最近のガンダム漫画ってレベル高いよね。宇宙世紀ものおすすめガンダム漫画

一昔前のガンダム漫画と言えば子供向けで、クオリティもそれなり、というものが多かった気がします(それはそれで味わい深いものがありましたが)。

しかし近年、一般の漫画と較べても遜色ない、むしろおもしろい!と自信を持って勧められるガンダム漫画が増えてきました。

というわけで、私がこれまでに読んでおもしろかった、おすすめのガンダム漫画です。私は宇宙世紀(UC)世代なので、宇宙世紀が舞台の作品をご紹介。

ガンダム漫画リスト

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

初代ガンダム・Zガンダムなどでキャラクターデザインその他を務められた安彦良和さん。その安彦氏自らによる「機動戦士ガンダム」のコミカライズ。映像化もされているので超有名ですね。「ガンダム漫画」としては外せません。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(1) (角川コミックス・エース)著者:安彦 良和出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2014-06-26

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、ただ単に一年戦争をなぞるだけの物語ではありません。キャスバルやアルテイシアがシャア・セイラになるまで、若きザビ家の兄弟たち、シャアとガルマの出会い、MSが戦局で重要な地位を占めるまで…。


[安彦良和 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」10巻より引用]

などなど、アニメ本編では語られなかった部分が、当時「機動戦士ガンダム」製作に大きく関わった安彦氏によって補完されているのが、その大きな魅力。

また「アリオン」「ヴイナス戦記」「虹色のトロツキー」などの漫画作品を手がけ、漫画家として確固たる地位を築いている安彦良和さん。その圧倒的な描写力にて描かれる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の世界は、他のガンダム漫画とは一線を画す迫力・美麗さがあります。

ガンダム初心者はもちろん、ファーストガンダムはアニメで見たから大体知ってるよ、という方にも読んで欲しい作品です。

ちなみに24巻は番外編。テレビアニメのカイとミハル回で心残りだった「あの事」が回収されています。ファースト世代は必見。

機動戦士ガンダム MSV‐R ジョニー・ライデンの帰還

初代ガンダムファンなら皆知っているMSV(モビルスーツバリエーション)。そのMSVに端を発したMSV-R企画をベースにした、新作ガンダム漫画「機動戦士ガンダム MSV‐R ジョニー・ライデンの帰還」。

機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還(1) (角川コミックス・エース)著者:Ark Performance出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2013-10-28

「ジョニー・ライデンの帰還」の舞台はUC0090年。ZZと逆シャアの中間ぐらいです。

地球連邦軍の兵器調査組織FSSに所属するレッド・ウェイラインとリミア・グリンウッドを軸に、「ザビ家の復讐装置」の秘密を描くガンダムのサイド・ストーリー


[Ark Performance 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還」10巻より引用]

レッドは一年戦争時のジオン軍エース・パイロット「ジョニー・ライデン」なのか?

ジオンの特殊部隊「キマイラ隊」が秘匿した、ザビ家の財宝「ミナレット」とは?

といった数々の謎が、迫力のMS戦を絡めて描かれます。ストーリー・作画ともに高クオリティなガンダム漫画。特にゲルググ好きにオススメしたい一作。ヤザン先生も大活躍するよ!

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」が面白い!7つのおすすめポイント

機動戦士ガンダム サンダーボルト

「MOONLIGHT MILE」の太田垣康男氏描くガンダム漫画。ストーリーは完全オリジナル。

一年戦争末期、地球連邦軍VSジオン軍の最後の決戦。その最中に繰り広げられる、サンダーボルト宙域でのFA(フルアーマー)ガンダムVSサイコ・ザクの激戦。

そして戦後。謎の宗教組織「南洋同盟」に渡ったサイコ・ザクを巡って、連邦・ジオン・同盟の三つ巴の戦いが繰り広げられます。

機動戦士ガンダム サンダーボルト(1) (ビッグコミックススペシャル)著者:太田垣康男出版社:小学館発行日:2012-10-30

作画クオリティはガンダム漫画、いや漫画界でもトップクラス。大人向けのハードなSFストーリーが楽しめます。

4巻以降は一年戦争後のオリジナルな戦いに突入。リアルなメカニック、そして「アトラスガンダム」「ガンキャノン・アクア」「リユース・P・デバイス装備高機動型ザク(サイコ・ザク)」などの魅力的なMSが登場します。


[太田垣康男 著 小学館「機動戦士ガンダム サンダーボルト」9巻より引用]

キャラクターも、一癖二癖あるやつばかり。強気なイオ・フレミング、はねっかえりのWAVE(女性士官)ビアンカ、義足・義肢でサイコ・ザクを操るジオンのダリルなど、テレビアニメとはまた一線を画す魅力的な人物達。

連載も長期化、単行本巻数も二桁に突入し、その人気がうかがえます。新たなガンダム世界を創造する、新世代のガンダム漫画。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン

今でも絶大な人気を誇るガンダム映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」。富野由悠季監督自身による映画脚本の第一稿を元にしたモチーフ小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」が、30年の時を経てコミック化。2018年6月現在、単行本は第6巻まで刊行。次巻7巻で完結予定。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(1) (角川コミックス・エース)著者:さびし うろあき出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2014-11-26

登場人物名やモビル・スーツ設定など映画版と異なる部分をはあれど、ビジュアルなど基本的なラインは映画版「逆シャア」を踏襲。その上でじっくり描かれる物語。ネオ・ジオンやロンド・ベルの作戦展開などがわかりやすく、映画を見た人のおさらいにも最適。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
[さびしうろあき/柳瀬敬之 著 KADOKAWA/角川書店
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」6巻より引用]

そして後半は「ベルトーチカ・チルドレン」ならではの展開。Hi-νガンダム対ナイチンゲールという、これまで設定のみだったMSが躍動。アムロとシャア、二人の対決に手に汗握ります。

そして映画版とは異なるヒロイン・ベルトーチカの運命。アムロの子をその体内に宿した彼女が、逆シャアの世界にどのような影響を及ぼしていくのか。MS戦・艦隊戦も迫力があり、逆シャアのコミカライズとして、ガンダム漫画として、納得の出来です。

機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク

「THE BLUE DESTINY」「コロニーの落ちた地で…」など、過去にガンダムの外伝ゲームがPS・SS・DCなど、様々なプラットフォームで発売されました。

それら6作品と、新作「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」を収録し、2014年に発売されたPS3ゲームが「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」

その「ミッシングリンク」のコミック版が本作です(ややこしい)。

機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク(1) (角川コミックス・エース)著者:おおの じゅんじ出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2015-07-25

上官殺しやスパイ容疑のある連邦内のはみ出し者を集め、自軍内の粛清など危険任務を遂行する特殊部隊「スレイヴ・レイス」。彼らは司令官グレイヴの裏切りにあい、新型MS「ペイルライダー」を差し向けられる。

自らの生き残りをかけ、ジオン軍のマルコシアス隊と手を組むスレイヴ・レイスたち。グレイヴへの反撃を開始する、といったストーリー。安彦良和風の作画をする作者・おおのじゅんじ氏は、画力もバツグン。ガンダム漫画としてクオリティ高いです。っていうか知らずに読んだら「安彦氏の新作?」と間違えるかも。


[おおのじゅんじ 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」1巻より引用]

登場するMSも通好みのものばかり。陸戦型ガンダムをベースにしたスレイヴ・レイス(※機体名)、ペイルライダーといった新作MSの他、イフリート、ガンダム・ピクシー(知ってる?)といった、ゲームにて登場したMSが大活躍。

ペイルライダーには「EXAM」(※ブルーディスティニー搭載)の後継「HADES」が搭載されている、といった設定なども、外伝好きにはたまらない内容です。全4巻と読みやすい巻数でおすすめの、隠れた名作ガンダム漫画です。

機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-

ジャーナリストとなった元WBクルー、カイ・シデンを主人公にしたガンダム・サイド・ストーリー。一年戦争~Z~ZZ間の話中心。

機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-(1) (角川コミックス・エース)著者:ことぶき つかさ出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2014-01-10

フラウ・ハヤト・ミライなどのホワイトベース・クルーや、レコア・ベルトーチカなどZのサブキャラクターとの会話・出来事を通して、カイ・シデンがガンダム世界の補完・再構築を行うオムニバス


[ことぶきつかさ 著 KADOKAWA「機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-」1巻より引用]

MSによるアクションシーンはほとんどなく、カイとゲストキャラクターの会話によって物語が進むみます。ゲーツ・キャパやナミカ―・コーネル、アジス・アジバといったマニアックな人物も登場

ディジェにツイン・アイ用のソケットが付いていた話など、ユニークな設定の話が満載。ガンダムのコミックとしては異色の部類に入る、大人のガンダム漫画

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-

同じくカイ・シデンを主人公に据えた、デイアフタートゥモロー第二弾。サイド3のコロニーで開催される「ホワイトベース展」(!)。そこにオブザーバーとして招かれたカイが、展示物を見ながら一年戦争を振り返る、という趣向。

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(1) (角川コミックス・エース)著者:ことぶき つかさ出版社:KADOKAWA / 角川書店発行日:2014-01-10

テレビアニメでは描かれなかった、ホワイトベース乗船時のクルーの会話など、いかにもありそう!と思わせる描き方がスゴイ


[ことぶき かさ 著 KADOKAWA「機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-」1巻より引用]

その後のジョブ・ジョンやウォン・リー、そしてF91のロイ・ユングもゲスト出演するなど、ガンダム世界を幅広く網羅。本作もMSのアクションはありませんが、実に濃厚なガンダム漫画です。

ところでカイとセイラの間で交わされた、ミハルとその兄妹の話って、ひょっとしたらORIGINの24巻とも関連があるのかな…

ということを読み直して気づいた。

ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム

これはオススメ、というにはアンダーグラウンド過ぎる漫画なんですが(笑)。

昔、玩具店などで「模型情報」という薄い雑誌が100円ぐらいで販売されていたのをご存知でしょうか。

これはその模型情報に掲載されていた「機動戦士ガンダム ダブルフェイク」の単行本。復刻・再編集を経て電子版でも手に入るようになりました。

ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム (電撃コミックス)著者:うしだ ゆうじ出版社:KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発行日:2016-02-26

時代はZZ~逆シャア間。コロニー公社の下請け会社所属、ダリー(ダリー・ニエル・ガンズ)は大のガンダム好き。寄せ集めのジャンクパーツでハンドメイドのガンダム「Dガンダム」を作るほど。


[うしだ ゆうじ 著 KADOKAWA「ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム」より引用]

そんな彼がDガンダムで、偶然ネオ・ジオン残党「カラード」を撃退。そのまま連邦の巡洋艦「アラハス」にスカウトされ、成り行きでカラードと戦うことに…というストーリー。

コメディチックなノリで好き嫌いの分かれるところだと思いますが、ZZに登場したネオ・ジオンの女性士官イリア・パゾムも登場。逆シャアのドーガ・シリーズにつながるMSや、ズサ・ダイン、ガザW(ウィラ)といったZZの流れを組むメカニックなど、MSVとしても見どころの多い作品です。

ゲーム「Gジェネ」に登場した「Dガンダム」が気になった方、オリジナルはこの「ダブルフェイク」です。

まとめ

以上、これまでに読んだ、宇宙世紀を舞台にしたオススメのガンダム漫画でした。ガンダム漫画、今は本当にクオリティの高い作品が多いですね。気になる作品もまだまだあるので、読んだら追記してく予定です。

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