SF漫画『宇宙検閲官』―侵略者から未来を守れ!スタイリッシュ・メカ・アクション

「地表への隕石の落下」が当たり前になった2019年。奇妙な青年に命を救われた陸上少女は、彼に告げられる。「君は明日死ぬ」

貞松龍壱さんの『宇宙検閲官』。本格的なメカ描写と個性豊かなキャラクターが魅力のSF漫画です。連載はLINEマンガで、2022年6月現在コミックスが3巻まで刊行中。

『宇宙検閲官』感想・レビュー

あらすじ

2019年、頻繁に落下する隕石に人々が慣れきった日常。元・陸上部の高校2年生・牧野マキは、ランニング中に隕石落下に巻き込まれたところを、サングラスの青年に助けられる。

その後、自分のお守りが青年のものと入れ替わっていることに気づいたマキ。夜、お守りを探しに隕石落下地点に向かうと、激しく損壊された遺体に遭遇。さらに不審者に追い回される。

その彼女の前に現れたのは、ナイフを持った青年。彼が犯人なのか?

そこに現れる巨大なタコ足状の怪物!「真犯人」を倒すため、黒の戦闘服を身に着けた青年。巨大メカ「百人隊長(センチュリオン)」を呼び出し怪物に戦いを挑む!

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「宇宙検疫官」とは?

かくして漫画『宇宙検閲官』では、謎の「侵略者」と戦う「宇宙検閲官」と、訳のわからぬまま巻き込まれていく少女・マキの姿が描かれていきます。

その宇宙検閲官の一人で「ロジャー・ペンローズ」と名乗る青年。その目的は「時空を超えて活動し、滅亡する運命の世界を救う」こと。

かつて「侵略者」と呼ばれる怪物たち(隕石とも関係あり)に滅ぼされた世界。その先の未来から「オラクル(預言者)」の指令を受け、マキのいる現代で侵略者と戦いを繰り広げていきます。

しかし彼らの干渉により、マキの未来に「悪い変化」が発生。そのためロジャーはマキの運命を変えつつ侵略者を撃滅していく、というのが物語の骨子。

ちなみに「ロジャー・ペンローズ」「宇宙検閲官」という名称は、イギリスの数理物理学者R.ペンローズが唱えた実在の理論「宇宙検閲官仮説」が元ネタ。

宇宙検閲官仮説(うちゅうけんえつかんかせつ)または、宇宙検閲仮説(うちゅうけんえつかせつ、cosmic censorship hypothesis)とは、一般相対性理論研究に登場する概念で、時空に裸の特異点が自然に発生することはないだろう、というロジャー・ペンローズが提唱した予想である。(Wikipediaより)

詳しく解説…するのは難しいので(笑)、興味のある方は下記リンクなどをご参照ください。

オタク心を刺激するメカ・SF要素

そんな宇宙検閲官のひとり・ロジャー。映画『マトリックス』風のコスチュームに身を包んだ彼が、「侵略者」への対抗兵器として用いるのは「絶対兵器」。人類のあらゆる兵器をはねのける怪物を倒すために、強固な防御力と破壊力を持つ人類の切り札。

ロジャーが声をかければ、時空を超えて現れる巨大なロボット兵器。侵略者の中でも強力な「騎兵級」と互角以上に渡り合う、その戦闘シーンが大迫力!ロボットアニメを彷彿とさせる、緻密でリアルなメカ描写も魅力的

そして1巻中盤以降は、ロジャー以外の宇宙検閲官も多数登場。「百人隊長(センチュリオン)」以外にも、「忘却(オブリビオン)」「戦乙女(ワルキューレ)」といったオタク心を刺激する(笑)ネーミング&デザインのメカが活躍。こういうの、好きな人は大好きなヤツです。

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マキの「不幸っぷり」が面白すぎる

そんな宇宙検閲官たち、イケメン・美女ぞろいで非常にスタイリッシュ!で、メカに負けず劣らずのカッコよさ。地球の未来を変えるために、マキを守りながら侵略者をぶちのめす!

…のが『宇宙検閲官』の面白さの基本線であることは間違いないのですが、読んでいて何より面白みを感じるのは、主人公の少女・マキのコミカルさ。彼女がトラブルに巻き込まれあたふたする「不幸っぷり」に、ついつい笑ってしまう!

いきなり「君は明日死ぬ」とか、「侵略者を倒すための囮になってくれ」とか言われ、状況を把握するまもなく危険な目に遭い、事が終われば放置プレイ気味な彼女が、実に不憫w。

また宇宙検閲官たちはオサレでスカした野郎ばかりなのですが、その中でビクビク怯えている彼女。対比的に「一人だけ表情豊かで浮いている」状況になっていて、なんだかシュール。その様子に得も言われぬおかしみが。

ストーリーはハードなSFアクションなのですが、マキという存在によって全体的に不思議なコミカル感が漂っている『宇宙検閲官』。読むときっと、いろんな意味でニヤニヤしてしまうでしょう。

ちなみにマキは物語の随所でヒロインらしからぬ醜態をさらすのですが、それは読んでのお楽しみ。漫画で本気の○○は久しぶりに見たよ…

『宇宙検閲官』まとめ

以上、貞松龍壱さんの漫画『宇宙検閲官』の感想・レビューでした。

最後、何について書いているのか分からなくなってしまいましたが(笑)、格好いいキャラクターとデザインセンスあふれるメカ、そしてコメディ要素がいい感じで融合したSF漫画、今後も注目の一作です。

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