アクション・格闘技漫画漫画感想・レビュー

漫画『beautiful place』感想―全身タトゥーJKのガン&格闘アクション!

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重武装した全身タトゥーのJKたちが、治安維持を行う街。そこに転校してきた優等生・シモンが見るものは…?

beautiful place(2) (ヒーローズコミックス わいるど)

漫画『beautiful place(ビューティフルプレイス)』。「武装した女子高生」を描かせたら右に出るものはいない?松本次郎さんの、架空世界におけるハードなアクション・ストーリーです。

連載はヒーローズのWeb漫画メディア「コミプレ」で、単行本1~2巻が刊行中(2024年4月現在)。

『beautiful place』感想・レビュー

どんな話?主なあらすじ

内戦下日本における不戦中立都市・N崎市。全女子高群武装自治会連合所属・清進女子挺身隊2回生の花沢シモーヌ(シモン)は、先輩である高阪桃子とともに都市の治安を守るため犯罪者を…

まあ、あんまり難しいことは考えなくても良いです(笑)。

女子高生が武装して治安維持をする世界で、マジメな新人・シモンとイカれたパイセン・高阪がリアルなガン&格闘アクションを繰り広げる、というストーリーがざっくり理解できればOK。

タトゥーだらけのJKアクション

というわけでJKたちが「トゥルーパー」として(なぜか)銃器を携え、街の治安を担っているという世界観の『beautiful place』。

「女子高生+ガン」設定は特に目新しいものではありませんが、何と言っても特徴的なのは、制服姿の女子高生の全身にタトゥーや刺青が入りまくっていること。しかもみな異様に血の気が多くてガラが悪い(笑)。


そんな彼女たちが時に銃器、時に格闘術で、激しいバトルを展開。「本格的な銃器・ミリタリー描写」+「タトゥーだらけの女子高生」のシュールな世界が演出する、奇妙な迫力に圧倒されます。

クセが強過ぎ!なパイセン・高阪

そのJK集団の中でも特にインパクトのある人物が高阪桃子。「教官役」として転校生・シモンとコンビを組むのですが、非常にクセの強い人物で…。

beautiful place(1) (ヒーローズコミックス わいるど)

メガネのツインテでなかなかの美形。銃器の取り扱いや格闘センスは一流以上。だがその首から下はタトゥーがびっしり。品行方正なシモンと対照的に、ガサツで下品過ぎる!

ファミレスで趣味の漫画を描きながら「タメでも高阪パイセンと呼べよバカ」とシモンに突っかかったり。その狂犬っぷりから他校の生徒たちからも一目置かれる存在。とても女子高生とは思えない無骨さに思わずドン引き(笑)。

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過酷なJKバトルの結末は…

そんな二人は物語冒頭で急造コンビを組み、「犯罪容疑者拘束の実地訓練」に就くのですが、全く噛み合わずに任務失敗。シモンはひとり容疑者を追うことに…。

しかし街には血の気の多い武装JKやクラン(未成年の犯罪者集団)が。彼女たちと激しい衝突も起こるなか、果たして彼女は生きて任務を達成できるのか…?


ややSF要素もある奇妙な世界観の中で、予想外にリアル過ぎるガン&格闘アクションが展開。タトゥーだらけのJKとのアンバランスさが奇妙な雰囲気を形成し、シモンやパイセンのハードな戦いから目が離せなくなっていく!

作者・松本次郎さんは過去作『女子攻兵』でも、女子高生(姿の巨大ロボット)アクションを描いていますが、こちらはエログロ度高め。

対して本作『beautiful place』は比較的マイルド。構えずにシンプルにアクションを楽しむ、という感じで読んでみてください。シモンと桃子の「意外なバディ」関係が築かれていく様にも注目です。

まとめ:予想以上の迫力でせまるJK重武装バトル!

以上、松本次郎さんの漫画『beautiful place』の感想・レビューでした。

やや特殊な女子高生たちの重武装バトルが予想以上の迫力!なアクション・ストーリー。各巻・約270ページのボリュームも、非常に読み応えあり。強すぎるクセに引きずり込まれる漫画です。

beautiful place(1) (ヒーローズコミックス わいるど)

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