漫画「草野と希♨」―JK+元ヤクザの人探し(温泉&グルメレポ付き)

800万円を持ち逃げした女性社員。彼女を追うのはヤクザと、ヤクザ嫌いの妹と、元ヤクザ―

岩国ひろひとさんの漫画「草野と希♨」。失踪した女性を追って凸凹コンビが温泉とグルメ巡りの旅を…何言ってるのかわからないかもしれませんが、そういう漫画です。連載はKADOKAWAの月刊コミック電撃大王。2021年8月現在、1巻が刊行中で以下続刊。

「草野と希♨」感想

あらすじ

旅行誌の編集部に務める草野カツオ(35)は、800万円を持ち逃げし謎の失踪を遂げた同僚女性社員・広瀬の行方を追うことに。その過程で広瀬の唯一の肉親である妹・希(のぞみ・JK)と知り合う。

そしてSNSにアップされた写真から、城崎温泉にいる広瀬を発見。一路、兵庫県へ。しかしそこで、同じく広瀬を探すヤクザに絡まれる。それを元ヤクザだった草野は難なく撃退するが、実は希は大のヤクザ嫌いだった…!二人の人探しの行方は果たして?

ライトなサスペンス感のある探索行

かつてヤクザの借金取り立てにより家族をめちゃくちゃにされて以来、ヤクザを強く憎むようになった希。草野が元ヤクザと知るや、その態度を硬化してしまう。

一方の草野、かつては「心が無い伝説の狂人」として恐れられていたが、今は「真人間」を目指してマジメに仕事に取り組む身。編集長命令で広瀬を捜索することに。

そして行方をくらませた広瀬。理由は不明、しかもヤクザにちょっかいを出しているようで…?

そんな三者の思惑が絡まりあった、ライトなサスペンス風味のある探索行が「草野と希♨」で展開されていきます。

愉快な(笑)温泉&グルメ旅

その後すったもんだあって、共同で広瀬=姉を探すことになった二人。しかし草野は、広瀬との共同企画「OLひとり温泉旅」(ありがち)も進めねばならない。その穴を埋めるのは…希!(やっぱり)

かくして広瀬捜索をしながら、「OLひとり温泉旅」あらため「JKひとり温泉旅」(ええんかい)を進行する二人。温泉地でグルメ&温泉レポートをすることになるのですが、この様子が何とも朗らかでほっこり。

温泉でポカポカしたり、ご当地グルメを食べ歩きしたりする希の姿が、なんとも微笑ましくて癒やされる…!コロナ禍でなかなか身動きが取れないご時世ですが、見ていると不思議な充足感。作者・岩国ひろひとさんの描写、上手いです。

キャラクターが魅力的過ぎる!

そんなこんなで温泉レポをしながらの人探しが描かれる「草野と希♨」。ストーリーも面白いのですが、その中心となる主人公二人の描写に魅力があり過ぎる!

おかっぱで前髪パッツン、基本はキツイ表情の女子高生・希。しかし運動部所属&食べざかりということで、ご飯を食べるとホックホク♪そのコロコロ変わる表情に、読み手もつられてホックホク♪に。

また相棒の草野もユニーク。普段は非常に温厚な人柄ながら、ヤクザ相手には容赦の無い「鬼の顔」を覗かせる。これがちょっと引いちゃうぐらいの迫力で…。二人とも表情の落差が激しいキャラクターなのですが、そこに飽きない魅力があります。

ちなみに回想シーンのみの登場となる逃亡者・広瀬も、飄々とした美人で面白そうな人物。そんな三人が出会った時、何が起こるのか…?楽しみで仕方ない!

まとめ

以上、岩国ひろひとさんの漫画「草野と希♨」の感想でした。

JKと元ヤクザが温泉&グルメレポをしながら現役ヤクザに絡まれて人探し、という何ともややこしいストーリーですが、それが奇跡的にまとまっていて面白い!絵もバツグンに上手くて安心のクオリティ。今後ますます盛り上がっていきそうな、期待の一作です。

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