漫画『峠鬼』―圧巻の第一話がスゴイ!神と神器を巡る和風ファンタジー

神への生贄だった少女は、不思議な行者とその従者に導かれ、神々を巡る旅への一歩を踏み出す―。

鶴渕けんじさんの『峠鬼(とうげおに)』。人間の身近に神々がいた頃の日本を舞台に、行者・役小角(えんのおづの)と弟子たちの道行きを描く、和風ファンタジー漫画です。

連載はKADOKAWAのハルタ誌。2022年3月現在、単行本は5巻まで刊行。以下続刊です。

『峠鬼』感想・レビュー

あらすじ

ずらりと並ぶ大山・小山、それらが成す谷を埋めるように、「倭の国」があった頃。大小の御山は神様の国であり、世のすべては神様の思し召し次第と信じられていた。

その倭の村の一つで、齢12にしてある年の生贄に選ばれた、みなしごの妙(みよ)。運命を受け入れ淡々とした生活を送るが、その前に高名な行者・役小角とその弟子である前鬼・後鬼が現れる。

人々から慕われるも、どこか胡散臭い彼らを信用できない妙。だが弟子の女性・後鬼と親しくなり、生贄となることへの恐怖を吐露、涙を流す。

そして神に捧げられる日。社へ出向いた妙は、役小角の不思議な力で「神の世界」へ足を踏み入れる―

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完成度の高い第一話が面白い!

神への捧げ物である少女・妙と、行者・役小角一行との出会いが描かれる『峠鬼』第一話。

もともとはハルタ誌の特別小冊子「青騎士」に掲載された作品ですが、そこで注目を集め連載へと繋がったそう。そんな経緯を持つだけあって、完成度がものすごく高い!

後に師となる小角とその従者である少年・前鬼(善)との出会い。人知を超えた力を発揮する「神器」。それを持つ巨大な神の存在感。そして仮面の美女・後鬼のミステリアスな振る舞い…。

それらが絡み合い、少女の運命を変え、そして新たな旅の一歩となっていく。そんなSF風味を持つファンタジー・ストーリーが圧倒的に面白い!60Pを超えるボリュームと相まって、大きな満足感を与えてくれます。

神々と神器を巡る冒険

もちろん第二話以降も面白い『峠鬼』。役小角と弟子・善、そして新たに小角の弟子となった妙。三人のファンタジックな冒険が紡がれていきます。

その見どころは、行く先々で出会う土着の神々神の持つ神器に関わる、摩訶不思議な出来事。

どちらかと言えばモンスター的な外見、そしてそこから生まれる圧倒的な威圧感を持つ神々。彼らの持つ「神器」には人智の及ばぬ不思議な力があるのですが、それが人間たちに大きな影響を及ぼすことも

その神々を訪ね歩き、神器絡みのトラブルに都度巻き込まれる小角・妙たち。その解決を目指すのですが、時に異空間に飛び込み、時に時間を飛び越える、SF風味を加えた冒険に、大きな面白みがあります。

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役小角一行、その旅の目的は?

さて、それでは役小角一行の目的とは何か?それは彼の仕える神・一言主(コト様)に再び会うこと。

巨大な龍の姿を持つコト様。変化して女性の姿にもなり、それは幼き日の役小角が淡い恋心を抱く(ひょっとして今も?)ほどの美しさ。

人々の願いを叶える不思議な力を持つ神ですが、しかし現在はその身に何やら問題を抱えているよう。役小角や弟子・善との関わりを持つ彼女に、果たして何が起こったのか…?

巻が進むにつれ徐々に詳細が顕になってくるのですが、さて役小角たちの目的は成就するのか。不思議な旅の終着地点が気になるところです。

『峠鬼』まとめ

以上、鶴渕けんじさんの『峠鬼』感想・レビューでした。

絵・物語ともバツグンのクオリティを持つ作品。一度その物語に触れたならば、古き日本の世界に一気に引き込まれる和風ファンタジー漫画です。

なお第一話は、電子書籍の試し読みで最後まで読めます。一話完結の物語としてシンプルに面白いのでオススメ。ぜひ『峠鬼』の世界に触れてみてください。

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