唯一無二、独特の作風で、SF・ホラーからコメディまで多彩な物語を描きあげる漫画家・諸星大二郎(もろほしだいじろう)さん。
驚愕のデビュー作『生物都市』以来、『妖怪ハンター』『栞と紙魚子』などのシリーズものや魅力的な短編漫画を多数発表。現在も『西遊妖猿伝』を連載中です。
その著作もだいぶ電子書籍化されていますが、まだまだ未配信の漫画もあり。本記事ではそんな諸星大二郎さんの作品から、「電子書籍化済みの漫画」「電子書籍化されていない漫画」をまとめてみました。
電子書籍で読める諸星大二郎マンガ
『妖怪ハンター』シリーズ
- 妖怪ハンター(地の巻・天の巻・水の巻)
- 稗田のモノ語り 魔障ヶ岳
- 闇の鶯(短編5編のうち2編が『妖怪ハンター』もの)
- 妖怪ハンター 稗田の生徒たち1 夢見村にて
異端の考古学者・稗田礼二郎が、日本各地の民俗的な怪異現象に遭遇する『妖怪ハンター』シリーズ。こちらは『地の巻・天の巻・水の巻』を抑えておけば、ほぼ網羅できます。
『妖怪ハンター 稗田の生徒たち』は「1」とナンバリングされていますが、電子書籍では続巻は出ません。紙書籍のみ刊行の『妖怪ハンター 稗田の生徒たち 美加と境界の神 / 夢見村にて / 悪魚の海』にてまとまっています。
『栞と紙魚子』シリーズ
朝日新聞出版のホラー・コミック誌『ネムキ』連載の、コメディ・ホラー・シリーズ。不気味でシュールな世界観が描けるのも、諸星大二郎さんの魅力。にしても独特だわ(笑)。
初めてなら14日間無料&
DMMブックスで使える550ポイントもらえる!
『西遊妖猿伝』シリーズ
- 西遊妖猿伝 大唐篇(全10巻)
- 西遊妖猿伝 西域篇(1~6巻)
- 西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(1~4巻)
諸星大二郎さんの最長編シリーズ。これはちょっと全部を追えて無いのですが、果たして完結するのか?が気になるところ。
その他の長編作品
もともとは2巻分だったのを1巻にまとめた『マッドメン』がオススメ。異色の伝奇ホラーです。碁の定石に絡めて戦いを描く『碁娘伝』は、ユニークながらシンプルな面白さ。
短編集など
多彩な短編も、諸星大二郎マンガの魅力。ともにグリム童話をテーマに、オリジナルな諸星ワールドを展開する『グリムのような物語 トゥルーデおばさん』と『スノウホワイト』が、味わい深い面白さ。
電子書籍化未配信の主な諸星大二郎マンガ
- 諸星大二郎劇場(第1集)
- 暗黒神話
- 夢みる機械
- ぼくとフリオと校庭で
- 不安の立像
- 天崩れ落つる日
- 失楽園
- 夢の木の下で
- 幻妖館にようこそ
- 諸星大二郎自選短編集 汝、神になれ 鬼になれ
- 諸怪志異
など。諸星大二郎さんの単行本は、いろいろな出版社からいろいろな形式で出ているので、「これ」というものを指定しにくいのですが、個人的に選ぶとこんなところ。
その中でも『孔子暗黒伝』が電子書籍化されているのに、その前作である『暗黒神話』が電子書籍になっていないのは、ホント謎ですね。『諸星大二郎劇場(第1集)』もなぜ?
あとは『ぼくとフリオと校庭で』『諸怪志異』など、アクションコミックス系の単行本が電子化されていないのが気になります。
【ebookjapanイーブックジャパン】
まとめ:おすすめの漫画は?
以上、「電子書籍で読める諸星大二郎マンガまとめ」でした。
意外と電子書籍化されている漫画が多いな…と思う反面、これも電子書籍化してくれたらいいのに…という作品が結構あります。
『アダムの肋骨』『城』『鎮守の森』『子供の王国』など、電子書籍化されたら多くの漫画ファンに読んで欲しいですね。
コメント