漫画『もろびとこぞりて』ショート・レビュー

ウチヤマユージさんの漫画『もろびとこぞりて』のショート・レビュー。

クリスマス・イブの日に起こった無差別連続殺傷事件。犯人の自殺で幕を閉じるも、社会と人々の記憶に様々な影響を及ぼす。

それから2年後、とある町に三人の家族が越してくる。一見普通の一家に見えるが、「ある噂」が経ってからはその周辺に変化が…?というブラックなサスペンス。

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200ページをやや超えるボリュームの全1巻ストーリー漫画。実際のニュースでも目にするような事件を起点に、「家族」の身に起こる出来事が何とも胸糞。

だが随所に散りばめられた「ラストに繋がるピース」を拾い集めていく内に、物語に引き込まれていく。ストーリーの中核をなす「悪意」的なものにも、現実とのリンクを感じて面白みがある(ちょっと語弊があるが)。

読後はややあっさり目な印象を受けたが、それは非常に洗練されたストーリー運びによるもの。巻末の「参考資料」一覧からも、本作がかなり練り込まれたものであることが窺え、2度・3度と読むと異なる風味があって趣深い。

不用意に内容に触れると面白さが損なわれるタイプの漫画なので、できれば予備知識無しで読むのがオススメ。

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