だいたい1分でサクッと読める!漫画『クジャクのダンス、誰が見た?』レビュー。
元警察官の父を殺された、女子大生・山下小麦。しかし父の遺した手紙には「犯人が冤罪である可能性」を示唆する内容、そして「犯人のための弁護士」が指定されていた。
父は殺されることをなぜ予見していたのか?犯人はなぜ冤罪なのか?当該の弁護士を指定した理由は…?
多くの謎を抱えつつ、「指名の心当たりが無い」という弁護士・松風と信頼を築き、協力関係に。
しかし真相の前に横たわるは、父と関係のある約20年前の猟奇的な一家殺害事件、そして小麦の「出生の秘密」。果たして二人は真実にたどり着くことができるのか…?
風変わりなタイトルは、「真実を知っているのは本人だけ」「嘘をついても事実からは逃れられない」というニュアンス。それは亡き父から小麦が受けた教えであり、真実を追い求める二人の行動指針に。
だがスタートから複雑な様相を見せる事件。裏では警察・検察の不穏な動き、さらには「新たな事件」も発生。また物語は「冤罪」「事件加害者・被害者」といった社会問題も内包。
エンタメの面白さを保ちつつ、リーガル・サスペンスのリアルさも融合、予想以上のシリアス展開を見せるドラマに、緊張の連続…!
さて二人は事件の「闇」を乗り越え、ジャングルの中の「踊るクジャク」を見つけることができるのか…?結末が気になる本格サスペンスです。

漫画レビュー『クジャクのダンス、誰が見た?』父を殺した犯人は冤罪?本格サスペンス
元警察官の父を殺した犯人が捕まった。しかし父の残した手紙には、犯人の「冤罪」を示唆する内容が…?一風変わったタイトルですが、本格的なミステリー・サスペンス漫画。浅見理都(あさみりと)さんの漫画『クジャクのダンス、誰が見た?』感想・レビューで...
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