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【クロスボーン編】このガンダム漫画が面白い!おすすめガンダムコミック

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宇宙世紀0123年が舞台の劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』は、初めての「アムロとシャアのいない宇宙世紀ガンダム」でしたが。それ以降のガンダム世界を描くのが長谷川裕一さんの『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズ。

機動戦士クロスボーン・ガンダム(1) (角川コミックス・エース)

作風・絵柄は、ガンダム漫画の中でも異質。ですがその「熱さ」が全てを飲み込み、読者を「クロボンの世界」に引き込んでいく!そんな「クロスボーン・サーガ」として1ジャンルを確立したガンダム漫画のまとめです。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズ

機動戦士クロスボーン・ガンダム

F91の世界観を受け継ぎ、10年の時が流れたガンダム世界を描いたシリーズ第一作が、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』全6巻。

UC0133、総統クラックス・ドゥガチに率いる木星帝国(ジュピター・エンパイア)が、地球侵攻計画を開始。ベラ・ロナ(=セシリー)とキンケドゥ・ナウ(=シーブック)は、「宇宙海賊クロスボーン・バンガード」を結成しそれに対抗。

ドクロのマーキングが特徴的、Fシリーズの流れを汲んだMSクロスボーン・ガンダムX1~X3を駆り、独自の進化を遂げた木星帝国のMS・MAたちと、地球の命運を賭けて激戦を繰り広げます。

物語の主人公はキンケドゥとベラではなく、戦いに巻き込まれて海賊となったトビア・アロナクスと、木星の王女ベルナデット(テテニス・ドゥガチ)。次代の宇宙世紀を担う若き二人の出会いと成長が、新世紀のガンダム・ストーリーを生み出しています。

歴史ある宇宙世紀ガンダム・シリーズに、長谷川裕一さんならではの「熱さ」が注ぎ込まれた、異色のガンダム漫画。後に続くクロスボーン・シリーズの基盤を形成した作品です。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の感想記事はこちら

機動戦士クロスボーン・ガンダム ‐スカルハート‐

短編集『機動戦士クロスボーン・ガンダム ‐スカルハート‐』。キンケドゥの志を継いだトビアを主役に、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』と『鋼鉄の7人』(下記にて紹介)の間の出来事が、主に描かれます。

新装版 機動戦士クロスボーン・ガンダム ‐スカルハート‐ (角川コミックス・エース)

一年戦争最強のニュータイプ アムロ・レイ」その戦闘データをコア・ファイターの記録から複製、最強の兵士を作らんとする計画を打ち砕け!(『最終兵士』前後編)

サイド2で見つかったMSを操縦していたのは、ジオンの軍服を着た「サル」だった!「連邦の青い閃光」ハリソン大尉は、F91で調査に乗り出すが…?(『猿の衛星』)

…など、長谷川裕一さんらしいSF心(と遊び心)が込められた各話は、ショート・ストーリーながらユニークな読み応えあり。『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』登場の「木星じいさん」グレイ・ストークもゲスト出演しています。

『機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス』の感想記事はこちら

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機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人

無印『機動戦士クロスボーン・ガンダム』から3年後のUC0136。木星帝国の新たな牙が地球を襲う!クロボン直系の続編『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』。

新たに木星帝国の総統となったカリストは、コロニーレーザーを使った木星圏から地球への直接攻撃「神の雷」計画を画策。それを知ったトビアらクロスボーン・バンガードは、7人の戦士を集めて片道切符の帰れぬ戦いへ―という全3巻。

無印クロボン全6巻をTVシリーズ的な物語とするなら、映画版とでも言うべきボリュームの『鋼鉄の7人』。「光の翼」などのちのガンダム作品に繋がる描写もあり、Vガンダムと地続きの世界観にも注目です。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』の感想記事はこちら

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』全12巻。世界観はアニメ『機動戦士Vガンダム』と完全にリンク。ザンスカール帝国リガ・ミリティアが戦う正史の裏で躍動する、海賊たちの活躍が描かれます。

宇宙世紀0153年。最終兵器「エンジェル・ハイロゥ」のデータを偶然見つけたコロニーの少年・フォント。ザンスカール帝国に狙われたところを、謎の男・カーティスと少女・ベルに助けられることに。

やがてフォントは、エンジェル・ハイロゥを強化する謎のパーツ「エンジェル・コール」を巡る戦いに巻き込まれ…というストーリー。

注目は新ガンダム「ファントム」。ミノフスキー・ドライブの実験機だが「失敗作」である木星のMS。しかし出力全開時に全身にIフィールドの炎をまとう、鬼神のごときその姿は、歴代ガンダムの中でもトップクラスのカッコよさ!

また美少女AIをパートナーとするオタクなメガネ少年・フォントの成長や、シリーズで積み上げてきたキャラクターの活躍も大きな見どころ。全編に渡ってスピーディかつ迫力ある物語で一気読み必至、類まれな魅力を持つガンダム漫画です。超オススメ。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』の感想記事はこちら

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST

『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』から、さらに16年後のUC0169。リガ・ミリティアVSザンスカール帝国の抗争が終結し、連邦の力も弱体化。疲弊・混沌とする宇宙世紀末期

群雄割拠のコロニー間で特殊な運送業を営む主人公アッシュと、彼に助けられメカニックとなる少女レオ。二人を中心に、新たな世界の創造へ向けて動き出す者たちを描いたクロスボーン・サーガ最新作『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』全13巻。

MSの開発能力が世界全体で弱まり、旧機体のミキシング・ビルドやレプリカMSが活躍する時代。ビーム兵器の維持が困難になり、実体弾の採用とそれに耐える装甲を重視した結果、MSが再び大型化していく傾向にある、というユニークな世界観を持つ『DUST』。

その中で「争いのない世界を作りたい」という夢を持つレオと、それを支えるアッシュ。しかしその前に立ち塞がるのは、ティターンズの流れを汲む連邦「キュクロープス」の一員となった、「ゴースト」の主人公フォント。彼らの進む道に待ち受けるものは果たして―?

ぶっちゃけ「ガンダム」としては異色過ぎる漫画ですが、クロボン・シリーズの集大成とも言える本作、熱すぎる「長谷川裕一節」にグイグイ引き込まれていきます

『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』の感想記事はこちら

機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11

上記『DUST』のサイド・ストーリー的な物語、『機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11』全2巻。『DUST』本編で進行中の「DUST計画」。その裏側で木星の強化人間「薄紅姫(ペイル・ルージュ)」と戦う、カーティス・ロスコの姿が描かれます。

主人公機「クロスボーン・ガンダムX-11」と、カーティスにオーバーラップする「トビア・アロナクス」の姿が、初期の『クロボン』を彷彿とさせて、懐かしさを感じる一作。

一方、バイオチップの力でX-11の発展形・X-12と感覚的に一体化、自身が「巨人」であるかのように攻撃をしてくるペイル・ルージュ。その戦いは、まさに「ガンダムVS美少女」(笑)。斬新なビジュアルを楽しませてくれます。

もちろんストーリーは大真面目。長谷川祐一さんらしい、熱さを感じさせるドラマが大いに魅力のある一作。

『機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11』の感想記事はこちら

機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE

歴史的には『DUST』でとりあえずの完結を見たクロスボーン・シリーズ。その歴史を埋める「ピース」を描いていくショート・ストーリー集、『機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE』です。

機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE(1) (角川コミックス・エース)

その第一話で描かれるのは、なんと無印クロボン登場の「カラス先生」 VS 木星帰りの男「グレイ・ストーク」!いきなりチョイスがマニアック過ぎる!(笑)

が、内容は至って真面目。長谷川祐一さんらしいSF要素も絡めながら、クロボンのマインドを埋め込んだストーリーは、読み応えバツグン!本作を読んでから長編シリーズを読み返すと、より深く物語を楽しめるでしょう。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE』の感想記事はこちら

まとめ

以上、長谷川祐一さんのガンダム漫画『クロスボーン・ガンダム』シリーズのまとめでした。

『F91』以後から宇宙世紀の末期までを、独特のSF観を絡めながら熱く!描くクロスボーン・サーガ。長寿シリーズならではの面白さに、ぜひ触れてみてください。

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