名作からトラウマ作品まで!マジ怖なオカルト・ホラー漫画まとめ

オカルト・ホラー漫画まとめ

怖いとわかっていてもついつい読んでしまう!名作からトラウマものまで、恐怖漫画好きにオススメのオカルト・ホラー漫画まとめです。

オカルト・ホラー漫画リスト

百鬼夜行抄

異様に霊感が強い一族が「魔」に関わっていく様子が描かれる、今市子さんのホラー漫画、「百鬼夜行抄」。怖さの中にも日常感があって読みやすいのですが、油断してるとトラウマ級の怖い話がぶっこまれてくるので侮れない。

主人公・飯島律を中心に、彼を守る式神・青嵐(あおあらし)、不思議な縁でつながっている美しい従姉妹たちなど、キャラクターも魅力的。美麗な作画と深みのある恐怖が病みつきになるオカルト・ホラー漫画です。

【ブックライブ】新規会員限定【全作品50%OFFクーポン】もらえます。

死人の声をきくがよい

ひよどり祥子さんのホラー漫画「死人の声をきくがよい」全12巻。死人が見える岸田くんと、彼のそばを「物言わぬ幽霊」となって漂う早川さんが出会う怪異の数々、を笑いに絡めてくコメディ・ホラー。

都市伝説・宇宙人・謎の生物・伝説のモンスター・妖怪・パラレルワールド・犯罪・病原菌・カルト宗教など、オカルト・ホラー系のネタをこれでもか!とぶっこんでくるのが特徴。どの話も完成度が高く、背筋が凍えるような恐怖要素が満載で面白い!です。

【ブックライブ 秋得キャンペーン】
新規会員限定!70%ポイントバック 10/31まで

妖怪ハンター

諸星大二郎先生さんの「妖怪ハンター」シリーズ。異端の考古学者・稗田礼二郎が日本古来の「魔」に関わっていく、という民俗学要素の強いオカルト・ホラー。阿部寛主演映画「奇談」の原作である短編「生命の木」は、「ぱらいそさいくだ!」のセリフで有名。

本作の大きな特徴は、稗田が怪奇現象を積極的に解決するのではなく、語り部・傍観者的な立場、いわゆる「狂言回し」であること。一般的な退魔ホラーとは一味違う風味のある名作ホラー漫画です。

裏バイト:逃亡禁止

田口翔太郎さんの「裏バイト:逃亡禁止」。2021年3月現在、3巻まで刊行、以下続刊。お金が必要な訳あり女性コンビが、異様な高額報酬が約束されている裏バイトにチャレンジ。そこで恐怖の体験をしていく、という都市伝説風味のオカルト・ホラー漫画。

人里離れたレストランのウェイトレス、病院の投薬治験、荷物の運び屋など、「絶対怖いことが起こると分かっているシチュエーション」で、しかし予想を上回る怖さを与えてくれる物語運びが絶妙。「バイト」というワードに感じるヴァーチャル感も怖さを増幅。令和イチオシのホラー漫画です

「裏バイト:逃亡禁止」は、連載している小学館のマンガアプリ「マンガワン」でも無料で読めます。

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

伊藤潤二自選傑作集

ホラー漫画界の大御所・伊藤潤二氏の作品から、いいとこどりをした自薦作品集「伊藤潤二自選傑作集」。一晩に長時間の夢を見る入院患者は夜を重ねるうちに、容姿を次第に変貌させやがて…という「長い夢」など、作者解説の付いた9編と書き下ろしの1編を収録。

ほか、有名な「富江」シリーズの一編「画家」や、これぞ伊藤潤二!な世界観を持つ名作ホラー「首吊り気球」もオススメの短編。伊藤潤二作品に初挑戦したいという方は、まずこの単行本を読めば氏の作風を堪能できると思います。

ある設計士の忌録

鯛夢さんの「ある設計士の忌録」。工務店を営む「私」と、不思議な力を持つ設計士「先生」が、施工・改築など不動産絡みのオカルト案件に関わっていく様が描かれる、実話系のオカルト・ホラー漫画。

解体予定の古い蔵に設置された謎の箱、改装中のホテルに作られる出入り口の無いあかずの間、全てが「3」で割り切れるように設計された三角形の家、など「いかにもありそう」な、読み手の好奇心をくすぐる恐怖案件が満載。

グロ表現はほとんど無いのに、リアリティあふれる内容が生み出すゾクゾク感がたまらない!続巻「ある設計士の忌録 疫神」も刊行され、現在も雑誌HONKOWAで連載中の作品です。

おろち

楳図かずおさんの「おろち」全4巻。超常的な力を持つ美少女”おろち”。彼女が遭遇する恐怖の出来事を描くオムニバス・ホラー。グロ・スプラッタ表現は控えめで、非常にドラマ性の高い物語が展開されるのが大きな特徴。

時に傍観者として、時に登場人物の一人として物語を牽引していく”おろち”の存在が印象的。社会的な問題も含むストーリーや、美麗なビジュアルにも、大きな魅力があります。1969~1970年の作品ながら、今なお色褪せない面白さと恐怖を内包した漫画。楳図かずおさんの凄さを感じることができるでしょう

口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~

呪みちるさんの「口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~」全1巻。表題作ほか、「スケスケメガネ伝説」「黒い清涼飲料水」など、懐かしさのある怪奇漫画が満載のホラー短編集です。

呪みちるさんの漫画はただ怖いというだけでなく、読者が想定するストーリーの「もう一歩先」が描かれ、それが短編の枠を超えた読み応え・読後感を生み出しています。またどの作品にも独特の妖艶な色香が漂い、怖さの中に不思議な美しさを感じるのも魅力的。ホラー漫画ファンはもちろん、苦手な方にもこのおもしろさを体験して欲しい。

「人魚の森」シリーズ

高橋留美子さんの「人魚の森」シリーズ(「人魚の森」「人魚の傷」「夜叉の瞳」の全3巻)。口にした人間は不老長寿、または異形の怪物となる人魚の肉。それを食べて以来500年、死を求めてさまよう青年と、同じく不老長寿となった少女の旅路を描くホラー漫画。

高橋留美子さんの漫画、と言うと明るいラブコメが思い浮かびますが、これは人魚絡みの怪異、そして人魚の肉を求める人々の狂気が、ひたすら怖い。が、怖いだけではなく、物悲しさの漂う「悲哀」にあふれたストーリーも印象的。残念ながら未完ですが、それが気にならない面白さを持つ名作ホラー漫画です。

魔法使いの娘

那州雪絵さんの「魔法使いの娘」。最強の陰陽師を義父にもつ主人公・初音が、義父の弟子・兵吾と式神・小八汰とともに、霊や妖怪の関連した怪奇現象に巻き込まれる様が、時にコミカルに、時におそろしく描かれるホラーストーリー。

グロ表現はほとんど無く、とても親しみやすい、しかし怖いところはきっちり怖いオカルト漫画。そして物語の進行とともに、初音の出生にまつわる秘密が徐々に明らかになっていく、というストーリーからも目が離せません。全8巻で完結済み。

魔法使いの娘ニ非ズ

上記「魔法使いの娘」の続編「魔法使いの娘ニ非ズ」、全7巻完結済み。本作ではゲストキャラクターのオカルト案件に初音・兵吾たちが絡んでいく、という形式にシフト。自身が陰陽師となった初音が、パートナーの兵吾とともに恐怖の出来事に関わっていきます。

各話「読み切りの恐怖話」のような感じでホラー度がアップ。かつ、ホラー漫画の枠にとどまらず、読み応えのあるストーリー漫画としても秀逸な作品。初音と兵吾、二人の物語がどのような結末を迎えたか、ぜひご覧になってください。

ザ・クレーター

手塚治虫さんの「ザ・クレーター」全1巻(講談社 手塚治虫文庫全集版)。ホラー・テイストな短編17編(一部ホラー・コメディもあり)。収録作は1969~1970年発表とやや年代を感じさせますが、「恐怖の本質」をしっかり抑えた物語は巨匠ならでは

月面探査で遭難した宇宙飛行士が、不思議なガスの力で生き延びた後に見る絶望を描く表題作「ザ・クレーター」ほか、「溶けた男」「生けにえ」「八角形の館」など後味の悪い話がてんこ盛り。「火の鳥」「ブラック・ジャック」などの名作を多数輩出している作者ですが、本作を読むとホラー・ジャンルでもその才能を遺憾無く発揮していることがわかります。

惑星クローゼット

“つばな”さんの「惑星クローゼット」全4巻。夢の中でだけ行ける世界で、少女・フレアに出会った中学生・あいみ。記憶を失くしたフレアを助けようとするが、それは過酷で恐ろしい冒険の始まりだった…!というSFテイストのホラー漫画。

カワイイ女の子に定評のあるつばなさん。が、そのカワイさはそのまま、ホラー表現はきっちり怖い。特に「人体が変形する系」の恐怖表現はトラウマ級。グロテスクなんだけど、微妙なラインで成り立つ美しさがあります。ストーリーも終始ドキドキで、あっという間の全4巻。いい感じにまとまった秀作SFホラーです。

七夕の国

「寄生獣」の岩明均さん描く「七夕の国」全4巻。物体に小さな穴を開ける、という冴えない超能力を持つ大学生が、自身のルーツが絡んだ事件に巻き込まれていく、伝奇SFホラー。

岩明均さんの代表作「寄生獣」に負けず劣らずの怖さを持ちながら、物語の根底に宇宙への憧憬を感じるストーリー。超能力を交えたサスペンス要素も見もの。「穴を開ける」能力の持つ真の意味を知った時に、きっと読み手は恐怖するだろう。

顔を見るな

ホラー漫画シリーズ「恐之本」の作者・高港基資さんの全1巻ホラー漫画「顔を見るな」。表題作ほか、都市伝説風の恐怖話や、心霊・怪奇現象を主題とした作品など、全9編を収録。

中古車の異様な安さにはある理由が…(「安い車」)、霊感少女の身に起きた謎の怪現象とは…(「天井のおばあさん」)など、オーソドックスな「怖い話」。ですが定番であるからこそ、ゾッとする怖さが際立ちます。昔なつかしい怪談話的な、背筋がゾクリとする恐怖を味わえるホラー漫画集です。

座敷女

「ドラゴンヘッド」などの代表作を持つ望月峯太郎さんのホラー漫画「座敷女」全1巻。隣人の部屋を深夜に訪ねてきた、ロングコートの大女。彼女に電話を貸したことがきっかけで恐怖の体験をする大学生を描く、サイコ・ホラー。

ただただ女ストーカーの理不尽かつ不条理な行動が展開されるのですが、その様子が不気味。ただひたすら不気味。グロや心霊要素を一切表現せずに、心理的に主人公=読者を追い詰めていくホラー感は唯一無二。迫力ある絵柄とも相まってイヤ~な読後感を残していきます。読むと一人で寝るのが怖くなる…。

おとろし

カラスヤサトシさんの「おとろし」。昔話風な怖い話から、現代の恐怖話まで。各話6Pの短編を計24編収録。「この世 / あの世」「善 / 悪」「夢 / うつつ」といった、表裏一体の世界を描いたショート・ホラー漫画

この漫画を特に評価したいのは、24編全てで手抜きなしの「恐怖」が追求されているところ。ちょっと笑えたり、泣けたりといった、中途半端なお茶濁しはありません。「怖さ」を純粋に楽しみたい人に、ぜひ読んでいただきたいホラー漫画。

僕が死ぬだけの百物語

非常に不穏なタイトル、的野アンジさんの「僕が死ぬだけの百物語」。2021年に1巻が刊行で以下続刊。小学生男子が語る百物語という形式で、一話に一つの恐怖が描かれるホラー・オムニバス。

オカルト・怪奇話・不条理もの・痛い系の話など、バラエティに富んだ各話。短いページ数の中でスムーズにストーリーが進み、そしてきっちり怖い!そしてそれを語る少年の生活風景がまた不穏なもので…。百物語を語り終えた時、果たして少年の身に何が起こるのか?続きが楽しみな新感覚ホラーです。

きみが小説家をみつけたら(短編集)

中村朝さんの「きみが小説家をみつけたら(短編集)」。この短編集自体はホラー専門ではないのですが、収録の一編「白件」が秀逸なホラー作品

廃村にある旧家の一室で死んだ、4人の男子高校生。部屋の襖に残されていたのは、「指紋の無い小さな白い手形」。事件を捜査する刑事たちは「家の中にオカイコさまと呼ばれる白い女の人がいた」との証言を得るが、その正体は果して…?…という民俗学ホラー。あっさり目な絵柄、かつグロシーン無しなのに、物語の運び方、雰囲気の作り方、そして上手い伏線の使い方で、ゾクゾクする仕上がり。怖いです。

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコさん描くホラー漫画「さんかく窓の外側は夜」。書店員・三角(みかど)と除霊師・冷川(ひやかわ)のコンビが、ちょっとイヤンなBL感を漂わせながら除霊案件に関わり、深み(いろんな意味で)にはまっていく、というオカルト恐怖漫画。

ヤマシタトモコさんらしい、軽妙でユーモアあふれる会話劇が「さんかく窓の外側は夜」の大きな魅力。しかしその空気に安心していると、ショッキングなホラーシーンで多大なダメージを受けること必至。巻を重ねるにつれ謎・サスペンス要素も深見を増し、ストーリー漫画としても魅力のあるホラー漫画です。

猫で語る怪異

実話をもとにした恐怖体験のエッセイコミック「猫で語る怪異」。「猫の怖い話」じゃなくって、「登場人物の姿が猫」であるのが特徴。作者のTONOさんが、キャラクターを猫に置き換えたら怖い人も読みやすいかな?と考えて「猫で語る怪異」になったそうです。

というわけで、作中に登場する人物は基本的に猫の姿。大変マイルドなホラー漫画…かと思いきや、話そのものがめちゃくちゃ怖い!実体験を元にした怪談話が中心なのですが、どの話もひねりが効きすぎ。結局、起こった出来事を脳内で人間に置き換えてしまうので、二重に怖い(笑)。ホラー漫画好き・怪談好きも納得の怖さです。

もののけ草紙

高橋葉介さんの「もののけ草紙」全4巻。作者の代表作「夢幻紳士」に登場した女性キャラクター「手の目」が主人公。スピンオフ作品ですが、手の目を知らなくても楽しめます。

少女時代の手の目が活躍する前半から、物語はやがて成長した彼女と、押しかけ弟子「小兎(シャオツー)」のふたり旅に。怪奇幻想的な趣で、「恐怖絵本」のような世界観。和テイストなホラー漫画が好きな方にオススメ。

報いは報い、罰は罰

森泉岳土さんのゴシック・ホラー「報いは報い、罰は罰」。風変わりな一族に嫁ぎ行方不明となった妹を探しに、山奥の洋館に足を踏み入れた女性を襲う惨劇を描く上下巻。

水と墨を用いた独特な技法で描かれる、恐怖の夜。グロテスクな描写に頼らず、丹念に積み上げられた空気によって形作られる漆黒が、読み手の心をとらえて離さない。何度読んでも恐ろしいホラー感と、何度でも読み返したくなる流麗な美しさを持つ、唯一無二のホラー漫画です。

アーサー・ピューティーは夜の魔女

木々津克久さんの「アーサー・ピューティーは夜の魔女」。人間に追われる身となった高位の存在たち。その一人である魔女・アーサーと、従者アタルの逃避行を描くオカルト・ホラー。

ホラーの恐怖感よりは、木々津克久さんらしいシニカルさをより強く感じる漫画。その作風と、モンスター達の魅力がマッチ。独特のブラックなホラー感があります。なお本作を読む前に「ヘレンesp」全2巻を読んでおくと、ラストのおもしろさが5倍以上アップします(当ブログ比)。

I.C.U.

元科学者霊の見えない除霊師霊感の強すぎる少女。三人がチームを組んで除霊稼業を行う様を描いた、タイム涼介さんのホラー漫画「I.C.U.」全3巻。

迫力の心霊描写と、タイム涼介さんの独特な絵柄・軽妙なセリフ回しがクセになる、隠れたオカルト漫画の秀作。異色のチームによるおどろおどろしい除霊シーンが見ものです。

鬼談百景

小野不由美氏の同名原作「鬼談百景」の99編から、13編を厳選してコミック化した漫画版「鬼談百景」。「13」という数はやっぱり狙っているんでしょう。

漫画化にあたっては、「よるくも」の漆原ミチ氏が作画を担当。小野氏の原作小説が、漆原氏のなめらかな線で昏く、ねっとりと描かれます。百物語の雰囲気を活かした正当なホラー漫画。

ラヴクラフト傑作集

ラブクラフト怪奇幻想の世界を意欲的にコミカライズした、田辺剛さんの「ラブクラフト傑作集」。「狂気の山脈にて」シリーズもありますが、ここでは「魔犬」「異世界の色彩」「闇に這う者」の三作をご紹介。

読者を異世界へと誘う短編3作を収録した「魔犬」、隕石がもたらした災厄に見舞われる村を描いた「異世界の色彩」、遠洋の悪夢を描いた「ダゴン」他を収録した「闇に這う者」。終始暗めの陰鬱な描写が、どんよりとした怖さを演出。迫力の筆致により、魔界に閉じ込められたかのような恐怖感を味わうことができます。

涅槃姫みどろ

少年チャンピオンで連載されていたホラー漫画「涅槃姫みどろ」。作者は大西祥平さんと中里宣さん。赤い左目を持ち、「あなた、厄い(やくい)わね…」を決めゼリフとするミステリアスな少女(?)・みどろが主人公の、ブラック・オムニバス。

形式としては「アウターゾーン」や「笑ゥせぇるすまん」が近いイメージ。全体的には救いのない系の話が多いのですが、ちょっとユーモラスなみどろさんが微妙に笑えます。「涅槃姫みどろ」は残念ながら絶賛絶版中。なんとか電子書籍化して欲しいところ。

まとめ

以上、怖いけど!おっかなびっくりページをめくる手がとまらなくなる、「名作からトラウマ作品まで!マジ怖なオカルト・ホラー漫画まとめ」でした。

恐怖系の漫画っておっかなびっくり読みつつも、ついついその面白さにはまってしまいますよね。お部屋の明かりを落としてお楽しみください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました