雑記

UNO(ウノ)もいいけどONO(オノ)もおもしろいよ

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カードゲーム「UNO(ウノ)」が1971年の発売より45周年を迎えて、初のルール変更をする、ということで話題になりました。

カードゲーム「UNO(ウノ)」が、45周年を迎えて初のルール変更! リニューアル版「ウノ カードゲーム」を3月中旬より発売

2016年3月発売の新UNOは、従来のカードに加えて新たに「とりかえっこワイルドカード」1枚、「白いワイルドカード」3枚が入るそうです。

そんなUNOの話題で、むかし遊んだ「ONO(オノ)」を思い出しました。正式名称は「O’NO 99」で、正しくは「オーノー99(オーノーナインティナイン)」と呼ぶそう。

O’NO 99 – Wikipedia

これが意外と面白いゲーム内容で、UNOを使っても遊べます。以下、「ONO」の遊び方をご紹介。

UNOで出来る「ONO(オノ)」もおもしろい

UNOは手札を場に捨てて、手札が早くなくなった方が勝ち、というルールですが、このONOはその逆

手札は常に4枚。プレイヤーは自分の番に手札を一枚捨てて、山札から一枚引きます。

そして捨てたカードの数字を加算していき、場の数字が「99」になったら(手札からカードを出せなくなったら)そのプレイヤーはドボン。

上手にカードをやりくりして98までに数字をとどめ、最後までドボンしなかったプレイヤーが勝利します。

…ちょっとわかりにくいですか?詳細は後ほど。

この「ONO(99)」、本来は専用のカードで遊びのですが、現在は絶版。ですがお手持ちのUNOでも、擬似的にONOを楽しむことができます。

【2022年7月追記】
2022年にマテルゲームより「ONO(ONO99)」の新版が発売されました!

UNOを使ったONOの遊び方

それではUNOのカードでONOを遊んでみましょう。なお以下に記載するルールは、学生時代に教えてもらったものです。

実際のO’NO99のルールとは少し異なる部分もあるかもしれませんし、地方によって遊び方が違うことも考えられます。あくまでも一例としてご覧ください。

まずカード説明から。これら0~9までの数字のカードは、場に出した時に数字を加算していきます。UNOと違って色は関係ありません

数字カードのうち「赤の1から5」までは、特殊な役割を持ちます。これらを場に出すと、「カードに書かれた数字の分だけ場の数字を減算」します。

例えば場の数字が95の時に赤の5を出すと、場の数字は90になります。

リバース(左)とスキップ(右)は通常のUNOと同じ。リバースは逆回転、スキップは一人飛ばします。

最後。左からドロー2・ドロー4・ワイルド。

前のプレイヤーがドロー2を場に出すと、次のプレイヤーは「カードを1枚捨てて1枚引く」を2回連続行わなければなりません。ドロー4ならば4回連続です。

ワイルドは場の数字を「-10」するカード。苦しいプレイヤーの救世主ですが、次のプレイヤーを助けてしまう可能性もあります。

ONOの遊び方手順

以下ONOの遊び方手順です。A・B・Cの三人で、A→B→Cの順でプレイすると仮定します。

シャッフルしたカードを各プレイヤーに4枚ずつ配り、残りは山札として場におきます。プレイヤはー手持ちのカードを1枚捨て、山札から1枚を引く。手札は常に4枚です。

最初の場の数字は0。Aさんが9を捨てれば「9」と宣言し、次にBさんが6を出せば加算して「15」、Cさんが4を捨てれば「19」、といった感じで場の数字が変化していきます。

数字カードの色は関係ありません(赤の1~5以外)。これを場の数字が98に近づくまで延々と繰り返します。

場の数字を99以上にしてしまったプレイヤーはドボン。そのプレイからリタイアです。

山札が無くなっても勝敗がつかない場合は、場のカードをもう一度シャッフル、山札として再利用します。

ONOを実際にプレイするとこんな感じ

場の数字が90を超えたあたりからが、ONOの本番。プレイヤーによる駆け引きが開始されます。

例えば場の数字が90の時、Aさんの手札が「9、1、6、8」だったとします。9を出すと場の数字が99になりドボンしてしまうので出せません。

出せるカードは「1、6、8」。ここは8を出して場の数字を98にします。引いたカードはリバースだったので手札は「9、1、6、リバース」。

次にBさん、手札は「赤3、4、1、ドロー2」。場の数字は98で1以上の数字を出すとドボンなので、出せるカードは赤3とドロー2のみ。

赤3を出して場の数字を95にしても良いのですが、Cさんにプレッシャーを与えるためにドロー2を場に出します。5を引いて手札は「赤3、4、1、5」です。

Cさんの手札は「ドロー2、スキップ、0、8」。場の数字は98のままですが、ドロー2なので2回プレイを繰り返す必要があります。

強制2(または4)回プレイ時の1回目はドロー2・ドロー4・スキップ・リバースは出せません。なのでこの場合、出せるカードは0のみ。

1回目は0を出して7を引き、次にドロー2を出してCさんの番は終了。ワイルドを引いてきてCさんの最終手札は「スキップ、7、8、ワイルド」に。

またAさんの番。場の数字は98のまま。手札は「9、1、6、リバース」。普通であればリバースでしのげるのですが、ドロー2なのでリバースは出せません(※下記にルール補足あり)。

手持ちの最小数字1を出しても99になってしまうのでここでAさんはドボン。「Oh, No!」というわけです。

というわけで「99になることを回避しつつ、いかに他のプレイヤーをドボンさせるか」というのがこのONOの醍醐味。

手札を0にすることで勝利するUNOとは、また異なるプレイ感があります。

駆け引きを駆使して最後まで場に残った時、なんとも誇らしい勝利感を味わえるでしょう。

ルール補足

なお上記はローカルルール。O’NO99のWiki、「役カードについて」を見ると、

Double play カードは、場の合計数を変化させずに捨てることができるのみならず、次の順番の人に2回連続プレイをする義務を負わせるカードである。ただし、その義務は Hold または Reverse カードを1枚出せば、義務を回避して次の順番のプレイヤーに負わせることができる(この義務は、Double play カードで他のプレイヤーに転嫁させることはできない)。実戦では、一回 Double play カードが場に出されたら、2回連続プレイの義務の転嫁をめぐっての激しい戦いとなり、Hold あるいは Reverse カードが何度も連続で場に出され、誰かがこの義務を負って2回プレイするまで続く。

という記載があります。「Hold」は「0」に置き換えてください。

私のプレイ手順ではドロー2(Double play)を出すと、次のプレイヤーは1回目にドロー2・ドロー4・スキップ・リバースを出せないと書きましたが、本家ONOではHoldまたはReverseを出すと義務を回避できるようです。

なので本記事のプレイ説明はあくまでもローカルルールに基づくもの、とご理解ください。実際にはONOにはスキップがなかったり、場に出すことのできない「O′NO 99 カード」というお邪魔カードも設定されているようです。

まとめ

以上、ONOもおもしろいよ!UNOのカードを使って遊んじゃおう!のコーナーでした。

文章だけではなかなか伝わらないものもありますので、もしお手元にUNOがあるようでしたら実際に遊んでみてください。

そのおもしろさ・奥深さを実感いただけるかと思います。UNOに飽きたらONO!を是非どうぞ

※追記でも紹介しましたが、2022年に「ONO(99)」が発売されています。

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