漫画1分レビュー『峠鬼』

だいたい1分でサクッと読める！漫画『峠鬼（とうげおに）』レビュー。

神々が人々の生活とともにあった、古代の日本。

そこで不思議な力を持つ「神器」を巡って旅をする、元・生贄の少女・妙（みよ）・師匠の役小角、弟子の少年・善たち。彼らの数奇な道行きを描く、和風ファンタジー漫画。

一行の目的は、小角の仕える神であり、現在行方不明中の「コト様」を探すこと。しかし手がかりを得るために立ち寄る神々のもとでは、神器絡みの問題が発生。

神器の力は、人の大きさの大小や姿形を変えるものから、果ては時空を超えるものまで様々。

SF風味をまじえて描かれる、人智を超えた大スケールのトラブルが非常に面白い！

そう、この漫画は基本は「和風ファンタジー」ながら、ネットや宇宙・タイムスリップなど、各種SF要素が織り込まれているのがポイント。

ときに横文字もサラッと入りながら、それらが作者の卓越したセンスにより違和感なくまとまっており、他に類例を見ない読後感あり。

その面白さが存分に詰まっているのが、主人公・妙が役小角一行と出会う第一話。

完成度の高いストーリーは、SFファンもファンタジー好きも満足！なはず。各ストアで試し読みできるので、ぜひ触れてみて！

峠鬼 1