的な作風がところどころに滲み出ているのも興味深いところ。

なお「麻衣の虫ぐらし」には電子書籍限定ですが、全2巻刊行後に「麻衣の虫ぐらし 来夏と美津羽の特別編」と「麻衣の虫ぐらし 未収録作品集」が公開されました。詳しくは下記紹介ページよりどうぞ。

マイナス 完全版

山崎紗也夏さんの「マイナス 完全版」全5巻。メジャー誌・小学館ヤングサンデー(現在は休刊)に連載されていた「マイナス」が、とある事情により初期単行本に収録されなかったエピソードを加えて、完全版として電子書籍化

美人だが幼少時のトラウマにより、「人に嫌われたくない」という強迫観念を持つ新任教師・恩田さゆり。彼女がそのマイナス思考から校内に混乱を巻き起こしていく様を、時にシリアスに、時にコメディを混じえて描くサイコ・スリラー。

美しい外見とは相対的に、性的・暴力的な手段で人間関係を築こうとする恩田のキャラクターが強烈。しかし彼女の起こす破天荒な行動に、痛々しいドキドキを感じ、それがクセになる漫画。

一般誌の限界ギリギリをせめる(超えている?)過剰な表現は、現在だったら結構問題になってるんじゃないだろうか。なお単行本未収録エピソードはなかなかエグいので、耐性の無い方は注意。

女子攻兵

松本次郎さんの「女子攻兵」全7巻。異次元世界の扉を開いた世界で、女子高生型巨大兵器「女子攻兵」を用いて繰り広げられる、地球連合軍と異次元独立開放戦線の戦い。その渦中で謎の存在「ツキコ」の存在を追う、第13独立女子攻兵猟隊。果たして隊長・タキガワは、ツキコ追跡の末に何を見るのか?というハードなSFストーリー

外見は女子高生そのものである巨大ロボットのバトルは、女子高生同士のバトルにしか見えない。しかし時折描かれる頭部ハッチオープンで、その巨大感を再認識する、という構図が実にシュール。そんな狂った世界の狂った戦いが、読み手の精神を徐々に侵食していくかのようなトリップ感が素晴らしい。

さらに、そのトリップ感に馴染んできたところに迎える、最終7巻の驚愕の展開。あれ、いま自分が呼んでいる漫画は何なんだ?と脳内がねじれてくる。

報いは報い、罰は罰

森泉岳土さんの「報いは報い、罰は罰」上下巻。行方不明の妹を探しに、山奥の洋館を訪れた女性。風変わりな一族の住まう屋敷内で、やがて血の惨劇に巻き込まれ―という、サスペンス感のあるゴシック・ホラー。

水と墨を用いる作者独特の描画方法で描かれる、美麗な風景。しかし本作ではその濃淡が、他のホラー漫画では味わえない恐怖を演出。まるで自身が洋館に迷い込んだかのような没入感が、怖さを倍増させます。

物語の運び方も素晴らしく、ビジュアル・ストーリーともに何度も読み返したくなる魅力あり。終始暗い雰囲気の中で次第に前後不覚に陥るような、そんな恐怖を味あわせてくれる独特のホラー感が脳裏に焼き付きます。

神の獣

巴啓祐さんの「神の獣」全1巻。長らく絶版でプレミアも付いていた漫画の、電子復刻版です。

東京湾の海底地震で隆起した新島には、謎の神殿と眠れる少女が。そして彼女の脳波に呼応するように活動を始めた超巨大怪獣・オーガは、日本に上陸。「地球そのもの」のような身体構造を持つ怪獣に人々は為す術もなく、日本列島は壊滅の危機に…というSF漫画。

「ゴジラ」を彷彿とさせる、まさに『漫画で読む怪獣映画』。オーガに対する科学的な分析などがややご都合主義的ではありますが、まあそれも含めてそれらしいと言えばそれらしい。おもしろいかどうか、と言われると微妙なんですが、ラストは意外性があって嫌いじゃない。特撮ファンにオススメしたい一作。

彼女のカーブ

ウラモトユウコさんの「彼女のカーブ」。

苦手な義姉に、ネイリスト試験のモデルを頼んでしまった女性を描く「兄嫁のつめ」。たまたま乗ったエレベーターで、エレガのうなじにある魅力的なホクロを押してしまった男性の顛末「エレガのほくろ」。などなど、笑える話・ほっこりいい話をまとめた全10編

ウラモトユウコさんの、ライトでイラストチックな絵柄が魅力の短編集。気軽に読んで、クスッと笑える、気持ちの良い読後感が味わえます。軽~い気持ちでパラパラとページをめくっていくと、何だか心も軽くなってくるような。

少女終末旅行

つくみずさんの「少女終末旅行」全6巻。生き物がほぼ死に絶えた終末世界。二人の少女が愛車・ケッテンクラート(キャタピラ付きの乗り物)に乗って、多層構造都市をひたすら上へ、上へと目指す様子が描かれます。

登場人物は基本的に二人のみ。ゆるやかな会話を続けながら、しかし進む風景はとことん無機質。自然すらないその世界で、最後に二人がたどり着く場所は…?

全編に渡って漂うゆるさと寂寥感、そしてその空気が形成する独特の終末感が、読むものの心を捉えて離しません。全6巻で徹頭徹尾ブレない世界観も素晴らしい。これぞ「終末世界の冒険」。

へんなねえさん

吉富昭仁さんの「へんなねえさん」全1巻。カワイイ女の子たちが、ちょいエロなコメディを繰り広げる短編集。全12編を収録。

SFっぽい漫画多め。いろんな話が詰まっていておもしろい…

と何気にページをめくっていくと、ラストで全てが繋がっていくという趣向。各話を楽しんだあと、単行本全体でまた別の味わいがある、というユニークな作品。カワイイ女の子目当てで呼んでもハズレなし。

口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~

呪みちるさんの「口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~」。「スケスケメガネ伝説」「黒い清涼飲料水」といった各話のタイトルが示すように、昭和感あふれる都市伝説系ホラー短編を多数収録。

昭和、と言うとちょっとレトロな感じを受けるかもしれませんが、そこはあまり気にしなくても大丈夫。読み応えのあるストーリーとそこにしっかりと練り込まれた恐怖が、安定のホラー感。呪みちるさんの、美麗かつインパクトのある線が生み出す独特な美しさも魅力的です。

ケーキを買いに

河内遙さんの「ケーキを買いに」。シュークリームやエクレアといった、かわいいケーキのイメージに絡めた短編を収録。しかしややフェティッシュなエロス多め。太田出版だからね(笑)。

甘味に絡めたフェティシズム溢れるストーリーの中に、ふんわりと練り込まれたどぎついユーモア。今でこそラブストーリーを多く描かれている河内遙さん。本作はその中でも特異な位置づけですが、これもまたラブストーリーではあります。なお、ややフェティッシュ過ぎる表現もあるのでご注意を。

FLIP-FLAP

とよ田みのるさんの「FLIP-FLAP」。いたって普通の青年が、ピンボール好きの女の子に恋をした。彼女と付き合うための条件は、あるピンボール台のハイスコアを超えること。その日から普通の青年の、普通じゃないピンボールライフが始まった!

ピンボールの魅力を絡めながら描かれる、カラッと楽しい青春恋愛ストーリー。しかし読み始めるとピンボールの「熱さ」を感じる、その描き方がウマイ。ここまで熱くピンボールのおもしろさを表現できるのか!と驚きの連続。気づくと思わず手に汗がにじみ出る、唯一無二の熱血ピンボール漫画。読み終わる頃には、きっとピンボールがしたくなっているはず。

西村ツチカ短編集 アイスバーン

西村ツチカさんの短編8編を収録した、その名もズバリの「西村ツチカ短編集 アイスバーン」。

すでに卒業しているにも関わらず、母校に毎年潜り込む男性。潜入がバレ、冬場に凍ってアイスバーンとなる坂道を逃げる中、自分が学生ではないことを自覚しつつ、これから母校を巣立つ後輩に送るメッセージをアイスバーンの歩き方と重ねて伝える。

うん、そんなわかったようなわからないような話(笑)。全体的にはサブカル系のテイストで好き嫌いを感じるかもしれませんが、その独特な線と併せて妙な魅力を持つ作品群。巻頭やところどころに挟まれる口絵、センスがあって良い。

NONSCALE

mebaeさんの「NONSCALE」。巨娘あり、SFあり、ホラー(?)ありの、さわやかなちょいエロ・フルカラーコミック。ストーリーよりは、カワイイ女の子たちが登場する世界観を楽しむ、といった体の作品集

高山の上にある高校。そこに通う女子高生たちを描いた「カラコルム女学院」が印象的。抜けるような青い空をバックに、雪の積もる山頂に佇む制服女子高生。フルカラー作品ならではの美麗さがあります。大きな画面で読みたい作品。

YOUNG & FINE

山本直樹さんの「YOUNG & FINE」全1巻。彼女と最後の一線を超えられない高校生と、彼の家に居候することになった新任女性教師。海辺の田舎町を舞台に描かれる、ちょいエロコメディ

彼女とのちょっとエッチなシーンもあるのだけれど、最後までいたさない、というところが、山本直樹作品としては異色。そんな中、地味な見た目の女性教師との関係性が気になって…という、焦らし気味な展開がおもしろい。のらりくらりと展開されるちょっと懐かしい雰囲気のラブコメ。

ネムルバカ

石黒正数さんの「ネムルバカ」。長編「それでも町は廻っている」の登場人物、歩鳥と紺先輩を彷彿とさせる二人の女子大生の日常が、ゆるやかに描かれます。

何も考えていないようで心の奥底には秘めたものを持ちでも実はやっぱり何も考えていない。そんな女子大生たちの日々に、やがて起こる大きな変化。どこかで実際に起っていそうな話で、妙なリアル感のある作品。石黒正数作品らしい、笑いと皮肉もてんこ盛り。人生の本質を突く石黒正数節が、刺さる。

ドミトリーともきんす

高野文子さんの「ドミトリーともきんす」全1巻。「科学者たちの言葉を伝える読書案内漫画」というテーマの漫画。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹らが、もし「ドミトリーともきんす」に下宿していたら…?というifを描く、全4編を収録。

高野文子さんならではの、ポップでイラストチックな描画、そしてテンポの良いストーリー運びが心地よい。目で見て楽しみ、読み込んで、さらに科学の奥深さを知ることのできる、ユニークな漫画です。ストーリーだけではなく、デザインセンスあふれる画面も魅力の一つ

説得ゲーム

戸田誠二さんの短編集「説得ゲーム」。

「自殺志願者を説得したらクリア」が目的であるゲーム。その開発者を探す表題作「説得ゲーム」。人工の脳が作り出せる世界で、脳だけ生き残った女性。彼女と相対する研究者達を通して生きる意味を描く「キオリ」。など、深みのある5つの短編を収録。

戸田誠二作品の多くに共通するものですが、読むと「生きること」について考えさせられる、考えてみたくなる内容。時にSF風味を絡めて描かれる、ヒューマン・ドラマの数々。心に残るものがあります。

トラベル

横山裕一さんの「トラベル」。奇妙な風貌の三人組が列車に乗って旅をする様子が、無言・無音(!)でひたすら描かれます。その何がおもしろいのか?を文字で説明するのは大変むずかしい。ですが強いて言うならば、全編から受ける実に奇妙なトリップ感。

車窓から見える「ありとあらゆる風景」を見ているうちに、果たして彼らがどこへ向かっているのか?が気になって気になって仕方なくなる。これぞ「ザ・サブカル」な漫画。定規で引いた(実際に引いている?)かのような線で描かれる横山裕一さんの世界は、一度呼んだらクセになります。サブカル好きならば読んで損なし。

ストロボライト

早逝された漫画家・青山景さんの「ストロボライト」。文学を志す大学生と、マイナー映画のヒロインだった同級生。二人の出会いとすれ違いを夜行列車に乗って回想する、という形で描く青春ストーリー。

漫画が白黒だから、というわけではなく、なぜか際立つモノクロ感が印象的な作品。作中にしっとりと流れる空気が絶妙で、ちょっと懐かしさを感じる青春物語。青山景さんの漫画をもっと読んでみたかった!と思わざるを得ない一作です。

惑星さんぽ

toi8さんの「惑星さんぽ」。水彩ラフ画のようなタッチで描かれる全9編のオムニバス。SF・ファンタジー風味の少し不思議な世界とカワイイ女の子が描かれます。

ビジュアルで楽しんで、各話の世界観に想像を膨らませ、そして雰囲気に浸る。読んでほっこり見てまったり。漫画とイラスト集の中間的な空気に流れる、ゆるやかさが心地良い。ふとした折に手にとって、パラパラとめくりたくなる、ビジュアル中心に楽しみたい漫画です。

書道教室

筒井秀行さんの「書道教室」。逆プロポーズで玉砕、会社を辞めた斉藤さん(29)が、祖母から引き継いだ書道教室で個性的な生徒たちと展開するシュールなコメディ。

独特なファンタジー世界を、かなり自由気ままに描いている、という印象。そして作者・筒井秀行さんの、気の抜けたようなゆるさかつアート感あふれる世界が圧倒的。不思議なストーリーと抜群のセンスによって描かれる書道教室が、唯一無二の漫画体験を味あわせてくれます。「書道教室」という実直さからは程遠いファンタジックな物語。

お熱いのがお好き?

大町テラスさんの「お熱いのがお好き?」。サウナにはまったバツイチ三十路女性・西宮まみの、ゆるやかサウナライフを描く全1巻。

気分がちょっと落ち込み気味の時でも、サウナで、水風呂で、気分をリフレッシュ。行きつけの店でマスターと気楽な会話を楽しみ、時に気になった男性とデートに行ったりも。

そんなまみの等身大の様子が気取らずに綴られ、感じる奇妙な落ち着き。声高にサウナ最高!と叫ぶでなく、ストーリーの中で自然にサウナの魅力を伝える描き方も好感。読んでいると、不思議と「生きてる感」を感じます。

脳のない男

まどの一哉さんの「脳のない男」。表題作ほか、12の短編を収録。

ザ・サブカル。作者の頭の中に思い浮かんだことを、そのまま漫画にしたような作品たち(※イメージです)。オチはあったり無かったりで、とにかく独特な雰囲気を持ちます。

が、不思議とどの話もまとまっているというか、妙な説得力がある。無理も通せば道理になるを地でいく漫画。この魅力を文章であらわすのは難しいのですが、好きな人はむちゃくちゃ好きになるでしょう。

黒い帽子にのって太平洋を渡り、依頼人の夫を危険から救う女性の話とか、好きだなぁ。…何言ってるかわからない、って顔しないの。

あいこのまーちゃん

やまもとありささんの「あいこのまーちゃん」。「あいこ」は主人公の女の子の名前で、「まーちゃん」は彼女の局部の名前。友人たちの発育が気になる中1女子のあいこ。ある日、下腹部を叩くと、彼女のアソコが「げぼっ」と血を吐いて喋りだした。

…と書くと訳がわからないと思いますが、ホントにそんな出だし。以降、まーちゃんと二人三脚で成長していく、あいこの姿が描かれます。

センシティブな内容から連載開始前に連載が中止になり、その後、クラウドファンディングにより電子書籍化された、といういわくつきの経歴を持つ漫画。ですが中身は大マジメ。思春期の少女の心と体の変化を、リアルとコメディを取り混ぜて良い塩梅で描きます。

サブカル感満載の漫画ですが、絵・ストーリーのレベルも高く、何よりチャレンジ精神あふれる内容がおもしろい。特に男性が読むと、今まで知らなかったあれこれが判明して、腑に落ちることも多いのでは。ちょっとフザケた下ネタ漫画…と思いきや、予想以上にマジメな内容にいい意味でビックリするでしょう。

惑星をつぐ者

戸田尚伸さんの「惑星(ほし)をつぐ者」全1巻。1990年代に超メジャー誌・週刊少年ジャンプで連載されるも、単行本1巻分で打ち切り。が、後年「実はおもしろいんじゃ?」と再評価。単行本もプレミアが付いたようですが、現在は電子版がワンコイン程度の価格で購入可能。

滅亡しつつある人類が異星人の労働力として使われている世界。とある実験により超人的な能力を身に着けた主人公が、復讐のために同じく超人となった男を追う、というハードなSFストーリー。

正直、絵は荒さを感じますが、魅力的なキャラクターと骨太な物語が、想像以上に読ませます。ネットが発達してから発表されてたら、もっと違う展開もあったのでは、と思わせる内容です。昔この漫画がジャンプに連載されていたんだ…なんてことを想像しながら読んでみると、ちょっと不思議な気持ちに。

はるかリフレイン

伊藤伸平さんの「はるかリフレイン」全1巻。自動車事故で恋人を失ってしまった高校生・はるか。恋人を救うために時をかける彼女は、果たして運命の輪から抜け出すことができるのか?

かつて進研ゼミ「高一Challenge」に連載されていたという、異色のループものSF。近年、新装版として復刻されました。さわやかで、ちょっとせつないSF漫画です。

謎のあの店

松本英子さんの「謎のあの店」全3巻。著者自身が気になっていた「あの店」に突撃取材する、という体のエッセイ・コミック。

誰もが一度は経験したことのあるであろう感覚、「あのお店って一体なんなの?」を解き明かしてくれる漫画。飲食店だけではなく、美容室・占い屋・前世療法・猛禽カフェなど多彩な業種が登場します。

ゆるやかなユーモアと、写実的な描写によって描かれる「あの店」。自分がその店を体験したかのようなヴァーチャル感があり、松本英子さんの匠の技を感じます。読み終わったあとは、気になっていた「あの店」に思わず入りたくなるはず。

まとめ

以上、ひと味ちがう漫画を読みたいあなたへ贈る、オススメのサブカル漫画20選でした。

多種多様な漫画が発行されている現在、サブカルの線引きは難しい部分もありますが、ご紹介した漫画はいずれも風変わりな味わいを持つ作品ばかり。読んでみると、きっと新しい発見があるはず。未知なる世界への扉を開いてみてください

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