「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」―本編の理解を深めるファン必携の副読本

迷宮内のモンスターを調理して自給自足の冒険を繰り広げる、九井諒子さんの「ダンジョン飯」。二桁巻数を突破して益々おもしろさに拍車がかかっていますが、待望のファンブック「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」が刊行されました。

「ダンジョン飯」10巻と同時発売の本作、思っていた以上に濃い!濃ゆすぎる!内容でした。なお10巻までのストーリーも含んだ作りになっているので、未読の方は先に本編をお読みください。

この記事は読むのに3分もかかりません。

「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」感想

概要

2021年2月刊行の「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」は、大人気ファンタジー漫画「ダンジョン飯」の副読本。その世界観を掘り下げるコンテンツがてんこもり。

「第一章:人物」「第二章:魔物」「第三章:世界」と、その合間に挟まれるおまけページという構成。

  • 描き下ろし漫画50ページ(※)
  • 全176ページ中、カラー144ページ
  • 新規イラスト約40点
  • 新情報満載の人物図鑑
  • フルカラーモンスター図鑑

といった、コミック既刊の総集編的なファンブックとは、一線を画す内容となっています。

※描き下ろし漫画は「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」内トータルのページ数です。50Pの漫画ではありません。

ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル (HARTA COMIX)九井 諒子:KADOKAWA

人物紹介が濃密

この「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」、冒頭でも書きましたが、非常に濃い!濃ゆすぎる!

まず「第一章:人物」が濃密。ライオス・マルシル・チルチャック・センシ・イヅツミら主要キャラクターは、人物像・詳細スペック・特徴・来歴・人物相関図などを過去の名場面と共に紹介。作中では描かれない新事実が明らかに。

特にスペックには身長・年齢・種族・家族構成・BMIなどが含まれ(…BMI?)、キャラクターの外観や人となりをよりイメージしやすくなります。意外な年齢の人物もいたりして?実に興味深い内容。新規立ち絵にも注目です。

ちなみに、本編でライオスが気にしていた「イヅツミの○○の数は…?」の答えもサラッと書かれてたり(笑)。

描き下ろし漫画がスゴイ

「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」では、合計50Pの描き下ろし漫画を収録。そのうち主要な人物の紹介では各2Pが使われています(例えばライオスら主人公パーティやカブルー・ミスルンなどには、4Pのテキストと2Pの漫画、といった割合)。

その漫画の内容が「ダンジョン飯」ファンならば興味の湧かないはずがない、ユニークなものでおもしろい!家族や、パーティに入った成り行きや、普段の習性などなど。本編では描かれない小ネタなのですが、各キャラクターの「成り立ち」にグッと親近感が。

また主要キャラだけではなく、シュローやナマリ、さらにシュローの部下やカブルーの仲間たちにも1Pの漫画があるのがスゴイ!そこまでフォローするのか…と意外な驚きが。もちろん九井諒子さんの描き下ろしということで、面白さは折り紙付き。

「ダンジョン飯」世界がより身近に

ほか、「ダンジョン飯」の世界を補完するモンスター図鑑やワールドマップ、人種(種族)データなどを収録。モンスター図鑑より迫力の「竜類」は、10巻の展開とも連動しています。

個人的に特に興味深かったのが、作中の世界を表すワールドマップ。本編の舞台となる「迷宮」を中心に世界の全景を描写。その中に主要キャラクターの出身地が紹介されています。

これを見れば、ライオスとファリンの出身地である「北方」や、シュローやイヅツミの来た「東方」、はたまたミスルン率いるカナリア隊が何処より来たのか?などが一目瞭然。今までおぼろげだった「ダンジョン飯」世界の全体像がより身近に。ストーリーの理解をより深めてくれます。

まとめ

以上、九井諒子さんの漫画「ダンジョン飯」のキャラクターブック、「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」の感想でした。これはいいものだ…!

「ダンジョン飯」はとても完成度の高い作品なので、本編を読むだけでも特にわかりにくいところは無いでしょう。ですがこの副読本を読むと、より深く「ダンジョン飯」の世界を掘り下げることができ、さらにその知識を持つことで、また新しい感覚で漫画を読めるようになるのでは。ファンならば手元に置いておきたい、オススメの一冊です。

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