「玉キック」―ありそでなかった女探偵+オカルトコメディ

美人だけどゲスい!女探偵が、謎のWebカメラを従えて難事件を見事解決?するオカルト・コメディ「玉キック」。待望の第1巻を読みました。

原作は「怪物王女」の光永康則さん、作画は「まじカライズ」のいのまるさん。連載は少年画報社「アワーズGH」です。

キック動作で大きく足を振りかぶっているのが、主人公の女探偵・綾音。その右足には謎の光が…?左上「玉キック」のロゴデザインが大変ステキ。

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「玉キック」1巻レビュー

漫画データ
タイトル:玉キック(1) (ヤングキングコミックス)著者:光永康則出版社:少年画報社発行日:2018-01-16

女探偵の相棒はWebカメラ

「玉キック」の主人公は、女探偵・黒住綾音。黒髪ロングで黒スーツ、スタイル抜群で自他共に認める美人だが、金に目がないゲスい性格。謎の光をまとった右足から繰り出されるキックで、すべてを破壊して事件を解決(?)します。

その相棒となるのは、常に行動を共にするボール型のWebカメラ。何でWebカメラやねんw。Webカメラの主は、暗い部屋でデジタル機器を駆使し、綾音をサポートする謎の男性なのですが、今のところその正体は不明。

そしてもう一人の仲間が、第一話で綾音と「友だち」になった白姫(カバー左後方の少女)。パッと見は子どもだけど、実は16歳。霊能力で綾音のピンチを救う存在となりますが、彼女にもまた秘密が…?

しかし綾音とWebカメラのコンビ。どっかで見た構図だなー、と思ったら、ああ、「鬼太郎」かw。Webカメラの目玉おやじっぽさが笑えます。

大体脱いでるw

ギャラが良ければどんな仕事でも引き受ける、というその姿勢ゆえか、綾音のもとに舞い込む仕事は怪しいものばかり。

女性しか上陸できない島(通称「処女島」)で行われる、12年に一度の奇祭の調査。

怪しげな個室マッサージ店に潜入しての素行調査。

南国の辺境にあるプライベート・ビーチでの浮気調査。

などなど、女性探偵であることを活かせるシチュエーションですが、そのため必然的に毎回脱ぐことになる綾音(笑)。

一般誌のコメディということできわどい表現は無いのですが、お色気というよりもそのバカバカしさに笑います。こういうの嫌いじゃないw。

オカルト要素がおもしろい

「玉キック」のユニークなところは、事件の数々にオカルト要素が絡むこと。謎の奇祭だったり、日本の山中にマヤ文明のような建造物があったり、心霊現象に巻き込まれたり。

仕事のとっかかりは普通なのですが、中身は尋常じゃない。怪しげな要素がそこかしこに含まれ、オカルト好きとして見逃せない魅力があります。

脱がせるためのシチュエーションとか言っちゃだめだ!

キメはキックで!

そして事件を解決するのは綾音のキック。謎の光を帯びた右足が一閃!全てに片を付けるその爽快感がたまらない。

実は探偵ものでありながら、推理とかしていないんですよね(笑)。成り行きで真相が発覚し、必殺キックで片を付けるというパターン。

でもそのお約束とも言えるパターンが、「玉キック」のおもしろさ。サービスシーンを楽しんで、笑って、そして最後にスカッとする。いのまるさんの作画も安定感があってGood。

まとめ

以上、光永康則さんといのまるさん描くオカルト・コメディ漫画「玉キック」1巻のレビューでした。いい意味で「適当さ」のある本作。気楽に読めて、予想外に深みを見せてくれる、おもしろい漫画でした。成人男性にオススメです。

綾音の右足、Webカメラの正体、白姫の存在など、まだまだ謎も多く、いろいろと伏線も散りばめられた第1巻。今後の回収に期待したいところです。

ところで一般コミックで初めてモザイク見たよ…!

漫画データ
タイトル:玉キック(1) (ヤングキングコミックス)著者:光永康則出版社:少年画報社発行日:2018-01-16