「じけんじゃけん!」―方言がやみつきになる学園ミステリー・コメディ

事件は会議室で起きているんじゃない。教室で起きているんじゃけん!

白泉社の「ヤングアニマル嵐」で連載中、安田剛助さんの漫画「じけんじゃけん!」を読みました。

以前から注目していた漫画ですが、2巻発売を機に一気読み。

ちょっとおかしな決めポーズを取るのはヒロイン・百合子。

超絶美人な女子高生ですが、実は…?

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概要

漫画「じけんじゃけん!」は、とある高校のミステリ研究同好会の日常を描いたコメディ漫画。

美人・頭脳明晰・スポーツ万能でミステリ好きな三年生、ミス研創始者の白銀百合子(しろがね・ゆりこ)。

彼女に憧れる二年生の残念イケメン戸入くん。

そして戸入くんを追ってミス研に入る純情日焼け女子・四ツ名さん。

以上が主な主な登場人物です。

ミス研の面々がほぼどうでもいい(?)ミステリ研究をしたりしなかったりする、学園コメディ漫画です。

↑ヤングアニマルDensiでも試し読みができます。

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「じけんじゃけん!」レビュー

美人で天然な白銀先輩がおもしろすぎる

既発売の1巻と6月29日発売の2巻を一気読み。めっちゃおもしろかった!笑いました。

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」を地で行く白銀先輩ですが、重度のミステリーマニア、そして超天然ボケ。

戸入くんのため(?)にあれやこれやでミステリーな状況を作りだそうとするのですが、それがことごとく滑る様が笑いを誘います。

そして彼女を慕う後輩・戸入くん。

クールなイケメン、と思いきや「白銀先輩の残り香を嗅ぎたい」と素で考えるライトな変態(笑)。

時に白銀先輩の天然ボケに突っ込み、時にやさしくフォローするワトソン役。

そんな戸入くんに、密かに想いを寄せる四ツ名さん。

常識人登場!と期待させておいて、彼女もまたボケっぷりを随所で発揮。

四方八方から発生するお笑い要素が読者を包み込みます。耐えられん。

白銀先輩と戸入くんの微妙な関係もこの漫画のみどころ。

一見、戸入くんが一方的に先輩を慕っているようで実は…?なんて描写もあって、ラブコメ好きにはたまらないモヤモヤを植え付けてくれます。

聞き心地の良い方言がクセになる

白銀先輩や四ツ名さん以外にもかわいい女の子が登場する「じけんじゃけん!」。

笑いだけではなく健康的なお色気も少しだけあったりします。

それも嫌いじゃないけど(ないんかい)、本作品の魅力の本質はまた別のところにあり。

「じけんじゃけん!」、読んでるとなんだかものすごく安心感が心の中に産まれるんですよね。

その理由の一つは方言。転校生である戸入くん以外はみな広島弁(ですよね?)を話します。

「私が彼を鍛えてもっと私好みにしてみせるけえ」
「これも全部 可愛い後輩のためじゃけん…」

という感じ。

こんな感じで方言丸出しのセリフ、読んでるとなぜかものすごく落ち着くんですよね(※私は関西人)。

セリフの響き・リズムがゆるゆる~っと脳内を侵食していくような。

おそらく読んだ時のリズム感が、相当計算されているんじゃないかと。

この心地よさ、クセになります。

登場人物全員、邪気がなくって微笑ましいんですよね。

みんながみんな、先輩や後輩、友達に対して優しさを持っている。

そんな彼らが作り上げるミス研という空間、一度はまり込むと抜け出したくなくなる、不思議な居心地の良さがあります。

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まとめ

…とそんな風に分析してもしなくても、漫画「じけんじゃけん!」、「ぷーくすくす」と素直に笑える漫画。

「こいつらみんなアホやなぁ(笑)」とニヤニヤしながら読んでみてください。

ひとしきり笑ったあと、不思議とほっこりした気持ちになっていると思いますよ。

ちなみにこちらは2巻の表紙。各話の扉ではこんな感じで白銀先輩が変なポーズを取ってくれます。

ふと気づけば「次はどんなポーズが…?」と気になって仕方がなくなっている。不思議。

漫画データ
タイトル:じけんじゃけん! 1 (ヤングアニマルコミックス)著者:安田剛助出版社:白泉社発行日:2016-10-28