何をするにも気分がのらない、ちょっと気持ちがささくれだっている…そんな時に読むと気分転換、優しい気持ちになってくる!落ち着いてスローに読みたい漫画のまとめです。
漫画リスト
ビギンはもうすぐ閉店します
長年続けた理容店「ビギン」を畳もうと考えている老店主と、そこに押しかけて弟子となった小学生女子。二人のコミカルなやり取りを描く4コマ漫画、”むんこ”さんの『ビギンはもうすぐ閉店します』全1巻。
かなりの年の差がある二人の、ちょっとズレたコミュニケーションに思わず笑いが。そして全1巻できっちりお店が閉店、物語も完結するというテンポの良さも○。店主と彼に片思いする女性のラブロマンス(?)も気になるところ。
ゆらゆらQ
神使の狐と人間のハーフとして生まれ、いずれも見目麗しく、かつ優秀な兄妹たち。だが一人だけカワイイ系な末っ子「きゅーこ」は、心の不安定さから「チャームの化け力」を暴走させてしまい…?雨隠ギドさんの『ゆらゆらQ』。1~3巻が刊行中。
とにかくコミカル&キュート過ぎる、きゅーこの魅力が爆発!な物語。彼女を取り巻く「優しい世界」に触れているうちに、気持ちがほっこりしてきます。幼馴染男子との関係も気になるファンタジー・ラブコメです。
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1年1組 うちのクラスの女子がヤバい
衿沢世衣子さんの『1年1組 うちのクラスの女子がヤバい』全1巻。思春期の女子のみに発現する超能力「思春期性女子突発型無用念力」=通称「無用力」が巻き起こす、1年1組の不思議な騒動描く日常系青春コメディ。
「無用力」の能力や発動条件は様々で、何が起こるかまったく予想がつかない!しかしドタバタが起きるたびに結束していくクラスメートたち、その友情に心が不思議と満たされます。続編『2年1組 うちのクラスの女子がヤバい』も連載中。
うみそらかぜに花
大石まさるさんの『うみそらかぜに花』。1~3巻が刊行中。両親の再婚で義理の兄妹となった男子+女子を中心に、海辺の街で生きる中学生たちを色彩豊かに描く物語。自然に囲まれてカラッと明るく生きる彼らの、あふれんばかりの生命力が眩しすぎる!
そしてその日常を形作るのが、作者・大石まさるさんの超絶的な漫画力。これでもか!と描きこまれたコマの数々は圧巻の一言。ストーリーを楽しんだあと、一コマ一コマをじっくりと眺めたくなる、一粒で2度美味しい漫画です。
奈知未佐子短編集 ~思い出小箱の15粒~
やさしい筆致で描かれた童話・昔話風の創作物語、全15編。奈知未佐子さんの短編集『奈知未佐子短編集 ~思い出小箱の15粒~』全1巻。
家族を救うために不思議な運命をたどる女性を描いた『ヨランダ・ボーの薬草』など、不思議な話や教訓を含めた話、そしてちょっとホロリと来る話の数々。老若男女に安心してオススメできる漫画です。
マリーマリーマリー
勝田文さんの『マリーマリーマリー』全6巻。鍼灸師のリタとギタリストの森田さんが、愛車のミニに乗って繰り広げる、ハッピー・マリッジライフが描かれます。
イケメンでカッコイイ森田さんと、彼に振り回されつつも森田さんにゾッコンのリタ。二人が気の向くままに送る結婚生活がとにかく楽しい!読んでいると思わず口角が上がってくるような、楽しさにあふれた漫画です。
スキップとローファー
高松美咲さんの『スキップとローファー』。1~9巻が刊行中。都会の進学校に進んだ田舎の優等生・美津未。彼女が持ち前の真っ直ぐさで、周囲に良い影響を与えていく様が丁寧に描かれていきます。
勉強・友人関係・恋愛・そして進路…。多感な時期にある少年少女の、ともすれば複雑になりそうな日常に、美津未が(意図せずに)やんわりと光を当てていく感じが、何とも心地良い。友人たちの胸の内にもスポットがあたる「青春群像劇」としても秀逸。
三拍子の娘
町田メロメさんの『三拍子の娘』。1~2巻が刊行中。音楽家の父に捨てられ、三人だけで生きていくことになった姉妹。その悲壮な人生…ではなく(笑)、明るく楽しい暮らしぶりが描かれていきます。
各話8P+オール2色で描かれるショート・ストーリーの数々に詰まっている、三姉妹のあふれんばかりの「生」とユーモアにほっこり。作者・町田メロメさんのデザインセンスあふれる作画も大きな魅力です。
モノローグ書店街
小坂俊史さんの『モノローグ書店街』全1巻。新刊書店・24時間営業・古書店など様々な形態の書店を舞台に、本好き・作家志望・ギャルなど様々な属性を持つ書店員たちの「気持ち」が、4コマ形式で綴られていきます。
タイトル通り、主体となる書店員たちの「モノローグ」で進む物語。その心の声を聞いていると、なんだか読み手も「本屋さん」の中に迷い込んだような、温かい気持ちに。本好きはもちろん、書店大好きな方にオススメの一冊。
ブランチライン
池辺葵さんの漫画『ブランチライン』。1~5巻が刊行中。母と4人姉妹+長女の一人息子を中心とした「家族群像劇」が、作者ならではの柔らかなタッチで綴られていきます。
毎日の生活をごく普通に生きる人々。そのところどころで見られる思いやり、または人としての成長に、光が差し込むような瞬間が印象的。枝葉のごとく明るい方向へ、しなやかにしたたかに伸びゆく家族たちのドラマが、心に残ります。
イン・ザ・ポケット 谷和野よみきり集
多くの良質な短編を生み出す漫画家・谷和野さんの『イン・ザ・ポケット 谷和野よみきり集』。6つの短編と3つのショート・ストーリーを収録。
幼少時、叔母のポケットに忍んで初めての夜会を体験した少女、その成長を描く表題作『イン・ザ・ポケット』など、美麗にして柔らかな筆致で描かれるファンタジー・ストーリーが詰まった短編集です。
ハルはめぐりて
水と墨・爪楊枝と割り箸など、独特な画材で魅力的な漫画を産み出す森泉岳土さんの漫画『ハルはめぐりて』全1巻。単行本「祈りと署名」に収録の短編「ハルはきにけり」の主人公・ハルが、少し成長してアジアを巡る姿が描かれます。
舞台はベトナム・台湾・モンゴル・日本。写実的でありながらどこか幻想的な空気を醸し出す風景が、漫画を読む読者の気持ちをアジアへ運んでくれます。いつも笑顔で、そしてどこか遠くを見つめているようなハルの姿が印象的。
あかねさす柘榴の都
叔母を頼って、亡き母の故郷・スペインはグラナダへ渡った日本人少年の物語。福浪優子さんの『あかねさす柘榴の都』全3巻完結済み。
ちょっとぶっきらぼうだけど、根は優しい母の妹・アルバ。彼女が暮らすピソ(シェアハウス)で、新たな居場所を見つけていく主人公・夏樹に、思わず感情移入。物語のそこかしこで描かれる町並みや人々の様子も、異国情緒に溢れていてとても良い。
地域の相楽さん
花木アツコさんの『地域の相楽さん』。コミックス1巻が刊行中。とある町に越してきた謎の女性「相楽さん」を中心に描かれる、ライトなご近所コメディです。
一見クールに見えるが実はフレンドリー、そして非常にポジティブな相楽さん。その正体はミステリー作家なのですが、職業柄?とても好奇心旺盛な彼女が、退屈な町の行事を「楽しいもの」に変えていく!その様子に思わずほっこり、気持ちが明るくなります。
くるくるくるま ミムラパン
関野葵さんの『くるくるくるま ミムラパン』全3巻完結済み。街にやってきた移動販売のパン屋さんと会社員女性、二人の交流を軸に、パンにまつわるハートフルなドラマが紡がれていきます。
のほほんとしてるけど、パンに並々ならぬ情熱を注ぐ、パン屋店主のミムラ青年。彼が焼き上げるパンはオーソドックスなものながら、ホントに美味しそうで…!そしてそのパンが、街の人々の悩みを温かく包み込んでいく。そんな物語に思わずほっこり。
まとめ
以上、「スローに読みたい!優しい気持ちになれる漫画まとめ」でした。ちょっと疲れた時にパラパラめくると、固まった心もやわらかになってくる、かもしれません。
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