読めばついついニヤニヤしてしまう、笑えるコメディ漫画・ギャグ漫画のまとめです。
大人が読んでも面白い!笑える作品を集めました。
コメディ・ギャグ漫画リスト
女の園の星
和山やまさんの『女の園の星』。2024年11月現在、1~4巻が刊行中。
無表情で物静か、やや変わった感覚を持つ男性教師・星先生(30代)が、女の園「女子校」を舞台に、女子生徒や同僚教師たちとシュールな会話劇を繰り広げるコメディ漫画。
日常のささいな出来事や何気ない会話、そんな「どうでもいいこと」が、星先生や生徒たちというフィルターを通してこねくりまわされるうちに、不思議と心に残るものになっていき、思わず笑ってしまう。そんな独特な雰囲気がクセになる漫画です。
カラオケ行こ!
同じく和山やまさんの『カラオケ行こ!』全1巻。
組のカラオケ大会のために歌唱力を鍛えたいヤクザと、彼に強引にコーチを頼まれた合唱部男子。二人がカラオケ店で奇妙な交流を行う様が、1巻まるまる使って描かれていきます。
特筆すべきは、ヤクザ・狂児の異様な人たらしっぷり。妖しい笑顔についつい引き込まれてしまいます。そんな二人の変わったカラオケレッスンを楽しんでいると、物語は予想外の方向へ…?笑いと満足感のあるコメディ・ストーリーです。
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それでも町は廻っている
石黒正数さんの『それでも町は廻っている』全16巻。
ちょっとおバカだけど鋭い感性を持つ女子高生・歩鳥を中心に、町で起こる愉快な出来事を描く日常系コメディ漫画。
彼女たちの何気ない日々だけではなく、SF・サスペンス・オカルトなど多彩な話が登場。飽きない面白さがあります。また劇中に織り込まれる「あるある」な出来事に、不思議な共感覚を呼び起こされるのも面白み。笑いとともに、予想外の深みを感じる漫画です。
じけんじゃけん!
安田剛助さんの『じけんじゃけん!』全7巻完結。
超絶美人で頭脳明晰、運動神経抜群だけどちょっとポンコツなミス研部長・白銀百合子。彼女と残念イケメンな後輩・戸入くんを中心に繰り広げられる、日常コメディ。
学生のゆるい日常を描くコメディ漫画は多数ありますが、そこにミステリー風味(ちょっとおバカな)が足されているのが、独特のおもしろさ。そして笑いの中に練り込まれている、登場人物たちの優しさにほっこり。笑って、朗らかな気持ちになる一作。
数字であそぼ。
絹田村子さんの『数字であそぼ。』。既刊1~12巻(2024年11月現在)で以下続刊。
卓越した記憶力により難関大学に合格するも、「考える力」が弱いために数学でつまずき、2留してしまった主人公。一念発起し学校へ、友人も得て、再び学びの道を歩き出すが…?
数学の理解が困難な主人公が、「数学ができる」友人たちの中で悪戦苦闘する様子に、悲哀と笑いを感じる物語。エピソードのそこかしこに、数学知識がわかりやすく織り込まれているのも面白み。個性豊かな理系学生たちが繰り広げる、愉快な?キャンパス・コメディです。
サイコろまんちか
小出もと貴さんの『サイコろまんちか』全3巻。
心理学知識が豊富なのに、対人スキルが全くない女子高生・伊東。彼女が同級生らと共に立ち上げた心理学研究部で、学生たちの困り事を心理学でおもしろおかしく解決していく、という心理学コメディ。
ライトな変態ぶりを発揮する、こじらせ系女子の伊東。しかしその心理学知識は予想外に本格的。専門的な理論を用い、周囲の人間を言いくるめていく様が笑いを生み出すのですが、読むとなんだか賢くなったような気になるから不思議。
父とヒゲゴリラと私
小池定路さんの『父とヒゲゴリラと私』全7巻。
妻を亡くし娘と二人暮らしの会社員。そこに同居することになった弟、通称「ヒゲゴリラ」。三人のほのぼの日常を描く4コマ漫画です。
絵柄の可愛さとほのぼの日常の描写がマッチ。ギャグも安定して笑える作品。しかしコメディ要素だけではなく、4コマ漫画の枠を超えたドラマ性・恋愛要素もあるのが本作の魅力。兄弟それぞれの恋模様は、続きが気になって仕方がなくなる中毒性が。笑って胸キュンなホームコメディです。
うたかたダイアログ
稲井カオルさんの『うたかたダイアログ』全3巻完結。
ドラッグストアでバイトする高校生、片野くんと宇多川さんのゆるい掛け合い90%+ほのかなラブ10%で構成されるラブコメ漫画。
ライトヤンキー・片野くんの非常識を、常識人・宇多川さんがつっこむ…だけではなく、実は宇多川さんもかなりの天然ボケ、というところにおかしみが。絶妙な会話センスが産む絶え間ない笑い…からの!胸がキュンキュンする展開もGood!全3巻でキレイにまとまったラブコメです。
推しが武道館いってくれたら死ぬ
平尾アウリさんの『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。
岡山のマイナーアイドルグループ「ChamJam」の最下位メンバー・舞菜と、彼女を激烈に愛する女性ドルオタ・えりぴよ。二人の交流とすれ違いを、アイドルオタクのあるあるネタに絡めて描きます。
一般人にはわかりにくい部分もあるアイドル文化を、特に説明もせず展開。そこから生まれるシュール空気に、なんとも言えないおかしみが。「これ、男だったらヤバくね?」というぐらいの、えりぴよのぶっ飛んだ思考に苦笑いw。
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん
服部昇大さんの『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』。
映画が大好きだけど、知ってるのは邦画だけ(しかもマニアック)という映子さん。彼女と洋画に詳しい映研部長が織りなす、知識のすれ違いコメディ。
パロディが高じて『日ペンの美子ちゃん』の作者にもなった服部昇大さん。その少女漫画テイストそのもののおかしさも加算され、実に妙なことになっている漫画。偏った感性を持つ映子さんのキャラクターが、映画への愛と狂気、そして笑いを加速させます。
ハルロック
女子大生・ハルが幼なじみの男子らと協力し、得意の電子工作と奇想天外なアイデアで日常の困りごとを解決していく、ゆるゆる理系コメディ。西餅さんの『ハルロック』全4巻。
両親もその将来を心配せずにはいられない、独特の感性を持つハル。しかし電子工作に対する情熱は、物語後半で意外な方向に開花して?ゆるい笑いに腹を抱えながらも、予想外に読ませる展開を見せる『ハルロック』。これから社会へと旅立つ学生さんに特にオススメしたい。
NKJK
吉沢緑時さんの『NKJK』全2巻。
病に倒れた幼馴染み。その回復力を高めるために必要なのは「笑い」。お笑いに疎い女子高生が、しかし親友のためにギャグを研究し、体を張って友人を笑顔にさせてゆく、という物語。
ダチョウ倶楽部やヒロシといった芸人の定番ネタから、CMのモノマネやオリジナルのネタを、必死に演じるマジメな女子高生。その痛々しさに笑いがこみ上げるのですが、しかしその根底にあるのは、友人を大切に想う気持ち。笑いながらも涙が出てくる、異色のコメディ漫画です。
さんさん録
こうの史代さんの『さんさん録』全2巻。
妻に先立たれ、息子家族との同居を始めた初老の男性・参平は、働きに出る嫁の代わりに家事をすることに。その助けとなるのは、亡き妻の遺した記録「さんさん録」―という日常コメディ。
こうの史代作品らしい、ほんわかした笑いに包まれたほのぼの感が心地よい。参平とちょっと可愛げの無い(?)孫のやり取りに、思わず笑みがこぼれます。しかし笑いだけではなく、予想外に描かれる参平のラブ・ロマンス。笑いと恋、両方でニラニラしてしまう、意外性のあるコメディ漫画。
ゆとりの町長
4コマ漫画の名手・小坂俊史さん描く『ゆとりの町長』全1巻。
都会から田舎町に出戻った女性が、成り行きで町長選に立候補。参謀となった同級生と二人三脚で、3期無投票当選の現職町長に戦いを挑む、というゆるい選挙コメディ。
地方の片隅のゆるい選挙。そこに意図せず殴り込みをかけてしまった主人公。絶妙のボケとツッコミで展開される選挙運動が面白い。が、終盤は果たして当選するや否や?が気になる不思議な展開に。全1巻のコメディ漫画として、シンプルなおもしろさを持つ作品です。
決してマネしないでください。
蛇蔵さんの『決してマネしないでください。』全3巻。
女性に対するアプローチがまるでわからない、バリバリの理系学生くん。そんな彼が学食のお姉さんに恋をして告白するも、当然のように撃沈。そこで教授や仲間たちの力を借りて、まずは仲良くなろうと一緒に実験!果たして恋は成就するか?というコメディ。
「スタントマンはなぜ炎にまかれても平気なのか?」「切れた蛍光灯を灯すにはどうすればいいのか?」などの気になる疑問を、科学的知識や歴史的な偉人の業績を絡めながらマジメに解説。しかし固くなりすぎに笑い、そして恋を絡める展開が絶妙。笑ってためになる理系コメディです。
まとめ
以上、笑えるコメディ漫画・ギャグ漫画から、おすすめ作品のまとめでした。また新しいコメディ漫画を読んだら、随時追記します。
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