漫画「ワンナイト・モーニング」―『性欲+食欲』のちょっとエッチなラブコメ

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気になっていたあの娘と、割り切った関係のセフレと、久しぶりに再会した幼馴染と過ごしたワンナイト。

明けた朝に食べるモーニングの味は…?

奥山ケニチさんの漫画「ワンナイト・モーニング」。ちょっとエッチでハートフルな男女の一夜と、その後の朝ごはんを描く、ショート・ストーリー集です。

単行本は2020年10月現在、3巻まで刊行中。

「ワンナイト・モーニング」感想

概要

各話は、基本一話完結のショート・ストーリー。同級生、バイトの同僚、偶然であった男女など、物語のメインとなるカップルの過ごすワンナイトが描かれます。

…というのはよくあるパターン。ですが、一夜のあとに二人が食事をするシーンが必ず挟まれるのが、「ワンナイト・モーニング」の大きな特徴。

性欲と食欲がワンセットになった、ちょっと大人のラブコメが描かれます。

ワンナイト・モーニング (ヤングキングコミックス)奥山ケニチ:少年画報社

様々なカップルのワンナイト

ボーイッシュだったのに、大学生になってどんどん女子っぽくなっていく同級生にドキドキする大学生(MENU1:タマゴサンド)。

セックスのあとに”そば”を食べるのが習慣になっているセフレカップルに、関係解消の時が…(MENU2:そば)。

進路に悩む学生と、元・アイドルの幼馴染の再会(MENU6:カップラーメン)。

顔見知りだったり偶然出会ったり訳ありだったり、様々なシチュエーションにいる男女が、夜に何だかい~い感じになって、しちゃったりしちゃわなかったり。

あ、この二人、もうちょっとで一線超えちゃいそう…!という展開に、思わずドキドキ。ちょっとエッチな雰囲気に思わずニヤついてしまいます。

一夜明けの朝ごはん

カップルが過ごしたワンナイトの後に必ず描かれるのが、朝ごはん。

それは時に「思い出の味」だったり、手作りの一品だったり、はたまたファーストフードだったりと色々。

その朝ごはんを食べる時の、カップルのシチュエーションもまた、色々。

ようやく成就した恋もあれば、思いが叶わなかった時もあり。勢いでエッチしちゃった後の冷静なカップル、なんてパターンも。

そんな物語の状況によって、「単なる食べ物」が違ったものに見えてくるから不思議

特に感情移入してしまうのは、フラれた後に食べるモーニング。なんだかしょっぱい涙の味がするようで…。

不思議な幸福感

それぞれの微妙な関係と、それぞれが迎える顛末。

等身大の登場人物たちにも、ついつい感情移入してしまい、心に残る何だか心地よいふんわり感が絶妙。ウマイです。少しせつない結末もあったりするのですが、それもまた趣きがあって良し。

「ワンナイト・モーニング」の各話を読むと、何だか妙に気持ちが満たされるんですが、それは何故か?と考えると、答えは多分、ワンナイトのあとの「モーニング」。

主人公たちがご飯を食べている様子を見ていると、なんか満ち足りてくるんですよね。

せつない話のあとでも、ちょっとほっこり。ハッピーな話だと、より幸福感が気持ちの中に湧き上がってくる。

男と女のドロドロ感も不思議に浄化される感じで、この読後感は新しい!

続きが気になるシリーズ作品

「ワンナイト・モーニング」全体を通して描かれる、シリーズ作品も面白い。特に1巻収録「MENU2:そば」から登場する、堀田くんと三津目さんの話が好み。

割り切った関係だったはずの二人が、三津目さんの帰省を機にお別れすることに…というお話。

これは一話で完結しているのですが、なんとその続きが2巻に!関係の始まり、そしてその後の二人の様子が綴られます。

堀田くん+三津目さんのほかにも、いくつか続きものがあり。再登場したカップルのエピソードに思わずニヤニヤ

この「ワンナイト・モーニング」、実は単行本1巻で完結の漫画。そのため、1巻には「1」という表記がありません。

しかしSNSを中心に話題になり見事、連載の再開が決定!2巻の発売となりました。

というわけでそのおもしろさは折り紙付き。さらに2巻巻末を見ると、「3巻につづく」との記載があり。さらなるニヤニヤ+ほっこりエピソードが楽しめそうです。

※2020年10月現在、単行本は3巻まで刊行。さらに続くようです

まとめ

以上、奥山ケニチさんの「ワンナイト・モーニング」の感想でした。

ちょっとエッチでハートフルな恋愛ショート・ストーリー。パートナーがいる人にもいない人にもオススメ。

幸せな恋愛をしてみたい、もしくはワンナイトを…(笑)と思わずにはいられない作品です。

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