漫画「矢野くんの普通の日々」―ドジっ子男子と心配性委員長の爽やかラブコメ

何故か生傷の絶えない隣の席の男子・矢野くん。生真面目な委員長・清子は、彼のことが気になって気になって気になって―?

田村結衣さんの漫画「矢野くんの普通の日々」。ちょっと変わった男子と、彼のことが気になり過ぎちゃう女子の日常を描く、ピュア過ぎるラブコメです。

連載は講談社のWEBメディア「コミックDAYS」。2021年11月現在、1巻が刊行中。

「矢野くんの普通の日々」感想・レビュー

あらすじ

新しいクラスで委員長になった高校2年生・清子は、毎日どこかしら怪我をしてくる隣の席の男子・矢野くんが気になって仕方がない。

いじめやDVにあっているのではないか?と心配する清子は、親友・メイの提案で彼を尾行することに。しかし帰宅中に勝手に怪我を積み重ねていく矢野くんは、実は単なるドジっ子だった!

その後、尾行がバレたことから、矢野くんとささやかな交流をするようになる清子。その誠実な人柄に触れ、別の意味で彼のことが気になってきて…!

感想

不幸体質で怪我の絶えない男子と、彼のことが気になり過ぎる真面目女子。「矢野くんの普通の日々」では二人の純粋過ぎる高校生活が、笑いを絡めて描かれていきます。

持ち前の真っ直ぐさから、怪我がちな矢野くんを気にかけるようになる清子。しかし矢野くんの裏表の無い誠実な心に触れて、妙に彼を意識するように。さらに親友に「それって”好き”じゃん?」と指摘され、気持ちが昂ぶる!

…も、その関係性は「ただのクラスメート」から「よく話す隣の席の人」へ(笑)。

さらに「どうやったら矢野くんともっと仲良くなれるか?」が、なぜか「矢野くんがどうやったら(安全に)高校生活を楽しめるか?」の方向に向かう清子。矢野くんを全力サポートしようとするのですが、そのピュアな心がなんとも微笑ましい。

一方の矢野くん。ぶっちゃけ告白にも等しい清子の言動や世話焼きに、彼女を意識しているかと思いきや、意外にもあっさり。それは彼の「不幸体質」が関係して…?

そんな二人の「意識のすれ違い」が、不思議に面白い「矢野くんの普通の日々」。普通の恋愛漫画だと「もうお前ら付き合っちゃえよ!」となるのに、何だか「あ、もうちょっとこのピュアな関係を眺めていたい…」と思わずにはいられない!とても良い雰囲気があります。

そして話が進むに連れ、(特に清子の)思いが高まって…というところで、恋愛漫画お約束の展開が。さあどうする矢野くん&清子!

…なのですが、そこでも想像以上にピュア~な展開が(笑)。

登場人物みんなが、嫌味にならない程よい加減の「いい人」で、ああ、この空気感にいつまでも浸っていたい、なんならこの輪の中に入り込みたい…。そんな心地よさを味あわせてくれるラブコメ漫画です。

まとめ

以上、田村結衣さんの漫画「矢野くんの普通の日々」の感想・レビューでした。矢野くんと清子の、微笑ましくも笑える奇妙な関係性が良い雰囲気で、読んでる方も気づくとつい微笑んでしまいます。

その空気感を作り出しているのが作者・田村結衣さんの作画なのですが、これがまた非常に魅力的。コロコロと変化するキャラクターたちの、美麗さの中にも柔らかさが漂う表情に、ついつい視線を惹きつけられます。

思わず笑ってしまうストーリーとともに、何かと頬を赤らめる清子と、何かと血で顔を赤く染める矢野くん、二人の表情を楽しんでみてください。

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