読んで”おいしい!” おすすめのグルメ漫画・料理漫画まとめ

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料理・グルメがメインの漫画、ストーリーに料理が組み込まれている漫画、グルメ系のコミックエッセイなど、読んでいると「面白さ」だけでなく「おいしさ」を感じてくる、そんなオススメの料理漫画・グルメ漫画まとめです。

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グルメ漫画・料理漫画リスト

あたりのキッチン!

白乃雪さんのグルメ漫画「あたりのキッチン!」全4巻。超絶コミュニケーション下手だけど、料理に関する記憶・分析力が半端ない女子大生・辺清美。街の定食屋でバイトをはじめた彼女が、定食屋の親子や街の人々と交流し、成長していく姿が描かれます。

「あたりのキッチン!」がスゴイのは、料理を「コミュニケーションの道具」として活かしているところ。単においしい料理というだけでなく、そこから産まれる人間関係をきっちり描いているところに、その魅力があります。

出てくる料理も庶民的なものばかりで、すぐに真似のできるポイントがあるのも嬉しいところ。キャラクター・物語・料理と、パランスの良いおもしろさがあります。超おすすめ。

半助喰物帖

原作・草香去来さん、漫画・灯まりもさんの「半助喰物帖」。2020年現在4巻まで刊行、以下続巻。幕末からタイムスリップした食い道楽の侍が、助けてもらった恩義にOLの家で「台所番」に。現代の文化を学びながら彼女のために料理を奮う、というちょっと変わったグルメ漫画。

過去から来た料理人ということで、メニューの中心は和食。それがとても温かみを感じるもので、思わずほっこり。料理を作る描写も丁寧で、自分で作る時の参考にもなりそう。半助が「現代の料理」を学ぶ中で、読者も料理文化の歴史・進化を知ることができる、という趣向もおもしろい。

…ま、そんな難しいことを考えなくても、二人が囲む美味しさあふれる食卓を見ているだけで、読み手も不思議と笑顔になってくるような、良い雰囲気が魅力。ちょんまげ姿+エプロンで台所に立つ侍の活躍をご堪能あれ。

寿エンパイア

せきやてつじさんの寿司漫画「寿エンパイア」。2020年現在3巻まで刊行、以下続巻。独学で腕を磨いたハワイ生まれの寿司ボーイが、寿司職人だった亡き母親が働いていた日本の高級寿司店で修行、そこで成長していくという本格寿司ストーリー。

老舗の巨大寿司店が舞台ということで、そこには想像以上のドロドロが。跡継ぎ問題や先輩職人の過酷なイジメなど、スポ根ならぬ「寿司根」が展開。作者らしい渾身のドラマが展開されるのですが、これがめっぽう面白い。「母親の謎」も絡み、読ませる展開の連続。

その中で目を引くのは、寿司にひたむきな主人公の真っ直ぐさと、美味しそうな寿司の数々。影の部分が多いほど光が輝く、そのドラマ性に惹きつけられます。

はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~

世界の食文化を研究している隣人・珠子(たまこ)が独身OL・愛子にふるまってくれたのは、見たこともないワールドワイドな料理。そこから「食べることの楽しみ」を思い出した愛子と奇妙な隣人との、はらペコライフが始まった―。

五郎丸えみさんの「はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~」全4巻。たまこと愛子が世界の料理を味わう、楽しい食卓が描かれます。登場する料理は若干素材が特殊なものもあり、再現するにはややハードルが高いかも?しかし、いずれも魅力的なものばかり。

五郎丸えみさん描く、カラッとしたキャラクターの笑顔も心地よく、読んでいくうちに不思議と読み手も笑顔になってくる、明るいグルメ漫画です。

水曜日のトリップランチ

たじまことさんの「水曜日のトリップランチ」全3巻。

美人でキュートだけどちょっとズボラな女性博士・とわさんと、彼女をサポート(主に食事)する企業の秘書課勤務・岸田くん。二人が繰り広げるハッピーなランチの数々が描かれます。

たじまことさんのポップな絵柄で綴られる、キャラクターの笑顔がとにかくイイ!読んでいると、ご飯をパクつくとわさんと岸田くんの、幸せそうな表情につられて思わずニヤニヤ。

当初は恋愛感情をお互いもっていない二人ですが、同じ時を過ごすうちに、互いのことが少しずつ気になってきて?といった恋愛要素も。おいしそうなご飯と笑顔のオンパレードで、気持ちさわやか、お腹ペコペコになるグルメ漫画です。オススメ。

どこかでだれかも食べている

オノ・ナツメさんの「どこかでだれかも食べている」全1巻。

母子で食べたプリン・ヨーグルト、お惣菜屋さんの作りたてのカボチャ煮、実家で食べたロールキャベツなど、気づかないほど生活に密着した「食」をやわらかに描くショート・ショート21皿

読むと、「あ、自分にもこんなシーンがあったな」とちょっと懐かしくなったり、家族や友人・同僚など自分とは違う食の見方に気づいたり。

決しておしつけがましくなく、だけど不思議と心に残る、そんな食べ物ドラマの数々。オノ・ナツメさんのスタイリッシュな絵柄とやさしい雰囲気が、グルメと絶妙にマッチしていてほっこり。

アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~

杉本亜未さんの「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」。電子書籍全4巻+αと、「完全版」全3巻が刊行されています。

スイーツをこよなく愛する男女。伝説にして無冠の帝王であるシェフに依頼し、さびれた商店街の復興を目指そうとする。しかしそのシェフは自他ともに認める天才でありながら、やや性格に難があり…?

ちょっとコメディチックなストーリーを持つ「アマイタマシイ」。シェフ・熊谷周作のキャラクターがおもしろすぎる!偏屈にして武闘派、なぜか命を狙われていると言うが、スイーツづくりの腕はピカイチ。

そんな彼が仲間たちとともに、スイーツづくりで街を明るくしていく様。杉本亜未さんの絶妙のストーリーテリングに引き込まれます。笑いとともに、口の中に甘みが広がるようなスイーツ漫画

であいもん

浅野りんさんの「であいもん」。2020年現在9巻まで刊行、以下続刊。

東京でロックバンドをしていた和(なごむ)は、和菓子屋を営む京都の実家に出戻り、職人修業をすることに。そこで出会ったのはとある事情で居候中、跡継ぎ志望の小学生・一果(いつか)

父親的ポジションから、フレンドリーに一果に接しようとする和。だが彼女は頑なな姿勢を崩さず。そんな二人の心を和菓子が結びつけていくーという和スイーツ物語。

テンポの良い笑いとしっかりした人情ドラマが魅力の「であいもん」。そして登場する京の和菓子が、想像以上に本格的。3巻登場の「柚子羊羹」、食べたいわぁ…。漫画を読んでほっこりしたあと、気づくと甘味が欲しくなっている。良い雰囲気を持つ漫画です。

いのまま

オカヤイヅミさんの「いのまま」全1巻。一人暮らしで漫画・イラストの仕事を生業とするオカヤイヅミさん本人が、「居のまま」「胃のまま」に料理を食べるさまをつづる、エッセイ的グルメコミック。

時に一人で、時に気心のしれた友人たちと、オカヤイヅミさんがありのまま、自然体で作る料理の数々。

あんかけ焼きそば、ホットケーキ、トースト、そうめんなど、気取らないものばかりで、それだけにちょっと作って胃の中におさめてみたくなる。タイトル通りのライトなグルメ漫画。手軽に作れる料理の数々も魅力

いそあそび

佐藤宏海さんの「いそあそび」。全3巻。厳密に言うとグルメ・料理漫画ジャンルとは微妙に違うのですが、本まとめで取り上げたのは、登場する磯のグルメが本当においしそうだから!

さびれた海辺の町で一人暮らしをする、没落した大企業の娘・セト。が、どうやって生活をしたら良いかわからない。そんな彼女が気になって、「海のおいしい食べ物を一緒に食べよう!」と約束する、町の少年・六郎。田舎の海辺で描かれる、二人の友情(?)物語

二人が食べるのは貝や海藻や小魚など。ホントに地味なんですが(笑)、なんだか不思議と磯の香りが漂って来るような魅力があります。

放課後ていぼう日誌

小坂泰之さんの「放課後ていぼう日誌」。2020年現在、既刊6巻で以下続刊。

都会から海辺の町に越してきた新・高校一年生の女の子が、釣りをメインに活動する「ていぼう部」に入部。慣れない海の生き物に戸惑いながらも、アウトドア・ライフを体験していく、という物語。

上で紹介した「いそあそび」と同じく、海辺中心の話。ですがこちらは部活動(いちおう)がメイン。様々なスタイルの釣りを実践。その後に待っているのは、もちろん釣果をさばいた海のごちそう

純粋なグルメ・料理漫画ではありませんが、海の幸の魅力は一見の価値あり。漫画としてもさわやかさが溢れ、読んでいて気持ちの良い作品です。

ながたんと青と-いちかの料理帖-

磯谷友紀さんの料理漫画「ながたんと青と-いちかの料理帖-」。2020年現在、既刊5巻で以下続刊。

終戦から数年後の京都を舞台に、料理人として働く老舗料亭の34歳未亡人と、大手ホテルの19歳次男坊が、落ち目の料亭を復活するために政略結婚する、という物語。

二人の逆・年の差婚の行方がドラマティックな内容で気になるのですが、丁寧に描かれる料理描写も本作の魅力。鱧(ハモ)が嫌いな大阪人である夫に、持ち前の料理力と負けん気で作った鱧料理を作り、ウマイを引き出そうとする妻。迫力ある(笑)。

料亭再建の前に立ちふさがる様々な難題と、それに向かい合う主人公たち、そしてその節目節目で描かれる丹精な料理など、見どころ多し。物語と料理、どちらも充実のグルメ・ドラマ・ストーリーです。

ぴりふわつーん

青木幸子さんの「ぴりふわつーん」全4巻。ぴり・ふわ・つーん、というタイトルにあるように、「スパイス」をメインに描くグルメ漫画です。

主人公は香辛料会社に勤める、自称「香辛料(スパイス)の魔術師」柚子原香(ゆずはら・かおり)。彼女がそのスパイスの知識を駆使して、人々の困りごとや仕事の難題を解決していく、というのが物語の基本線。

とにかく主人公・香のキャラクターが魅力的。あっけらかんと明るく、いついかなる時でも笑顔を絶やさない。前向きな姿勢に、読んでいるだけで元気づけられます。

そして登場する料理は、いずれも香辛料を絡めた、食欲をそそるもの。鼻腔を刺激するおなじみのスパイスはもちろん、「これもスパイスなの?」という意外な驚きを与えてくれる食材もあり、登場する料理に飽きがきません。香辛料の魔力が詰まったグルメ漫画です。

放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる

漫画家・イラストレーターである谷口菜津子さんによる料理コミック「放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる」。ストーリー漫画ではありませんが、全編ほぼ漫画で描かれています。もちろん料理写真もレシピもあり。

紹介されている料理は「放置料理」。これは時短料理ではなく、ものによってはそれなりに手間暇のかかるもの。しかしわかりやすいレシピとテクニックいらずの調理法で、放置することによって料理の旨味を引き出すもの。その放置料理が実においしそうで、胃を刺激。

また谷口菜津子さんのコメディタッチの漫画が、本当に面白い!ストーリー漫画も描かれているその手腕はさすが。シンプルにコミックとして楽しめる、グルメ&料理漫画です

ラーメン食いてぇ!

林明輝さんの「ラーメン食いてぇ!」上下巻完結。実写映画化もされました

ウイグル自治区で遭難した料理研究家。妻を亡くし生きることを諦めた老ラーメン屋。友人の裏切りにあい、若い命を絶とうとするその孫の女子高生。三人の絶望者たちがラーメンで結びつき、ラーメンを通して奇跡を見る、という物語。

淡々とした絵柄の中に、ラーメンの関する情熱、盛り上がりがこれでもか!と詰まったラーメン・ストーリー。そのラーメンに対する半端ない気持ちの入れ方が圧巻。祖父が孫にラーメン作りの手ほどきをするシーン、奥深さを感じます。読み終わると必ずラーメンが食べたくなる漫画。

しょうゆさしの食いしん本

「盆の国」などを描かれているスケラッコさんのグルメ漫画「しょうゆさしの食いしん本」。「しょうゆさし」とは、スケラッコさんの自画像から来ています。

京都在住のスケラッコさんが、日常で食べる食事。そしてそれにちょっとしたアイデアをプラスして、お腹を満たしていく。そんな様子が、コミカルな漫画で綴られています。これはお腹すくわ…!出てくる料理も身近なものばかりで、ものすごく親近感があります

同じ関西人としては、第4話「関西、だしのおうどん」に、ものすごく共感。あ、うどん食べたなってきた…。

謎のあの店

松本英子さんの「謎のあの店」。全3巻で完結済み。

よくありますよね。街を歩いていると、「あれは何の店なんだろう…?」という謎の店が。「謎のあの店」では、作者の松本英子さんがそんな「心の片隅に残っている不思議なお店」に突撃取材。「あの店」の真実を伝えてくれる、実録レポ漫画です。

「あのケーキ屋」「あのレストラン」「あのガード下の居酒屋」「あの小料理屋」「あのラーメン屋」。各話のタイトルを見ると、「ああ、自分の周りにもそんな店あるな」と思う方もいるでしょう。

そんな店の様子を、つぶさに伝えてくれる松本英子さん。時に本人目線で描かれるお店の様子は、ヴァーチャル感が半端ない。自分が体験しているかのように錯覚します。

厳密に言うと、「謎のあの店」で登場するのは飲食店だけではありません。が、登場するお店はどれも味わい深いものばかり。この臨場感をぜひ体験してみてください。

おいしいロシア

シベリカ子さんのエッセイ・コミック「おいしいロシア」全1巻。

ロシア人男性と結婚したシベリカ子さん。夫に誘われて、1年間だけサンクトペテルブルクに住むことに。最初は「おそロシア」と思っていましたが、ロシアの食文化を中心に、徐々に馴染んでくる。その様子がフルカラーで描かれます。

朴訥・ほんわかとしたイラストで紹介される、ロシア料理の数々。「ボルシチ」「ビースストロガノフ」といった、日本人にも馴染み深い料理から、「ガルプツィ」「スメタナ」「ブリヌイ」などの耳慣れない料理まで。

そのどれもがおいしそう、と同時に実に興味深いもの。レシピ付きで、読んでいるうちにロシアの食文化が身近に感じられてくる、グルメ・エッセイ漫画です。

ところで紹介された料理の一つに、「毛皮を着たニシン」というものがあるのですが、これは果たしてどんな料理でしょうか?詳しくはぜひ本編で。

まとめ

以上、ストーリー漫画からエッセイ・コミックまで、「読んで”おいしい!” おすすめのグルメ漫画・料理漫画まとめ」でした。お腹をすかせて読むと、さらに楽しめること請け合いです。

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