SFコメディ漫画「宇宙人ムームー」―地球の家電知識で文明復興ニャ!

引っ込み思案な女子大生の家に住み着いたネコ。その正体は、崩壊した母星の文明を復興するために、地球の科学(※家電)を学びに来た宇宙人だった!

しかしそいつは存外ポンコツで…?

大学の新一年生となった主人公と宇宙ネコ、二人のコミカルな家電ライフがキャンパスを中心に描かれる、宮下裕樹さんのSFコメディ漫画「宇宙人ムームー」あらすじ紹介&感想です。2021年2月現在、既刊2巻が刊行で以下続刊。

「宇宙人ムームー」感想

あらすじ

地方出身、ちょっとコミュ障な大学一年生・桜子の同居人は、ネコ型宇宙人のムームー。彼の宇宙船がアパートに突き刺さって以来、同居するように(宇宙船は光学技術で隠蔽)。

ムームーの目的は、大戦により失われた超文明を復興すること。が、技術者や知識人がほぼいなくなってしまい、残ったのはバカばかり(ムームー含め)。そのため、比較的文明レベルの低い地球で理解可能な技術を学び直し中。

手始めに桜子の部屋にある電子レンジや掃除機など、家電を手当り次第に分解するムームー。しかし現在コロニーに住む同胞たちに残された時間はあと一年(技術的な問題で)。期限が過ぎれば、地球侵略が開始される!果たしてムームーは技術を習得しできるのか?そして地球の危機は防がれるのか?

本格的過ぎる家電知識が面白い

ジャンルとしてはSFコメディに該当するであろう「宇宙人ムームー」。ですが中心的に描かれるのは「家電うんちく」。桜子の部屋の家電をムームーが「サーチアンドデストロイ!」と分解しまくる過程で、家電知識が披露されていきます。

電子レンジはどうやって食べ物を温めるのか?紙パック式掃除機とサイクロン式掃除機の違いは?冷蔵庫がものを冷やす仕組みなど、「知っているようで意外と知らない家電知識」が、予想外の本格さで描かれます

また各話の終わりには家電ライター・藤山哲人氏の家電コラムも掲載。これが「そんな本格的にやらんでも」というぐらいの文章量なのですが、なかなか読ませる内容。本編で、コラムで、ムームーと一緒に家電知識が増えていきます(笑)。

笑いと可愛さにあふれた猫コメディ

家電知識が―と書くと堅苦しい印象を受けるかもしれませんが、基本コメディな「宇宙人ムームー」。もちろん笑いどころが満載

ムームーは高度な文明を持つ宇宙人の一人ですが、彼自身は至って普通。むしろちょっとおバカ。地球の文化に対する無理解もあいまって、ついつい自爆的な行動を取ってしまいます(冷蔵庫の調査中に閉じ込められて死にそうになったりw)。

そしてその外見は、猫。習性や仕草は猫そのものなのに、真面目な顔して家電に異様な執着を見せる様に、思わず笑いがこぼれます。ちなみに桜子の前以外では完全に「猫のフリ」をしているのですが、それが予想外にカワイイ(笑)。作者さん、猫描写がとてもウマイです。

変人先輩と送る愉快なキャンパスライフ

桜子の持つ家電を壊しまくるムームーですが、それでは生活が成り立たない。そこで目にしたのが、「白物家電 無料でひきとります」という学生向けの告知。分解した家電を持ち込んだその場所は、その名も「人類再生研究会」(という名の大学サークル)。

電気オンチな桜子ですが、家電の再生に異常な執着を燃やす会長・天空橋に興味を持ったムームーにより、人類再生研究会へ入会することに。そこには憧れの同級生男子もいたりするのですが、それは置いといて。

1巻中盤より、大学内での家電再生事案が増えるのですが、この天空橋会長がめちゃくちゃ面白い!

並外れて高い技術と知識を持つが、目的を達するためには手段を選ばない家電バカ。そんな変人会長と変な宇宙人が揃って、トラブルが起こらないワケがない!毎回展開されるおかしなキャンパスライフに、爆笑必至です。

まとめ

以上、宮下裕樹さんのSFコメディ漫画「宇宙人ムームー」の感想でした。えー、あんまり主人公のこと書いてないですね。いや、自己主張が苦手な桜子さん、方言がとってもステキな女子なんですよ(笑)。

でも天空橋先輩がどうしても目立ってしまう!本作。見どころは先輩とミス・キャンパスとの恋路。一見不釣り合いで接点のない二人がニアミスして意外な展開が?ムームーの地球侵略よりも気になります(何の紹介をしているのかわからなくなってきた)。

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