ゲーム・ギャンブル漫画漫画感想・レビュー

漫画レビュー『凍牌~人柱篇~』次の人柱は誰だ!裏社会麻雀バトル

[ページ内に広告が表示されます]

伝説の裏雀士を倒し、麻雀大会「竜鳳位戦」を制した少年雀士「氷のK」。休むまもなく高津組の代打ちとして、「名簿」を賭けた麻雀勝負に挑む。

しかしそれは点棒を失うたびに人の命が奪われる、恐怖の「人柱」マッチだった…!

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 15 (ヤングチャンピオン・コミックス)

志名坂高次さんの漫画『凍牌(とうはい)~人柱篇~』全16巻。前作『凍牌(とうはい)-裏レート麻雀闘牌録-』に続いて闇社会の過酷な賭け麻雀を描く、バイオレンス色強過ぎぃ!な麻雀漫画です。

以下『凍牌~人柱篇~』が気になる方向けに、主なあらすじや見どころなどを基本ネタバレなしでご紹介します。

『凍牌~人柱篇~』あらすじ

『凍牌~人柱篇~』は、ヤクザの代打ちとして非合法な闇麻雀に臨む高校生雀士「氷のK」の闘いを描く、シリーズの第二作。

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

前作ラストで麻雀大会「竜鳳位戦」に勝利したKは、日本の闇が記された「名簿」を賭け、その所有者・羽鳥と麻雀勝負をすることに。

しかしそれは、点棒を失えば失うほど仲間、そして家族の命が奪われていく「人柱デスマッチ」。果たしてKは人命を守り、名簿を手に入れることができるのか…?

…という狂気の麻雀勝負を皮切りに、東と西の暴力団抗争が絡んだ麻雀対決に、高津組の代打ちとして参戦するKの姿が描かれていきます。

『凍牌~人柱篇~』レビュー

よりバイオレンスさを増した麻雀勝負

麻雀漫画としてはかなり凄惨な描写の多かった『凍牌(とうはい)-裏レート麻雀闘牌録-』。その流れを引き継ぐ『人柱編』では、冒頭の麻雀勝負から失点に応じて首が吊られる、といういきなりぶっ飛んだ展開

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 3 (ヤングチャンピオン・コミックス)

K側の「人質」となるのは幼馴染み・優のほか、初登場となるKの両親。Kとは何やら因縁のある両親に対し、彼が勝負の中で降す決断やいかに…?

冒頭の巻から非常に!陰惨な内容でとてもゲンナリします(笑)。が、これこそが『凍牌』の醍醐味。麻雀漫画らしからぬバイオレンス要素が、他の作品には無い独自の緊張感を演出。ページをめくるたびに心がビリビリ刺激を受けます。

ハイレート過ぎる狂った闘い

その名簿をかけた人柱勝負は、ひとまず3巻まで。『人柱編』中盤では、東の高津組と西の山扇会、暴力団同士の勢力図を塗り替えんとする麻雀勝負へ突入。Kとライオン・堂嶋がコンビを組んで、山扇会の代打ちと対決していきます。

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 5 (ヤングチャンピオン・コミックス)

最強のライバル同士であるK+堂嶋コンビが簡単に負けるわけがない!代打ちたちを次々と撃破!

一方の山扇会も、東西の暴力団勢力図を大きく変える闘いに、おいそれと負けるわけにはいかない。若頭・叶はレートを吊り上げ、ついに1,000点1億円に!

…1,000点1億!つまりリーチをかけるだけで場に1億円を出す!という、おそらく史上最高レートの狂った麻雀。この緊迫感にヒリヒリする!こんな麻雀勝負が読めるのは『凍牌』だけ!(笑)

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 7 (ヤングチャンピオン・コミックス)

そこえ追い詰められた山扇会が新たな代打ちとして送り込んだのは、とても雀士とは思えない二人組。しかし大きな「謎」を持つ相手に、Kと堂嶋は意外な苦戦を…?

金・土・日はPayPay還元率アップ!
ebookjapan新規限定クーポン

最終決戦の相手は…高津!

そんな苦闘を制して迎えた『人柱編』終盤では、巨大過ぎる力を持つ名簿をめぐり、高津組の上部組織・桜輪会内部で内輪もめが勃発。その争いの勝者となった組長・高津は、桜輪会二代目襲名に合わせて優勝賞金「百億円」を掛けたサバイバル麻雀大会を開催!

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 12 (ヤングチャンピオン・コミックス)

参加費も一億円とビッグなその大会、半荘一回ごとに4着の人間が実弾を込めた拳銃でロシアンルーレットをする、という狂った…いや、これぐらいやらないと『凍牌』じゃない!というもの。

その大会のラスボスは、「最強のヤクザ」であると同時に、K以上の運・実力を持つ雀士でもある組長・高津。この高津は前作~『人柱編』を通して圧倒的な存在感を放つ極道なのですが、彼を倒してKは自由を手に入れることができるのか?が大きな見どころ。

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 16 (ヤングチャンピオン・コミックス)

K以外にも山扇会・叶やライオン・堂嶋、流れの女雀士・アイなどが、それぞれの思惑を抱いて参加する麻雀大会。そこで迫真の、というか凄惨すぎるラストバトルが繰り広げられます

麻雀対決なのに、さも当たり前のように死人も出るなかで、さて生き残るのは…誰だ?

レビューまとめ

以上、志名坂高次さんの漫画『凍牌(とうはい)~人柱篇~』全16巻のネタバレなしレビューでした。

ぶっちゃけ、麻雀漫画らしからぬ痛々しい表現もところどころにぶっ込まれてきて、はっきり言ってドン引きの一言(笑)。読み手を選ぶ漫画ではあります。が、「凍牌」でないと味わえない緊張感は、一度読み始めるとヤミツキ。点棒=命の取り合いに、打ち震えて下さい。

凍牌(とうはい)~人柱篇~ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

そして物語は最終章『凍牌~ミナゴロシ篇~』へ…!

凍牌~ミナゴロシ篇~ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。