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【2021年版】この漫画が面白い!おすすめコミックまとめ

【2021年版】面白い漫画まとめ

2021年1月~12月に単行本が発売された漫画」を対象に、実際に読んで面白かったオススメの漫画をご紹介。期間中、随時更新してます。

2021年発売の面白い漫画リスト

ダーウィン事変

うめざわしゅんさんの「ダーウィン事変」。2巻が2021年に刊行。ヒトとチンパンジーのハイブリッドである少年・チャーリーとその周囲で起こる事件を軸に、人間・動物の在り方を問う社会派サスペンス。

2巻ではオンリーワンな立場にいるチャーリーの、「人間社会での微妙な立ち位置」が明らかに。そして彼をリーダーとして担ぎ上げたい過激な動物保護組織は、より大胆な行動に…?

リアルな筆致と広く深い視野から紡ぎ出される、近年稀に見る緊張感あふれるサスペンス&ヒューマン・ドラマ。読み手が決して共感し得ることのないチャーリーという存在が、どのような道を歩いていくのか。脳髄を刺激する漫画です。

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JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

強力なED錠を精製したことから巻き起こるクライム・サスペンス、高橋ツトムさんの「JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~」。2~3巻が2021年に刊行。

53年間機能不全だった薬剤師男性が、謎のED錠を飲んで初めての勃起を体験。仲間と共に薬を再現し販売するも、それが予想以上の反響を巻き起こしていく様。題材的に下ネタ系の話かと思いきや、意外過ぎるサスペンス感があって面白い!

その中で徐々に立場を悪化させていく主人公・建男。このまま転落の道を辿る一方なのか…?と思いきや3巻で思わぬ展開へ。これが非常にワクワクを感じさせるもので、次巻への期待が否が応でも高まります。

草野と希♨

岩国ひろひとさんの漫画「草野と希♨」。1巻が2021年に刊行。800万円を持ち逃げ、謎の失踪をした女性社員を、同僚(元ヤクザ)と妹(JK)が追う、というコメディ風味のライトなサスペンス

真人間になるべく努力中の元ヤクザと、ヤクザ大嫌いなJK、という凸凹コンビ。それが雑誌の企画で温泉&グルメレポをしながら人探しをする、という訳のわからない内容。しかしそれが奇跡的にまとまっていて、バツグンに面白い!

作者・岩国ひろひとさんの作画も非常に高いクオリティで、コロコロ変わる主人公二人の表情もまた大きな魅力。同じく女性社員を追うヤクザとのすったもんだを繰り広げながら、果たして二人は女性を捕まえることができるのか?そして温泉企画は成功するのか?

女の園の星

教師と生徒たちのシュールな笑いが女子校を舞台に描かれる、和山やまさんの「女の園の星」。約一年ぶり、待望の2巻が2021年に刊行。

やる気の無い虚ろな眼(笑)をして、妙な色気を漂わせる登場人物たちが、「女の園」に迷い込んだかのような没入感を演出。その日常のささいな「どうでもいいこと」が、各話を読み終わる頃には「どうでも良くなくなってる」。そんな流れが素晴らしく面白い!

笑いの質も2巻でより洗練されたものに。その中でも注目は、主人公・星先生の同僚・小林先生。濃ゆいキャラクターがどんどん掘り下げられてきて…?これからも要注目のコメディ漫画。笑えます。

スキップとローファー

高松美咲さんの「スキップとローファー」。2021年刊行の5巻では、文化祭という大きなイベントを終え、新たな季節を迎えた美津未たちが描かれます。

その中でも特に大きな転換点を迎えたのが、志摩くん。1~4巻でじっくり積み重ねられてきた彼の心の揺れ動きが、ここに来てようやく!という感じで感慨深い。一方、そんな志摩くんを見て美津未の心に湧き上がるのは…?

美津未・志摩くん以外にも友人である結月・誠や、美津未の伯父(伯母)・ナオちゃんにもスポットがあたり、青春群像劇的な面白さも益々アップ。確かな画力と丁寧な人間描写が魅力的な、2021年も注目の青春マンガです。

三拍子の娘

ebookjapanアプリにて連載されている町田メロメさんの「三拍子の娘」。1巻が2021年に刊行。すみ・とら・ふじ三姉妹からなる折原家のユーモアあふれる生活をオール二色で描く、日常コメディ漫画。

10年前、母の四十九日後に父に捨てられる(父は海外放浪へ)、という重めのスタートを切る物語。が、そんなことを全く感じさせない、三姉妹の気ままな暮らしぶりにほっこり。町田メロメさんのデザインセンスあふれる作画も、見ていて飽きません。

時にリアルに、時にファンタジー風味に描かれる彼女たちの様子、実に心地良さがある…中に時折のぞく父親の影。1巻終盤では今後の波乱を予感させる描写も…?ショートなコメディの中に練り込まれた家族ストーリーが意外な面白さ。

魔王の帰還

一穂ミチさんの連作小説集「スモールワールズ」に収録の同名タイトルを、嵐山ノリさんがコミカライズした「魔王の帰還」全1巻。巨漢の姉「魔王」と少年少女が、金魚すくい大会に向けて奮起するひと夏の物語が描かれます。

魔王・弟・同級生の少女。それぞれがその胸に傷を抱えながら、しかし一つの目標に向かって結束。その中で描かれる、ささやかながらも彼らにとって重要な意味を持つ「魂の再生」が、非常に心に残ります。

また本作では魔王=姉のインパクトが強烈なのですが、そのビジュアルの中に繊細さも併せて表現する、嵐山ノリさんの作画がとても素晴らしい。多彩な魅力の詰まった全1巻のストーリー漫画です。

FX戦士くるみちゃん

でむにゃんさん・炭酸だいすきさんの「FX戦士くるみちゃん」。1巻が2021年に刊行。なに?なに戦士?FXってアレじゃないよね…?と思われた方、アレです。外国為替証拠金取引のヤツです。

「FX戦士」と言っても、別に何かに変身するわけじゃない。ちょっと暗い家族事情を持つ女子大生がFXをするだけ。しかしモニター越しに「見えない何か」とマジでガチな経済的闘争を繰り広げるその姿は、まさに「戦士」!

相場の変動に激しく浮き沈みをする彼女の様子、実にコミカルなのですが、リアル過ぎて笑えねー(笑)。カワイイ絵柄とは裏腹に、どこか薄ら寒さを感じさせるその内容が、読者の心をザワザワと刺激します。本格的かつリアルなFX知識を元に描かれる、唯一無二の経済エンタメ。

勇気あるものより散れ

相田裕さんの「勇気あるものより散れ」。1巻が2021年に刊行。明治初期、哀しき宿命を背負った不死の少女と、その眷属となった元会津藩士の戦いを描く、剣撃アクション漫画

不死者と血を分けた従者、というのは良くある設定ですが、本作では不死の源が神々の住む土地「化野」にあるという設定が独特。不死の少女シノの目的も、そこに起因する哀しきもので、ドラマティックな展開が予想されます。

またストーリーだけでなく、迫力のある剣撃アクションも本作の見どころ。不死者シノとその眷属となった侍・春安が魅せる迫真の戦いに、ぐいぐい引き込まれること必至。1巻終盤で描かれる剣撃シーン、スピーディで迫力があります。

ロジックツリー

雁須磨子さんの「ロジックツリー」上下巻。8人兄弟の5番目である次女(女子高生)を中心に、家族やその周辺にいる人々を描く群像劇

大家族の物語ということで、とにかく登場人物が多い!が、その中に似ているところもあれば個性的な部分もある、血が繋がっているけど別人格、みたいな兄弟姉妹の在り方がきっちりと描かれていて、予想外に濃厚な読み応え。

その中でストーリーの芯となるのが、次女の成長模様。兄弟の「真ん中」で作り上げられてきた彼女の「丁度いい感じの性格」に思わず共感。素直な彼女が兄妹同士の関係や恋愛、そして人生に揺れ動いていく様が読ませます。雁須磨子さんの漫画の中では本作が一番好き。

終の退魔師 ―エンダーガイスター

四方山貴史さんの「終の退魔師 ―エンダーガイスター」。5~7巻が2021年に刊行。ミリタリーから呪術まで、幅広いジャンルのごった煮をスタイリッシュにまとめ上げたユニークなオカルト・アクション漫画

4巻から主人公・アキラを狙って登場した殺し屋たちが、5~6巻で続々集結。どいつもこいつも頭のネジが一本抜けたヤツばかりで、不気味さと緊迫感が半端ない!そして大学に潜入したアキラと千景の間に、不穏な空気が…?

前作「VS EVIL」の謎も絡めながら繰り広げられる、ハードなバイオレンス・アクション。映画のオマージュにも磨きがかかり、巻を重ねてますます面白くなって参りました。もちろんちょいエロも健在(笑)。

ゆうやけトリップ

ともひさんの「ゆうやけトリップ」。1巻が2021年に刊行。坂の町に住む中学生・茜は、新聞部の企画で「心霊スポット町内レポート」の担当に。しかし怖がりな彼女、ぼっちの転校生・雨村さんに思わず声をかける。

「帰り道、ふたりで心霊スポットに寄り道しませんか?」

お団子頭のちんちくりん女子と長身美人、ふたりだけの心霊スポット探訪が描かれる「ゆうやけトリップ」。町のあちこちにある「怖い場所」をおっかなびっくり辿りながら、少しずつ関係性を深めていく様が、とても微笑ましい。学生時代のゆるやかな時間の流れを思い出します。

また本作で大きくで目を引くのが風景描写。水彩画っぽい淡い雰囲気で描かれるそれは、時に二人を柔らかく、時に怪しく包み込む、非常に雰囲気があるもの。心霊スポットのゾクッとするような怖さも魅力的。そして物語終盤、ちょっと気になる雨村さんの様子。その真相は…?次巻を刮目して待て!

ムサシノ輪舞曲

河内遙さんの「ムサシノ輪舞曲」。2021年に1巻が刊行。お隣に住む10歳年上の”お姉さん”に恋心を抱いてきたが、諦め気味の青年。しかしライバル出現で新たなアクションを…?という恋愛漫画。

河内遙さんのデビュー20年を記念する新連載。そのキャリアが詰まった「大人の恋愛ドラマ感」がとてつもなく素敵!主人公二人、そしてその周辺の人間関係も混じえながら、群像劇風に描き出される恋模様。さて「年の差の恋」や如何に…?

不思議な色香を感じる作者ならではのキャラクター造形も、見ていて飽きません。男性にもオススメ

虎鶫 とらつぐみ

フランスで先行ヒットしたippatuさんの「虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-」。1巻が2021年に刊行。

核大戦により崩壊した日本に、フランスから送り込まれた死刑囚たち。そのミッションはファイル「TORATSUGUMI」に記された秘密兵器の回収。しかし命からがらたどり着いたそこは、異形の怪物たちが闊歩する魔境だった…!というSFサバイバル・アクション。

高すぎる画力により構築されたポストアポカリプス的世界観、その中を躍動するモンスター、そして巨大な獣を従える謎の鳥足少女・つぐみのスピード感あふれるアクションは、圧巻の一言。まだまだ謎だらけの物語、その先を早く知りたい!息を呑むような迫力を持つ廃墟描写にも注目

最果てのソルテ

水上悟志さんの「最果てのソルテ」。1巻が2021年に刊行。魔法の使用が禁止された世界。魔法汚染地域で死んだ両親の秘密を知るために、世界の果てを目指す少女ソルテ。しかし育ての親に裏切られ、奴隷商人の手に…。

…からの!突如あらわれた妖精セレンによりソルテが魔法少女化!さらにセレンに○ジンガーZ風に操作されるソルテがモンスターたちとバトル!という思わず笑っちゃう展開へ

雑多な要素をパロディ気味に詰め込みながら、キャッチーな絵柄と巧みな構成で読者を惹きつける手腕は、数々の冒険活劇を描いてきた作者ならでは。「安定感のある波乱万丈感」が面白い、2021年期待のファンタジー漫画です。セレンの口から発せられる「2周目」というワードも気になるところ。

三日月のドラゴン

長尾謙一郎さんの「三日月のドラゴン」。5巻が2021年に刊行。不良グループのターゲットとなった少年が、風変わりな空手師範に出会いその人生を変えていく、青春空手ストーリー

おそらく狙ってやっているであろう、ベタ過ぎる!ストーリー。しかしベタさに一切の手抜きが無く、それが逆に強烈な個性を演出。気弱な少年が不思議な強さを持つ師匠に師事し、いかにもな「ワル」に立ち向かっていく過程に、手に汗握る熱さを感じます

次第にエスカレートする不良たちの嫌がらせ、そして友人にも危害が及び、怒りに燃える主人公は果たして!という展開も、今巻で一区切り。1~5巻まとめてどうぞ。主人公・龍之介の真っ直ぐさに打ちのめされます

うみそらかぜに花

大石まさるさんの「うみそらかぜに花」。1巻が2021年に刊行。天文部のカナメと元気印のアミ。海辺の街で中学校に通う二人は、実は親同士の再婚で兄妹になった関係。ひとつ屋根の下で暮らしていることは友人たちに秘密で…

そんな訳あり少年少女の物語。その最大の魅力は、作者・大石まさるさんの類まれなる表現力。はっきり言って、絵が巧すぎる!二人の日常や学校行事、海辺の水遊びなど、なんてことのない風景がこれでもか!と丁寧に描き込まれ、パーッ!と光り輝いて見えてきます。

ページをめくるたびに、彼らの住む街の中へ入り込んでしまったかのような、不思議なトリップ感を味わえる漫画です。

今夜すきやきだよ

谷口菜津子さんの「今夜すきやきだよ」。全1巻が2021年に刊行。家事が苦手なバリキャリと、料理が得意だけど売れない絵本作家、二人のアラサー女性の共同生活が独特の筆致で描かれます。

ともに世間一般の「普通」とは少し異なる生き方・考え方をする二人。それが一緒に暮らしてみると案外楽しい!しかしそんな生活の中にも「〇〇らしさ」がつきまとい、やがて一人に結婚の話が…。

多様性が叫ばれつつもまだまだ浸透しきらない社会で、生きづらさを感じている二人。そんな彼女たちがもがきながらも一つの答えを出していく様子が、ストンと胸に落ちてきます。男性にもオススメ。

宇宙検閲官

貞松龍壱さんの「宇宙検閲官」。1~2巻が2021年に刊行。侵略者によって滅びる運命にある世界。それを救おうとする青年と、幼いころ彼に助けられた陸上少女のボーイ・ミーツ・ガール・SF

「未来は絶対」という掟を覆せる宇宙検閲官。地球を「一度滅ぼした」侵略者。それに立ち向かうための絶対兵器「百人隊長(センチュリオン)」…といったオタク心をくすぐる設定が満載

そして程よくカワイイ女の子と程よくイケてる男の子。重たくなり過ぎずに適度な笑いを絡めたストーリー。魅力的な謎・サスペンス・アクション・メカなど、いい意味で「バランスの良い」SF漫画。面白いです。この作者さん、上手いなぁ。

この世界は不完全すぎる

左藤真通さんの「この世界は不完全すぎる」。2~4巻が2021年に刊行。ファンタジーRPG世界に閉じ込められたVRゲームのデバッガーが、NPCの少女と共に脱出の道を探る、異色のファンタジー&ゲーム漫画

多くのデバッガーがゲーム内に囚われている状況で、地道にデバッグをすることで事態の打開を図る主人公。それに対し、危険をはらむデバッグモード(≒無敵モード)を使う無法ものたちが襲いかかる!

ゲームのイベントやデバッガー同士の戦い、見た目は完全にファンタジー漫画のそれなのですが、ゲーム&ゲーム業界ならではの小道具・ネタを活かして展開されるバトルが非常に面白い!巻を重ねて世界観もより深みを増してきました。要注目の一作。

僕が死ぬだけの百物語

的野アンジさんの「僕が死ぬだけの百物語」。1巻が2021年に刊行。ちょっと影のある小学生男子のひとり語りという形式で、1話に一つの怪奇話が綴られていくホラー・ストーリー。

各話、短いページ数ながらきっちりと世界観を作り、怖くて不条理なオチに持っていく、自然な物語運びがウマイ。ちょっと荒い感じの絵柄も世界観とマッチ。怖さを増幅させてくれます。

そんな恐怖とともに気になるのが、主人公男子の奇妙な行動。毎回、冒頭とラストで少年が自撮りっぽいことをしているのですが、話が進むたびに不穏な背景が浮かび上がってきて…?さて百物語が終わった時、少年の身には何が起こっているのか。気になる!

GOAT HEAD

人体内で増殖し体外で合体、巨大なヤギの頭部様のモンスター「ゴートヘッド」となるウィルスが蔓延する世界。ゴートヘッドに組を壊滅させられたヤクザ、九頭(クズ)と五味(ゴミ)は、ウィルスを撲滅させるべく民間の駆除団体を発足させるが…?

一風変わったバイオ(レンス)・アクション、安堂維子里さんの「GOAT HEAD」。2021年5月に1巻が刊行。「バタフライ・ストレージ」「特蝶」で培われたアクション描写はそのままに、主人公二人のボケとツッコミの応酬というお笑い要素がめっちゃ!面白い。

テンポ良くノリノリで展開される物語の中に、シリアス・サスペンスフルな小道具が随所に仕込まれているのも、今後のストーリーの膨らみを予感させます。が、とりあえず1巻は小難しいことを考えずに、流れのままに楽しんでみてください。笑います。

くるくるくるま ミムラパン

関野葵さんの「くるくるくるま ミムラパン」。1巻が2021年に刊行。移動式ベーカリーの青年店主と自動車販売代理店の女性社員を中心に、温かなパンが人々の心をつなげていく様子を描くハートフル・ベーカリー・ストーリー

劇中で描かれる焼き立てパンが、とにかく美味しそう!そしてパンたちが悩める人々の心をフワッと包み込むような、そんな感覚が最高にたまらない。

さらに半端ない各コマの描き込みが、本作の大きなの特徴。緻密に描かれた小道具や背景の数々が、決してゴチャつくことなく物語を影から盛り上げ、全体の優しい雰囲気を演出。読み終わったあとでもう一度、絵本感覚でページをめくりたくなります。スゴイ。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の続編「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」。作者は「ベルトーチカ~」に引き続き、さびしうろあきさん。2021年5月に1巻が刊行。

オリジナルはガンダム・シリーズの初代監督である富野由悠季さんの小説で、「やや大人向けのガンダム」なのですが、その雰囲気を上手く構築している、というイメージ。MS戦・ドラマパートともども、読み応えがあります。

かつてクェスを殺した主人公・ハサウェイの悲壮感や、少女でありながらアダルトな雰囲気を漂わせるヒロイン・ギギなど、存在感を感じるキャラクターたちも魅力的。主役機である「クスィーガンダム」はまだまだ顔見せ程度なので、次巻以降の登場・活躍を期待。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~

泰三子(やすみこ)さんの「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」。16~17巻が2021年に刊行。交番勤務の婦警ペアを中心に、警察官の日常を描くコメディ漫画。

いやぁ、こんな巻数になるまで続くとは思わなかったなぁ…。かつ、巻を重ねて濃度が全く変わらない、いやむしろ濃くなっていっているのがスゴイ!ドラマ化もされてますます勢いを増している漫画

基本はユーモアあふれるコメディテイストながら、要所要所でシリアスな長編シリーズが挟まれてきて、飽きない面白さ。作者の泰三子さんは元・警察官なのですが、警察ネタ持ちすぎなんじゃないでしょうか(笑)。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス

上記「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」のスピンオフ的な物語「ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス」。時系列的には本編17巻のあとぐらいにあたる全1巻が、2021年に刊行。

本編のサブキャラクター・黒田カナを主役に、とあるDV事件を発端として警察官の「正義」と「絆」が描かれます。驚くのはコメディ要素が一切!ないこと。暗めな雰囲気に、最初は戸惑うかもしれません。

しかし警察勤務経験のある作者ならではの、シリアスかつ濃厚なストーリーは、めちゃくちゃ読み応えあり。同種の警察漫画や小説を遥かに超える「リアル」を感じます。なお内容的には本編からの伏線が多数含まれるので、先に「ハコヅメ」1~17巻を読んでおいた方が良いです。

大砲とスタンプ

速水螺旋人さんの「大砲とスタンプ」。最終9巻が2021年に刊行。ロシア風架空世界の最前線。補給物資調達など軍の裏方を担う兵站部、通称「紙の兵隊」たちの活躍をコミカルかつシニカルに描く本作も、これにて終幕。

今までぬるぬると続いていた戦局が一変。「突撃タイプライター」の異名を持つ主人公・マルチナや仲間たちの周辺もきな臭くなり、各方面の思惑をはらんだまま後半は怒涛の展開へ

戦争を舞台にしながらも笑いの要素が大きかった「大砲とスタンプ」ですが、最終巻ではショッキングな展開も。この絵柄でこの内容は、速水螺旋人さんでないと描けない内容だよなぁ。コンパクトにまとまった戦争コメディ。満足の全9巻でした。

ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル

「ダンジョン飯」10巻と共に刊行されたキャラクターブック「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」。二桁巻数になっても相変わらず面白い本編もスゴイのですが、こちらもまたスゴイ一冊

大きく「人物」「モンスター」「世界」に分かれた構成。その中でも「人物」がめちゃ充実。人種(種族)・年齢・身長などに紛れてなぜかBMIが記載されているスペック、キャラクターをより掘り下げる丁寧なテキスト、そして「初死因」(笑)まで、遊び心あふれる内容が面白い。

さらに総ページ数50Pに及ぶ描き下ろし漫画や新規立ち絵、各種キャンペーンで使われたイメージをまとめたアートギャラリーなども収録。カラーページも144P/176Pと、非常に贅沢なつくり。これで定価1,045円は安すぎる!「ダンジョン飯の本気」が伝わる副読本です。

いえめぐり

漫画家・イラストレーターであるネルノダイスキさんの「いえめぐり」。ごく普通の部屋を探している主人公が、不動産屋に連れられて摩訶不思議な物件の数々を巡っていくのですが、この「物件の内装」がものスゴイ

有機物・無機物取り混ぜて描かれるそれらに詰まった、テキストでは書き表せない「狂気」が圧巻。そもそも常人には浮かばないイメージと、それを描き起こすことのできる表現力に、ページをめくる度に打ちのめされていきます。

かと言って訳がわからない、というものでもなく、奇妙な物件の中で筋の通った会話を続ける主人公たちが、一種の精神安定剤的に作用。意外に読みやすい。さて、狂気で象られた風景の中に敷かれた正気という名の一本道をひたすら歩み続けると、待っているのは果たして…?不思議なトリップ感を感じる漫画です。めちゃくちゃ好き。

殿堂入り

2021年も引き続き面白かったけれど、過去分の「この漫画が面白い!おすすめコミックまとめ」で既に紹介済みのため、上記に掲載していない漫画のリストです。()内は2021年に刊行分の巻ナンバー、リンクは当ブログの記事です。

まとめ

以上、「【2021年版】この漫画が面白い!おすすめコミックまとめ」でした。未読の作品があればぜひチェックしてみてください。

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