『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』が面白い!7つのおすすめポイント

初代機動戦士ガンダムからZガンダムが始まるまでに、数多くのMSV(モビルスーツバリエーション)がプラモデル企画で展開されました。

その中で設定されたジオンのエース・パイロットの一人が、ジョニー・ライデン

その「ジョニー・ライデンと思われる男」を主人公とした物語が、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』。2022年4月現在、単行本が23巻まで刊行。人気のガンダム漫画です。

『MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』概要

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』は、KADOKAWAの月刊誌「ガンダムエース」に長期連載されている漫画。作者は漫画家ユニットArk Performanceさん。

同誌掲載のMSV(モビルスーツバリエーション)企画「MSV-R」(現在は終了)の公式続編という位置づけで、ZZ(UC0088~89)と逆シャア(UC0093)の間である宇宙世紀0090年の物語です。

主人公は地球連邦軍FSS(「Federation Survey Service」の略。MSなど機動兵器の調査を行う組織)所属のレッド・ウェイライン

シミュレーション中に謎の青いゲルググから「帰還おめでとう、ジョニー・ライデン」のメッセージを受け取ったレッド。

ジオン出身の技術者リミア・グリンウッドとともに、伝説のジオン軍パイロット「ジョニー・ライデン」の謎を追うが、その過程でジオン軍のエース部隊「キマイラ隊」、そしてザビ家の財宝「ミナレット」の存在を知る。

やがて謎の兵器「ザビ家の復讐装置」の鍵を握るミナレットを巡り、連邦軍と民間軍事会社「テミス」が衝突。シャア率いる新生ネオ・ジオンも情報を嗅ぎ付け参戦、混沌とする状況の中、ミナレットをどの勢力が奪取するのか?

…といった『機動戦士ガンダム』のサイド・ストーリーが描かれていきます。

なおタイトルは『ジョニー・ライデンの帰還』ですが、レッド=ジョニー・ライデンかどうか、というのは未確定。真実はいまだ謎です。

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7つのおすすめポイント

以上のあらすじを踏まえて以下、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』が面白い、7つのポイントをご紹介します。

1. MSVなど旧機体の活躍

本作に登場する機体の多くは、MSV系列のもの。設定としては後付のものもありますが、ガンダムの歴史の中では比較的古い機体が活躍します。

新登場の強力なMS・MAが活躍するのも、新作ガンダムの魅力。ですが、「(設定上の存在だった)あのMSが動いている!」というのも、旧ガンダムファンにはたまらないもの。オールドファンに親和性が高いガンダム漫画です。

なお外見はジオン製の旧式MSでも、コクピットは全天周モニターだったり、操縦桿がアームレイカーだったりして、近代化改修されているところが面白いポイント

2. キャラクターが渋カッコいい

本作に登場するキャラクターの多くは、一年戦争時代から軍籍だった人物ばかり。そんな彼らが醸し出すベテランパイロットならではの渋みが、『ジョニー・ライデンの帰還』の一つの魅力。

レッドも見た目は若いですが、実は34歳。ジョニー・ライデンをとりまくキマイラ隊出身者もしかり。キマイラの元エースパイロットで、現在は民間軍事会社テミスの社長であるジャコビアス・ノードは、その代表格。

ジョニー・ライデンを名乗る少女、「イングリッド0(通称ジョニ子)」のような若いキャラクターも登場しますが、基本的にはベテランパイロット・軍人が物語の中心。大人のガンダム!を楽しめます。

※ちなみにジョニ子も、実は一年戦争時のパイロットだったりする。

3. サイド・ストーリーならではの謎要素

TVシリーズのガンダムと言えば、おおむね軍VS軍の戦いが描かれます。しかし、それにとらわれないのが、ガンダム・サイド・ストーリーのいいところ

漫画『ジョニー・ライデンの帰還』では

  • レッド・ウェイラインはジョニー・ライデンなのか?
  • エースのみで構成されたキマイラ隊の創設目的は?
  • ジョニー・ライデンを名乗る少女の正体は?
  • ザビ家の財宝「ミナレット」とは何か?
  • 「ザビ家の復讐装置」とは?

など一年戦争を発端にした謎要素が、物語のそこかしこに散りばめられています。

長い歴史を持つ『機動戦士ガンダム』だからこそ作り上げられる物語。ドンパチとはひと味異なる面白さがあります。

4. 迫力の戦闘シーン

もちろん戦闘シーンも手抜きなし。クオリティの高い、スピード感あふれるバトルが物語のそこかしこで展開。映像作品に劣らない迫力を見せつけてくれます。

印象的なのは、第8巻冒頭の戦闘シーン。

ジャブロー上空を飛行する、連邦軍ヴァースキ大尉のギャプラン。全天周モニターで周囲を睥睨しつつ、僚機に行動を指示。地上を移動するジムとは対象的に、バーニアをふかして一気に空中を移動…

といった、『Zガンダム』あたりの戦闘シーンを彷彿とさせるアニメさながらの流れるような描写が展開されます。

また10巻冒頭、レッドの赤ゲルググ VS イングリッド0のヘビーガンダムの激突も、見逃せないバトル。2機は、Zや逆シャアでかつて見た、ニュータイプの戦いで表現される「あの光」に包まれます。

人の意思を伝えるのがサイコミュでしょ?
そして人の想いを集め強めるのがバイオセンサーというシステムなら!

サイコミュやバイオセンサーといった、宇宙世紀ガンダムならではのワードが詰まったイングリッド0のセリフ。ガンダムファンなら心を揺さぶられずにはいられない!『ジョニー・ライデンの帰還』屈指の名シーンです。

5. マニアックなキャラクターも登場

長い歴史の中で登場した「あの」キャラクターも、そこかしこで物語を彩る活躍を見せます。一番の大物は、連邦軍高官・ゴップでしょうか。

…知らない?

初代ガンダムファンの方には、「ジャブロー司令部でブライトとミライに接見した人物」と言えばピン!と来るでしょうか。そう、あの時の連邦の偉いさん。ティターンズ紛争を経てなお力を持つゴップ。本作でも重要なポジションを担います。

他にもZZで登場したアナハイムの技術者ミリィ・チルダ―や、逆シャア他に登場のネオ・ジオン文官ホルスト・ハーネスなどが登場。ガンダム好きならば、ニヤリと来る配役。

そして忘れちゃならん有名パイロットが、連邦軍特殊部隊ナイト・イェーガー隊の中隊長である、ヴァースキ大尉

もう表紙絵でネタバレしてますが、そう、元ティターンズの「野獣」、ヤザン・ゲーブル大尉ですね。

名前を変えて連邦軍に復帰したヤザンさん。パイロットとしての腕にもますます磨きがかかり、元キマイラのジオン軍エース・パイロットとも互角以上の戦いを繰り広げていきます。渋い!

さらに戦闘以外にも、新たな魅力を発揮するヤザン先生。イングリッド0とその養父であるゴップとの会見で、野獣らしからぬ大人な立ち居振る舞いを見せたりも。

その会見の別れ際、ゴップに「『パプテマス・シロッコ』はどんな男だったかね?」と聞かれるヤザン。その答えは…?

これは本編を見てのお楽しみ。Zファン必見のシーンです。

6. 通好みなMS解説

この『ジョニー・ライデンの帰還』、MSV(MSV-R)との連動企画ということで、随所にメカニックの解説が入ります。それが通好みで実に面白い

  • Gファイターは拡張性の高さから新たなユニット開発が行われ、長期運用されている
  • 高いステルス性と運動性を持つ、アッガイのポテンシャル
  • ジオンが使用していた光学機器類は、ミノフスキー粒子下では連邦軍羨望の的であり、戦後の連邦製MSにモノアイテクノロジーが多く採用された
  • 戦術的な有用性からの、可変MS・MA開発過程
  • ジオン軍による水陸両用MS開発の拡大と、比して連邦製のそれが少なかった理由

といったメカニック解説が、「FSSの調査書」という形式で随所で紹介されます。

まあ後付けな部分もあるとは思うんですが、それでもなるほどと思わせる説得力。長い歴史を持つガンダムだからこそ描けるお楽しみです。

7. ミッシングリンクとしての役割

そして『ジョニー・ライデンの帰還』には、宇宙世紀ガンダムの各時代をつなぐミッシングリンクとしての役割も。

初代ガンダムからZまで約7年。ZZから逆シャアまで約5年。通して約13年少しのガンダム世界。初代ガンダムでジオン公国は連邦軍に破れ、以降、数度の反乱を経て、UC0093年にシャアによる再度の反乱を試みます。

でも敗戦国が、そんなに何度も反乱を企てられるものなのか?というのは素朴な疑問。しかしそれも『ジョニー・ライデンの帰還』で、実にそれらしい説明が。

シャアがティターンズ紛争時にクワトロになったように、元ジオンの軍人たちはどのように地下、または連邦に潜ったか?そして一年戦争後、どのようにジオンは復興を遂げたか?

など、Z・ZZの時代を経て、逆襲のシャアにつながるキーワードが、多数ちりばめられています。ファンの持つガンダム世界への理解を、『ジョニー・ライデンの帰還』がより深めてくれるでしょう。

まとめ

というわけで、宇宙世紀ガンダムが好きな方におすすめなガンダム漫画、『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』のご紹介でした。

まだまだ語り尽くせないところもありますが、作画・ストーリーとも、ガンダム漫画として屈指の出来。未見の方にぜひ手にとっていただきたい作品です。

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