漫画『ある設計士の忌録 鎮め物』ショート・レビュー

鯛夢さんのホラー漫画『ある設計士の忌録 鎮め物』のショート・レビュー。

不思議な力を持つ設計士「先生」と工務店を経営する「私」を中心に描かれる、実話系ホラー『ある設計士の忌録』シリーズの第3弾。

今巻はサブタイトルのように、土地についている神様(?)などに関連した話が多め。「鎮め物(しずめもの)」と言ってもピンと来ないかもしれないが、建物の施工前に行われる「地鎮祭」をイメージするとわかりやすい。

その第一話『鎮め物』では地鎮祭にかかる費用の話題を皮切りに、先生が若かりし頃に師事していた「師匠」との思い出話が語られる。

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豪邸建設の現場監督を任された先生だったが、施主の背後に不気味な「何か」の姿が見え、現場でも毎日不可思議な事故が起こるように。師匠の指示で家屋の下に埋め込んだ「鎮め物」を掘り返して見ると、そこには…。

ホラー漫画でありながらグロ要素は一切無し。しかしちゃんと「怖い話」に仕上げるクオリティは、いつもながら流石。

ほか、人間の思惑も深く絡んだ『監視菩薩』、とある山の開発に関わる「禍事」描く『天狗礫』など、不動産ホラーが目白押し。どれも雰囲気があってジワジワ来る。

ちなみに巻末には「次巻予告」があるので、シリーズはまだまだ続きそう。しかしこの漫画で一番怖いのは、いろんな理由で「描けない話がある」ところだと思う…。

コメント

  1. 工務店さん より:

    レビューありがとうございます
    お話担当の工務店さんです
    シリーズはまだまだ続く予定です

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