おすすめのミステリー・サスペンス漫画まとめ

実際に読んでスリル・ドキドキを感じた、おすすめのミステリー・サスペンス漫画まとめです。

「ミステリー」「サスペンス」という言葉の定義は難しいのです、個人的には「ミステリー≒謎解き要素がある」「サスペンス≒ハラハラドキドキする」というイメージで、それに沿った漫画を紹介しています。

ミステリー・サスペンス漫画リスト

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

高橋ツトムさんの漫画『JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~』。

謎のED錠の力により、50歳を超えて初めて勃起を経験した中年薬剤師。仲間と独自にその薬を再現、頒布したことから起きる騒動を描く、クライム・サスペンス。2022年2月現在、1~4巻まで刊行、以下続巻。

人間とは切っても切れない「性欲」をメインに、下ネタというよりは「社会の闇」方面に向かうストーリーが、予想外の面白さ。しかし人が良すぎるがために裏切られ、徐々に追い詰められていく主人公。その反撃や如何に…?

ダーウィン事変

うめざわしゅんさんの漫画『ダーウィン事変』。2022年2月現在、1~3巻が刊行中で以下続巻。

人間とチンパンジーのハイブリッド「ヒューマンジー」として産まれた少年・チャーリー。やがてハイスクールに通うようになる彼を巡り、過激な動物解放運動を行う組織が動きはじめ…?という社会派サスペンス。

何といっても人間を凌ぐチャーリー、その存在そのものが面白い漫画。しかし彼が「人間社会」に馴染んでいくほど、逆に浮き彫りになるその特異性。高まった緊張感はやがて…?という緊迫の展開にドキドキが止まらない!

ザ・ファブル

事情により1年間休業する、伝説の殺し屋「ファブル」とパートナー女性。「兄妹」という設定で大阪に流れてくるが、その「強さ」がトラブルを引き寄せる…?

ファブルこと佐藤明と、妹(という設定)の洋子。二人のキャラクターがバツグンに面白い『ザ・ファブル』全22巻完結。殺伐とした裏社会を舞台としながらも、コミカルなやり取りが絶妙。笑えます。

しかしコメディ要素に油断していたら、時おりぶっ込まれてくるシリアス展開。殺し屋として超人的な能力を誇るファブル、その迫力のアクションに思わず興奮。

日常パートとシリアスパートが絶妙なバランスで成り立っているのが、「ザ・ファブル」の魅力。そのコントラストに手に汗握り、そして笑う。殺し屋がメインの漫画は多数ありますが、他作品とはひと味もふた味も違う、独特のおもしろさ。

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インハンド プロローグ 1巻 ネメシスの杖

朱戸アオさんの『インハンド プロローグ 1巻 ネメシスの杖』。厚生労働省の女性調査員と、寄生虫のエキスパートである天才科学者。二人が実在の病気「シャーガス病」にまつわる事件の謎に迫る、医療ミステリー漫画。

南米産由来の寄生虫による感染症患者が、突如増加。作為が見える病気の蔓延は、16年前の食害事件と関わりがあるのか?寄生虫の恐怖。役所の欺瞞。「悪人」は誰なのか。そして二人は、事件の果てに何を見る?

全1巻完結ながら、2時間ドラマの原作にしても良いぐらいのクオリティ。緊迫のサスペンス感にドキドキします。

なお本作で主人公の相棒となる紐倉博士は、続編となる『インハンド プロローグ 2巻 ガニュメデスの杯、他』では主役に。そちらもオススメなのでチェックしてみてください。

ダーウィンクラブ

同じく朱戸アオさんの『ダーウィンクラブ』。2022年2月現在1~2巻が刊行、以下続巻。

格差社会に警告を発し、従わない企業にテロ活動を開始した謎の組織。その一員と思しき男に家族を殺された刑事は、独自に調査を開始するが―?

「格差社会」をキーワードとする非合法活動と、「一度見た顔と名前は忘れない」という特殊能力を持つ刑事、という組み合わせがユニークな本格社会派サスペンス。医療サスペンスに定評のある作者による、斬新な切り口と緻密な描写が魅力の作品です。

アドルフに告ぐ

第二次世界大戦前後、ヒトラー出生の秘密に関わった人々の、数奇な人生と、陰謀に巻き込まれた新聞局員の孤独な戦いを描く『アドルフに告ぐ』全3巻完結(講談社・手塚治虫文庫全集版)。

巨匠・手塚治虫の描く、シリアスな歴史サスペンス作品。少年誌が主戦場だったそれまでの手塚作品とは大きく異る、暗く、アダルティックな作風に、読んだ当時衝撃を受けました。

元新聞局員・峠草平と、日本に住むドイツ人とユダヤ人、二人のアドルフ。狂気が支配する時代の中で、その運命を狂わされていく三人の男たち。時代の暗部を昏く描く、緊迫感あふれるサスペンス漫画です。

Op -オプ- 夜明至の色のない日々

元・警察準キャリアでフリーの保険調査員(オプ)である、夜明至(よあけ・いたる)。彼が知人の警察キャリアから預かった、嘘を見抜くことのできる少年・玄(くろ)。

異色のコンビが保険にまつわる事件に臨む、リアルなミステリー・サスペンス、ヨネダコウさんの「Op -オプ- 夜明至の色のない日々」。2022年2月現在、1~2巻が刊行中。

玄の能力は「共感覚」によるもの。なので超能力的な話ではなく、描かれるのは落ち着いた大人のドラマ。夜明たちが取り組む事件も、猟銃の暴発事件やひき逃げ事件など現実に即した保険案件。

ゆえに浮き彫りになるリアルさと、飄々としつつも含むところのあるキャラクターたちが、大人のサスペンス・ドラマを演出。センスの良さを感じるミステリー漫画です。

外天楼

「外天楼(げてんろう)」という風変わりな名前を持つ集合住宅を舞台に、ちょっと変わった人々をコミカルに描くオムニバス。

…と思いきや、終盤で意外な展開を見せるサスペンス漫画外天楼』。作者は「それでも町は廻っている」の石黒正数さん。全1巻完結です。

ゴミ捨て場に捨てられた、不自然なエロ本の謎に立ち向かう小学生たちとその姉。そのバカバカしくも笑いのあるやり取りにほっこり。しかし読み進めると、ちょっと趣きが変わってきて、あれよあれよという間に物語は予想外の方向へ

石黒正数作品らしいユーモアが随所に散りばめられつつも、読み終わると「あれ?今読んでいた漫画は何だったんだ?」と不思議な気持ちに。そして気づくと再びページをめくりだす。トリッキーな構成にはまる、異色のサスペンス漫画です。

名探偵マーニー

元刑事で探偵の父を持つ女子高生探偵・マーニーが、学園の内外で難事件を解決する学生探偵漫画『名探偵マーニー』。全11巻完結。

基本1話完結形式の『名探偵マーニー』。タイトルに「名探偵」を冠しますが、厳密な推理モノというよりは、不可思議な現象や人間模様にスポットを充てる作品。心の暗部や社会の悪意を描かせたらピカイチの、木々津克久さんらしい漫画です。

アメリカのハイスクールを彷彿させるような学園ネタから、世間を震撼させる謎の犯罪者・メカニックによる本格犯罪まで、描かれる内容も幅広く飽きの来ないおもしろさ。

また主人公マーニーはじめ、登場人物のユニークなキャラクター性も魅力のひとつ。一話一話のクオリティも高く、その他のミステリー・サスペンス漫画とは、ひと味ちがった魅力を持つ作品です。

Q.E.D.―証明終了―+Q.E.D. iff

MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業した後、日本の高校に入り直した天才少年・燈馬想と、その友人で運動神経抜群の女子高生・水原可奈。

二人が難事件を解決するミステリー漫画、『Q.E.D.』シリーズ。『Q.E.D.―証明終了―』は全50巻完結で、現在は「Q.E.D. iff」が連載中。

長寿シリーズですが、燈馬君と水原さんが主人公ということさえ掴んでおけば、基本、どの巻からでも楽しめます(ゴルゴ13みたいなもの)。

作者・加藤元浩さんの豊富な知識から産み出される、ユニークな事件の数々。科学・数学・芸術・歴史・犯罪などなど、物語の題材はあらゆるジャンルから抽出。それゆえに巻数を重ねても飽きることなく、むしろ驚くばかり。うんちくを読むだけでもためになる漫画です。

解決の前に推理タイミングが用意されているので、謎解きのおもしろさもあり。老若男女楽しめるミステリー。

超嗅覚探偵NEZ

超人的な嗅覚を持つペット探偵・松下操が、友人の刑事・神保とともに、その能力を活かして事件を解決していく。那州雪絵さん作のミステリー漫画『超嗅覚探偵NEZ』全3巻完結。

犬にも負けない嗅覚を持つ、というのは「超能力」とも言うべきスゴさなのですが、力を発揮するためには「クンカクンカ」しないといけない(笑)、というところにユーモアがあります。

その能力ゆえ変質者と間違われることもあり、やや卑屈で悲哀も感じさせる松下。真面目なんだけどなんだか笑える存在。一方、「超人的な能力を持つがために抱える苦悩」も描かれたりして意外な奥深さも。

扱われる事件も、ほんわかしたものからシリアスなものまで幅広く、ミステリー感を存分に楽しめる作品です。ラストは意外な展開に。

ヘルタースケルター

今をときめく人気絶頂のモデル・りりこは、実は全身整形によって作り出された存在。肉体の崩れから破滅への道を歩む彼女はやがて―

沢尻エリカさん主演で映画化もされた、同名作品の原作漫画『ヘルタースケルター』。岡崎京子さん作で全1巻完結。「ヘルタースケルター=螺旋状の滑り台」というタイトル通り、ノンストップで進む破滅の物語。

とどまるところを知らない人間の欲望が、恐ろしくも哀しいサスペンス漫画。意外性のあるラストも印象的。姉妹作品として、本作登場の吉川こずえが出る『リバーズ・エッジ』全1巻もあります。

まとめ

以上「おすすめのミステリー・サスペンス漫画まとめ」でした。

ご紹介している中では完結済み作品・全1完結作品もありますので、ぜひ読みやすいところからチェックしてみてください。

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