おすすめ料理・グルメ漫画まとめ―読むと作りたくなる食べたくなる!

おもしろい料理漫画・グルメ漫画というのは、漫画としてのおもしろさもさることながら、登場する料理を作ったり、食べたくなってくる。そんな気持ちが高まる漫画なのでは。

というわけで、思わず食欲が湧いてくる、おすすめの料理・グルメ漫画まとめです。

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あたりのキッチン!

あたりのキッチン!(1) (アフタヌーンコミックス)白乃雪:講談社

白乃雪さんの「あたりのキッチン!」全4巻。レシピあり。

超絶コミュニケーション下手だけど、料理に関する記憶・分析力が半端ない女子大生・辺清美。街の定食屋でバイトをはじめた彼女が、定食屋の親子や街の人々と交流し、成長していく姿が描かれます。

白乃雪「あたりのキッチン!」
[白乃雪 著 講談社「あたりのキッチン!」1巻より引用]

「あたりのキッチン!」がスゴイのは、料理を「コミュニケーションの道具」として活かしているところ。単においしい料理というだけでなく、そこから産まれる人間関係をきっちり描いているところに、その魅力があります。

出てくる料理も庶民的なものばかりで、すぐに真似のできるポイントがあるのも嬉しいところ。キャラクター・物語・料理と、パランスの良いおもしろさがあります。超おすすめ。

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はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~

はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~ (マーガレットコミックスDIGITAL)五郎丸えみ:集英社

五郎丸えみさんの「はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~」全4巻。レシピあり。

27歳の独身OL・愛子と、隣の部屋に越してきた同じく27歳の珠子(たまこ)。

世界の食文化を研究している彼女がふるまってくれたのは、見たこともないワールドワイドな料理。「食べることの楽しみ」を思い出した愛子と奇妙な隣人との、はらペコライフが始まった―。

五郎丸えみ「はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~」
[五郎丸えみ 著 集英社「はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~」2巻より引用]

という「はらペコとスパイス~たまこキッチンへようこそ~」。以降、たまこと愛子を中心とした、楽しい食卓が描かれます。登場する料理は若干素材が特殊なものもあり、再現するにはややハードルが高いかも?しかし、いずれも魅力的なものばかり。

五郎丸えみさん描く、カラッとしたキャラクターの笑顔も心地よく、読んでいうちに不思議と読み手も笑顔になってくるグルメ漫画です。

どこかでだれかも食べている

どこかでだれかも食べている (文春e-book)オノ・ナツメ:文藝春秋

オノ・ナツメさんの「どこかでだれかも食べている」全1巻。

母子で食べたプリン・ヨーグルト、お惣菜屋さんの作りたてのカボチャ煮、実家で食べたロールキャベツなど、気づかないほど生活に密着した「食」をやわらかに描くショート・ショート21皿。

オノ・ナツメ「どこかでだれかも食べている」
[オノ・ナツメ 著 文藝春秋「どこかでだれかも食べている」より引用]

読むと、「あ、自分にもこんなシーンがあったな」とちょっと懐かしくなったり、家族や友人・同僚など自分とは違う食の見方に気づいたり。

決しておしつけがましくなく、だけど不思議と心に残る、そんな食べ物ドラマの数々。オノ・ナツメさんのスタイリッシュな絵柄とやさしい雰囲気が、グルメと絶妙にマッチしていてほっこり。

アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~

アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 1杉本亜未:白泉社

杉本亜未さんの「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」。電子書籍は全4巻+α、紙書籍版は新装版が全3巻で刊行。

スイーツをこよなく愛する男女。伝説にして無冠の帝王であるシェフに依頼し、さびれた商店街の復興を目指そうとする。しかしそのシェフは自他ともに認める天才でありながら、やや性格に難があり…?

杉本亜未「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」
[杉本亜未 著 白泉社「アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~」1巻より引用]

ちょっとコメディチックなストーリーを持つ「アマイタマシイ」。シェフ・熊谷周作のキャラクターがおもしろすぎる。偏屈にして武闘派、なぜか命を狙われていると言うが、スイーツづくりの腕はピカイチ。

そんな彼が仲間たちとともに、スイーツづくりで街を明るくしていく様。杉本亜未さんの絶妙のストーリーテリングに引き込まれます。笑いとともに、口の中に甘みが広がるようなスイーツ漫画。

であいもん

であいもん(1) (角川コミックス・エース)浅野りん:KADOKAWA / 角川書店

浅野りんさんの「であいもん」。1~5巻で以下続刊。

東京でロックバンドをしていた和(なごむ)は、和菓子屋を営む京都の実家に出戻り、職人修業をすることに。そこで出会ったのはとある事情で居候中、跡継ぎ志望の小学生・一果(いつか)。

父親的ポジションから、フレンドリーに一果に接しようとする和。だが彼女は頑なな姿勢を崩さず。そんな二人の心を和菓子が結びつけていくーという和スイーツ物語。

浅野りん「であいもん」3巻
[浅野りん 著 KADOKAWA/角川書店「であいもん」3巻より引用]

テンポの良い笑いとしっかりした人情ドラマが魅力の「であいもん」。そして登場する京の和菓子が、想像以上に本格的。3巻登場の「柚子羊羹」、食べたいわぁ…。

漫画を読んでほっこりしたあと、気づくと甘味が欲しくなっている。良い雰囲気を持つ漫画です。

いのまま

いのまま (芳文社コミックス)オカヤイヅミ:芳文社

オカヤイヅミさんの「いのまま」全1巻。

一人暮らしで漫画・イラストの仕事を生業とするオカヤイヅミさん本人が、「居のまま」「胃のまま」に料理を食べるさまをつづる、エッセイ的グルメコミック。

オカヤイヅミ「いのまま」
[オカヤイヅミ 著 芳文社「いのまま」より引用]

時に一人で、時に気心のしれた友人たちと、オカヤイヅミさんがありのまま、自然体で作る料理の数々。

あんかけ焼きそば、ホットケーキ、トースト、そうめんなど、気取らないものばかりで、それだけにちょっと作って胃の中におさめてみたくなる。タイトル通りのライトなグルメ漫画。手軽に作れる料理の数々も魅力。

いそあそび

いそあそび(1) (アフタヌーンコミックス)佐藤宏海:講談社

佐藤宏海さんの「いそあそび」。既刊2巻で以下続刊。

厳密に言うとグルメ・料理漫画ジャンルとは微妙に違うのですが、本まとめで取り上げたのは、登場する磯のグルメが本当においしそうだから!

佐藤宏海「いそあそび」1巻
[佐藤宏海 著 講談社「いそあそび」1巻より引用]

さびれた海辺の町で一人暮らしをする、没落した大企業の娘・セト。が、どうやって生活をしたら良いかわからない。

そんな彼女が気になって、「海のおいしい食べ物を一緒に食べよう!」と約束する、町の少年・六郎。田舎の海辺で描かれる、二人の友情(?)物語。

二人が食べるのは貝や海藻や小魚など。ホントに地味なんですが(笑)、なんだか不思議と磯の香りが漂って来るような魅力があります。

放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)小坂泰之:秋田書店

小坂泰之さんの「放課後ていぼう日誌」。既刊3巻で以下続刊。

都会から海辺の町に越してきた新・高校一年生の女の子が、釣りをメインに活動する「ていぼう部」に入部。慣れない海の生き物に戸惑いながらも、アウトドア・ライフを体験していく、という物語。

小坂泰之「放課後ていぼう日誌」1巻
[小坂泰之 著 秋田書店「放課後ていぼう日誌」1巻より引用]

上で紹介した「いそあそび」と同じく、海辺中心の話。ですがこちらは部活動(いちおう)がメイン。様々なスタイルの釣りを実践。その後に待っているのは、もちろん釣果をさばいた海のごちそう。

純粋なグルメ・料理漫画ではありませんが、海の幸の魅力は一見の価値あり。漫画としてもさわやかさが溢れ、読んでいて気持ちの良い作品です。

ながたんと青と-いちかの料理帖-

ながたんと青と-いちかの料理帖-(1) (Kissコミックス)磯谷友紀:講談社

磯谷友紀さんの「ながたんと青と-いちかの料理帖-」。既刊2巻で以下続刊。

終戦から数年後の京都を舞台に、料理人として働く老舗料亭の34歳未亡人と、大手ホテルの19歳次男坊が、落ち目の料亭を復活するために政略結婚する、という物語。

磯谷友紀「ながたんと青と-いちかの料理帖-」
[磯谷友紀 著 講談社「ながたんと青と-いちかの料理帖-」1巻より引用]

二人の逆・年の差婚の行方がドラマティックな内容で気になるのですが、丁寧に描かれる料理描写も本作の魅力。

鱧(ハモ)が嫌いな大阪人である夫に、持ち前の料理力と負けん気で作った鱧料理を作り、ウマイを引き出そうとする妻。迫力ある(笑)。

しかし料亭再建の前に立ちふさがる、様々な難題に向かい合う主人公たち、その節目節目で描かれる丹精な料理。ドラマとグルメ、どちらも充実の物語。一部レシピも掲載。

ぴりふわつーん

ぴりふわつーん 1巻 (芳文社コミックス)青木幸子:芳文社

青木幸子さんの「ぴりふわつーん」全4巻。ぴり・ふわ・つーん、というタイトルにあるように、「スパイス」をメインに描くグルメ漫画です。

主人公は香辛料会社に勤める、自称「香辛料(スパイス)の魔術師」柚子原香(ゆずはら・かおり)。彼女がそのスパイスの知識を駆使して、人々の困りごとや仕事の難題を解決していく、というのが物語の基本線。

青木幸子「ぴりふわつーん」
[青木幸子 著 芳文社「ぴりふわつーん」1巻より引用]

とにかく主人公・香のキャラクターがいい!あっけらかんと明るく、いついかなる時でも笑顔を絶やさない。前向きな姿勢に、読んでいるだけで元気づけられます。

そして登場する料理は、いずれも香辛料を絡めた、食欲をそそるもの。鼻腔を刺激するおなじみのスパイスはもちろん、「これもスパイスなの?」という意外な驚きを与えてくれる食材もあり、登場する料理に飽きがきません。香辛料の魔力が詰まったグルメ漫画です。

放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる

放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる谷口菜津子:ダイヤモンド社

漫画家・イラストレーターである谷口菜津子さんによる料理コミック「放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる」。

ストーリー漫画ではありませんが、全編ほぼ漫画で描かれています。もちろん料理写真もレシピもあり。


[谷口菜津子/小田真規子 著 ダイヤモンド社「放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる」より引用]

紹介されている料理は「放置料理」。これは時短料理ではなく、ものによってはそれなりに手間暇のかかるもの。しかしわかりやすいレシピとテクニックいらずの調理法で、放置することによって料理の旨味を引き出すもの。その放置料理が実においしそうで、胃を刺激。

また谷口菜津子さんのコメディタッチの漫画が、本当におもしろい!ストーリー漫画も描かれているその手腕はさすが。シンプルにコミックとして楽しめる、グルメ料理本です。

ラーメン食いてぇ!

ラーメン食いてぇ!(上) (モーニングコミックス)林明輝:講談社

林明輝さんの「ラーメン食いてぇ!」上下巻完結。実写映画化もされました。

ウイグル自治区で遭難した料理研究家。妻を亡くし生きることを諦めた老ラーメン屋。友人の裏切りにあい、若い命を絶とうとするその孫の女子高生。

三人の絶望者たちがラーメンで結びつき、ラーメンを通して奇跡を見る、という物語。

林明輝「ラーメン食いてぇ!」上巻
[林明輝 著 講談社「ラーメン食いてぇ!」上巻より引用]

淡々とした絵柄の中に、ラーメンの関する情熱、盛り上がりがこれでもか!と詰まったラーメン・ストーリー。

そのラーメンに対する半端ない気持ちの入れ方が圧巻。祖父が孫にラーメン作りの手ほどきをするシーン、奥深さを感じます。読み終わると必ずラーメンが食べたくなる漫画。

しょうゆさしの食いしん本

しょうゆさしの食いしん本 (芳文社コミックス)スケラッコ:芳文社

「盆の国」などを描かれているスケラッコさんのグルメ漫画「しょうゆさしの食いしん本」。レシピ・作り方など作中で紹介。「しょうゆさし」とは、スケラッコさんの自画像から来ています。

スケラッコ「しょうゆさしの食いしん本」
[スケラッコ 著 芳文社「しょうゆさしの食いしん本」より引用]

京都在住のスケラッコさんが、日常で食べる食事。そしてそれにちょっとしたアイデアをプラスして、お腹を満たしていく。

そんな様子が、コミカルな漫画で綴られています。これはお腹すくわ…!出てくる料理も身近なものばかりで、ものすごく親近感があります。

同じ関西人としては、第4話「関西、だしのおうどん」に、ものすごく共感。あ、うどん食べたなってきた…。

謎のあの店

謎のあの店(1) (Nemuki+コミックス)松本英子:朝日新聞出版

松本英子さんの「謎のあの店」。全3巻で完結済み。

よくありますよね。街を歩いていると、「あれは何の店なんだろう…?」という謎の店が。「謎のあの店」では、作者の松本英子さんがそんな「心の片隅に残っている不思議なお店」に突撃取材。「あの店」の真実を伝えてくれる、実録レポ漫画です。

松本英子「謎のあの店」
[松本英子 著 朝日新聞出版「謎のあの店」1巻より引用]

「あのケーキ屋」「あのレストラン」「あのガード下の居酒屋」「あの小料理屋」「あのラーメン屋」。各話のタイトルを見ると、「ああ、自分の周りにもそんな店あるな」と思う方もいるでしょう。

そんな店の様子を、つぶさに伝えてくれる松本英子さん。時に本人目線で描かれるお店の様子は、ヴァーチャル感が半端ない。自分が体験しているかのように錯覚します。

厳密に言うと、「謎のあの店」で登場するのは飲食店だけではありません。が、登場するお店はどれも味わい深いものばかり。この臨場感をぜひ体験してみてください。

おいしいロシア

おいしいロシア (コミックエッセイの森)シベリカ子:イースト・プレス

シベリカ子さんのエッセイ・コミック「おいしいロシア」全1巻。レシピあり。

ロシア人男性と結婚したシベリカ子さん。夫に誘われて、1年間だけサンクトペテルブルクに住むことに。最初は「おそロシア」と思っていましたが、ロシアの食文化を中心に、徐々に馴染んでくる。その様子がフルカラーで描かれます。

シベリカ子「おいしいロシア」
[シベリカ子 著 イースト・プレス「おいしいロシア」より引用]

朴訥・ほんわかとしたイラストで紹介される、ロシア料理の数々。「ボルシチ」「ビースストロガノフ」といった、日本人にも馴染み深い料理から、「ガルプツィ」「スメタナ」「ブリヌイ」などの耳慣れない料理まで。

そのどれもがおいしそう、と同時に実に興味深いもの。レシピ付きで、読んでいるうちにロシアの食文化が身近に感じられてくる、グルメ・エッセイ漫画です。

ところで紹介された料理の一つに、「毛皮を着たニシン」というものがあるのですが、これは果たしてどんな料理でしょうか?詳しくはぜひ本書で。

まとめ

以上、ストーリー漫画からエッセイ・コミックまで、読むと作りたくなる食べたくなる!おすすめの料理・グルメ漫画でした。お腹をすかせて読むと、さらに楽しめること請け合いです。

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