月額定額で対象の電子書籍を好きなだけ読める、漫画・雑誌の読み放題(サブスクリプション)サービス。電子書籍読書の一形態としてすっかり定着、サービスの選択肢も増えてきました。
しかし「漫画」「雑誌」それぞれをラインナップしているサブスクは多数あれど、「マンガ雑誌」を「それなりの量」読み放題対象としているサービスは、実は多くはありません。
というわけで以下、いろいろなサービスをチェックしてわかった「漫画雑誌が充実しているサブスク」サービスのご紹介です。
※本記事記載の内容は、記事作成時または更新時のものです。各サービスの内容は変更になる場合がありますので、最新の情報については各提供元でのご確認をお願いします。
漫画雑誌が充実しているサブスクは「2つ+α」
「雑誌が定額読み放題で読めるサービス」について、チェックしたサービスの一覧です。
誰もが一度は目にしたことのあるサービスが並んでいると思います。が、「漫画雑誌の読み放題」を十分な量、提供しているサービスは意外に少なかったりします。
その中でも漫画雑誌の読み放題が充実しているのは、「コミックDAYS」と「BOOK☆WALKER」、次点で「Kindle Unlimited」です。
以下、上記2つ+αの詳細について見てみます。
各サブスク詳細
コミックDAYS
講談社の漫画雑誌が読み放題となる「コミックDAYS」。
- DAYSもっとプレミアム(19誌が対象。月額960円)
- DAYSプレミアム(6誌が対象。月額720円)
の2プランが用意されていて、初月無料お試しサービスがあります。漫画雑誌以外にも、ポイントによる単話買いが提供されています。
「DAYSプレミアム」はヤンマガ・モーニング・イブニング・アフタヌーン・Kiss・BELOVEが対象。
「DAYSもっとプレミアム」はそれらに加えて、月刊少年マガジン・コミックシリウス・マガジンエッジ・goodアフタヌーン・なかよし・別冊フレンドほか、13誌が追加。合計19誌が定額読み放題対象となります。
漫画をできるだけお得にたくさん読みたい!という漫画好きならば、どちらを選ぶかは言うまでもなし。講談社の漫画雑誌オンリーのサブスクですが、有名雑誌が多数ラインナップされているのは、価格以上の価値があります。
BOOK☆WALKER(マンガ・雑誌読み放題)
KADOKAWAの電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」。そのサブスク部門が「BOOK☆WALKER マンガ・雑誌読み放題」です。
雑誌90誌以上(漫画誌以外にアニメ雑誌等も含む)のほか、30,000冊以上の漫画単行本が「月額836円(税込)で読み放題」で、なかなかのお得感があります。
また漫画・アニメに大きく振り切ったラインナップは、ほかの雑誌読み放題サービスではなかなか見られないもの。
サービスの中心となる「月刊少年エース・コンプエース・月刊コミックフラッパー・ドラゴンエイジ・電撃マオウ」などKADOKAWA系列の雑誌に加えて、「ヤングキングアワーズ・月刊アクション・チャンピオンRED・まんがタイムきらら・ヤングコミック・ウィングス・月刊コミックバンチ」など、多彩な出版社の漫画雑誌がラインナップされているのが大きな特徴です。
特にヤングキングアワーズ・月間ヤングキングアワーズGHなど少年画報社の漫画雑誌や、漫画アクション・週刊漫画TIMES・月刊コミックバンチなど、マイナー系の雑誌が意外な面白さ。
「普通は読まない漫画雑誌に触れて、面白い漫画を発見できる」という、定額読み放題のメリットを活かせる漫画雑誌ラインナップになっています。
公式サイト:BOOK☆WALKER マンガ・雑誌読み放題
なおBOOK☆WALKERではマンガ・雑誌読み放題以外に、ライトノベルの読み放題サービスも提供。いずれも無料キャンペーンが開催されていることがあるので、公式サイトでチェックしてみてください。
公式サイト:BOOK☆WALKER 角川文庫・ラノベ読み放題
Kindle Unlimited
Amazon・Kindle電子書籍の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」。
漫画・雑誌以外にも様々なジャンルの電子書籍がラインナップされており、読み放題サービスとしては非常に充実しています。
ただ「漫画雑誌」のくくりで見ると、「一般的なサービスよりは多いけど、特筆するほど多くもない」というところ。
週刊漫画TIMES・月刊まんがタウン・主任がゆく!スペシャル・月刊コミックバンチほか、アクションピザッツ・メンズゴールド・comicクリベロンなどの成人向け雑誌、本当にあった笑える話・JOUR・まんがグリム童話などの女性向け漫画雑誌など、ラインナップはややマニアック(笑)。
「漫画雑誌の読み放題」としては若干厳しいところがありますが、もちろん「電子書籍の総合読み放題サービス」としては充実。最近は期間限定で、メジャーな漫画雑誌や書籍が追加されることも。
「初回の30日間無料」や、定期的に行われる「値引きキャンペーン」を利用すると、お得に利用できます。Kindleの「安定した読みやすさ」もメリットです。
公式サイト:Kindle Unlimited
ジャンプ・マガジン・サンデーのサブスクは?
さて気になるのは「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」など、人気漫画雑誌のサブスクは無いの?ということ。
これらは上記でご紹介したような、総合的なサブスクリプション・サービスには含まれていません。
ですが少年ジャンプと少年マガジンについては、集英社と講談社で「単独の定期購読サービス」として提供されています。
少年サンデーなど小学館の人気雑誌も、アプリ限定ですが定期購読が提供されています。その他メジャー誌としては、ヤングジャンプの定期購読などもあり。
いずれも定期購読という形式ですが、単品の電子書籍よりもお得に読むことができます。
人気漫画雑誌は単独で一定数の読者が見込めるので、総合的な読み放題サービスには入らないのでしょうね。
弱点としては、それぞれのプラットフォームに都度、登録をする必要があることでしょうか。それがわずらわしい場合は、電子書籍ストアでの単品購入という形になるでしょう。
サブスクのメリット・デメリット
最後、漫画雑誌サブスクのメリット・デメリットについても簡単に。
メリットはなんと言っても、リーズナブルな定額料金で多数のマンガ誌を読めること。全部買えば数千円~数万円かかる量の雑誌も、月額1,000円前後、追加料金無しで楽しめます。
また紙の雑誌はボリュームがあり、置き場所に困ることもありますが、電子書籍の場合は場所を取らず、処分の必要もありません。雑誌の整理の煩わしさから開放されるのは大きい!
一方のデメリット。これはサブスクならではの事情ですが、多くの雑誌で閲覧期間が決まっていること。
期間が過ぎても読みたい場合は雑誌単体を別途購入するか、もしくはコミックスの購入が必要です。
また漫画雑誌によっては、単体発売の電子書籍よりも遅れて配信されることがあります。これらはコスパを考えると許容範囲だと思いますが、サブスク利用にあたって注意しておきたいポイントです。
漫画雑誌サブスクのまとめ
以上、漫画雑誌が充実している読み放題サービスについて、でした。
面白い漫画に巡り合うためには、漫画が詰まった雑誌を読むのも有効な手段。読み放題のメリット・デメリットを理解して、多くの漫画雑誌を効率良く読むと、面白い漫画に出会える確率がより高まるでしょう。
各サービスでは無料のお試し期間や割引など、期間限定のキャンペーンが行われていることがあります。ぜひチェックしてみてください。